「名古屋駅の1番線に六厘舎が来るらしい」と聞いて調べ始めると、すぐに引っかかるのが「そもそも1番線ってどこ?」「入場券がいるって本当?」という二つの疑問ではないでしょうか。普段から名古屋駅を使っている人でも、1番線に降りたことがある人はほとんどいません。列車が発着しないホームだからです。
結論から書きます。名古屋駅1番線の六厘舎は改札の内側にある期間限定店で、入店にはJR名古屋駅の入場券(おとな160円)または乗車券が必要です。交通系ICカードで改札を通って入ることはできません。営業期間は2026年9月1日(火)から11月29日(日)までの90日間、営業時間は10:00〜22:00(L.O.21:30)で、つけめん(並)は1,080円から。この4点さえ押さえておけば、行ってから慌てることはありません。
この記事では、入場券の買い方と2時間ルール、改札ごとに違う1番線ホームへの行き方、メニューと価格、支払い方法の落とし穴、そして改札外にある姉妹ブランド「舎鈴」との使い分けまで、公式発表と運営会社のリリースをもとに整理しました。新幹線の待ち時間に立ち寄りたい人も、わざわざ食べに行きたい人も、出発前に読んでおくと動きが変わるはずです。
・入場券おとな160円が必要な理由と、交通系ICが使えない落とし穴
・改札別に整理した1番線ホームへの行き方
・つけめん1,080円からのメニューと、支払いに使える決済手段
・入場券の2時間ルールを踏まえた時間配分と、舎鈴メイチカ店との使い分け
名古屋駅1番線の六厘舎は列車が来ないホームに90日間だけ現れる

使われていない線路の上に約300㎡の客席が並ぶ
名古屋駅1番線は、リニア中央新幹線の工事に伴って列車の発着に使われていない線路とホームです。六厘舎 JR名古屋駅1番線店は、その線路の上に床を張って客席をつくるという、駅ならではの構造になっています。客席面積は線路上に約300㎡、幅約3.6m×長さ約80mという細長い空間に、約60席が並びます。
幅が約3.6mということは、テーブルは基本的に一列に近い配置になります。大人数のグループで長いテーブルを囲むというより、カウンター的に麺と向き合う形をイメージしておくとよいでしょう。荷物の大きなスーツケースを持ち込む場合は、通路をふさがない置き方に気を配りたいところです。
注意したいのは、ここが観光施設ではなくあくまで駅のホーム上という点です。隣の2番線には東海道本線の列車が実際に入ってきます。走行する列車のすぐ横で食事をする形になるため、小さな子ども連れの場合は手をつないだまま移動する、ホーム端に近づかせないといった基本的な注意が必要です。
補足として、この「線路の上を客席にする」という発想は名古屋駅1番線企画の共通フォーマットで、過去の出店でも同じ空間が使われてきました。だからこそ、六厘舎の一杯そのものだけでなく「使われていないホームに上がれる」という体験自体が、この店を訪れる理由になっています。
営業は2026年9月1日から11月29日までの90日間
営業期間は2026年9月1日(火)〜11月29日(日)の90日間で、期間中は無休です。営業時間は10:00〜22:00、ラストオーダーは21:30。ランチだけでなく、夜に名古屋駅へ戻ってきたタイミングでも立ち寄れる時間設定になっています。
期間限定という言葉は使い古されていますが、この企画に関しては文字どおりです。90日を過ぎれば客席は撤去され、1番線は再び人が入れない空間に戻ります。「来月あたり行こう」と考えていると、そのまま終了してしまうタイプの店だと考えておくのが安全です。
よくある勘違いが、「期間中無休=いつ行っても必ず食べられる」と読んでしまうことです。無休なのは店舗であって、麺やスープの在庫までは保証されていません。悪天候や駅設備の都合で運用が変わる可能性もあります。遠方から名古屋駅を目指す場合は、出発前に運営元の告知を一度確認しておくと確実です。
豆知識として、営業時間の10:00スタートは駅ナカのラーメン店としては標準的ですが、つけめん専門店としてはやや早めです。名古屋駅で朝の予定を終えたあと、昼のピークが立ち上がる前に食べ終える、という組み立てが取りやすい時間設定になっています。
六厘舎として東海エリア初の実店舗という位置づけ
六厘舎は2005年4月に東京都品川区大崎で創業した、つけめん専門店です。濃厚スープに極太麺を合わせるスタイルを確立したブランドとして知られ、2006年・2007年には『TOKYO1週間』ラーメン・オブ・ザ・イヤーのつけ麺部門で最優秀賞を受賞しています。運営は株式会社松富士食品で、六厘舎のほか舎鈴・ジャンクガレッジ・次念序・トナリといったブランドを手がけています。
今回のJR名古屋駅1番線店は、六厘舎として東海エリア初の実店舗という位置づけです。これまで東海地方の人が六厘舎の一杯を食べようとすると、東京駅の東京ラーメンストリートや羽田空港などへ足を運ぶ必要がありました。名古屋駅の改札内で食べられること自体が、この出店のニュース性になっています。
注意点として、常設店ではないことは繰り返し確認しておきたいところです。「名古屋に六厘舎ができた」という表現だけが独り歩きすると、期間終了後に訪れて空振りすることになります。恒常的に近い味を求めるなら、後述する姉妹ブランドの舎鈴が選択肢になります。
補足すると、運営元の松富士食品は2026年1月5日付で松屋フーズホールディングスが全株式を取得し、完全子会社化されています。牛めしチェーンでおなじみの企業グループが、つけめんの老舗ブランドを傘下に持っているという構図です。
「JR名古屋駅1番線企画」第8弾としての六厘舎
この店は単発の出店ではなく、名古屋ステーション開発株式会社が2023年から続けている「JR名古屋駅1番線企画」の第8弾にあたります。使われていない1番線を期間限定のグルメスペースとして活用する取り組みで、第1弾は世界の山ちゃん(2023年9月1日〜10月31日)でした。
その後、人類みな麺類、富山ブラック麺家いろは、かき氷&ひんやりスイーツフェア、昔の矢場とん、麺屋台 台湾五之神製作所と続き、2026年秋の第8弾として六厘舎が入ります。ラーメン・つけめん系の出店が多いのは、券売機で完結し回転が読める業態が駅ホームと相性がよいからだと考えられます。
ここで押さえておきたいのが、企画ごとに営業期間の長さがバラバラだという点です。半年近く続いた回もあれば、今回のように90日で終わる回もあります。「前回は長かったから今回もゆっくりでいい」という読み方は当てはまりません。
実は、この企画は名古屋駅の中でも珍しい「入場券を買ってでも行く価値がある改札内スポット」を生み出し続けてきました。駅を通過するだけの場所だった1番線が、期間ごとに違う目的地になる。名古屋駅を日常的に使う人ほど、この入れ替わりを追いかける楽しみ方ができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企画名 | JR名古屋駅1番線企画 2026年秋(第8弾) |
| 営業期間 | 2026年9月1日(火)〜11月29日(日)の90日間・期間中無休 |
| 営業時間 | 10:00〜22:00(L.O.21:30) |
| 席数・広さ | 約60席/線路上に約300㎡(幅約3.6m×長さ約80m) |
| 運営 | 名古屋ステーション開発株式会社(駅側)/株式会社松富士食品(六厘舎) |
| 住所 | 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JR名古屋駅 1番線ホーム(改札内) |
| 営業時間 | 10:00〜22:00(L.O.21:30) |
| 定休日 | 期間中無休(2026年9月1日(火)〜11月29日(日)の90日間限定) |
| アクセス | JR名古屋駅の改札内・2階の在来線ホーム。1番線はリニア工事で使われていない線路で、東海道本線2番線(豊橋方面)と同じホームの片側。中央改札・広小路口(桜通口側)や太閤通口側の在来線改札から入り、1・2番線ホームへ上がる。入店にはJR名古屋駅の入場券(おとな160円)または乗車券が必要 |
| 駐車場 | なし(駅構内) |
| 公式サイト | 公式サイト |
入場券160円を買わないと、そもそも店にたどり着けません
必要なのはJR名古屋駅の入場券か乗車券
この店の最大の注意点は、立地がJR名古屋駅の改札内だということです。運営の案内には「入店には、JR名古屋駅の入場券または乗車券等が必要です」と明記されています。つまり、食事代とは別に改札を通るためのきっぷ代がかかります。
入場券の料金はおとな160円、こども80円です。JR在来線の改札付近にある券売機(きっぷ売り場)で購入できます。券売機のメニューに「入場券」の項目があるので、そこから金額を選んで購入する形になります。
間違えやすいのは、「入場券を買えば列車にも乗れる」と考えてしまうケースです。入場券はホームに入るためだけのきっぷで、列車には乗車できません。また、原則として払戻もできません。買ったら使い切る前提で考えてください。
補足として、これから列車に乗る人、あるいは列車を降りて改札を出る前の人は、手持ちの乗車券で改札内にいるため入場券は不要です。新幹線で名古屋に到着し、在来線に乗り換える前の時間に立ち寄る、という使い方であれば追加のきっぷは発生しません。
交通系ICで改札を通って入ることはできない(失敗パターン1)
ここが最も多い失敗ポイントです。運営の案内には「交通系ICは入場券として利用できません」とはっきり書かれています。TOICAやmanacaを持っていても、それをタッチして改札を通り、店だけ利用して戻る、という使い方は認められていません。
普段からICカードだけで移動している人ほど、「とりあえずタッチして入ればいい」と考えがちです。ところが改札の内側に入る目的が乗車でない場合、必要なのは紙の入場券です。券売機の前で財布に現金がない、という二重の足止めを避けるためにも、名古屋駅に着く前に小銭を用意しておくと安心です。
対策はシンプルで、在来線改札の手前で入場券を買ってから改札を通ること。これだけです。改札を通ってしまってから「入場券が必要だった」と気づくと、係員のいる窓口で対応してもらう手間が発生します。
なお、支払い(会計)の場面では交通系ICが使えます。「入場では使えないが、支払いでは使える」という切り分けが、この店の分かりにくさの正体です。この点は次の章でもう一度整理します。
交通系ICカードは「入場券の代わり」にはなりません。改札を通るには、券売機で入場券(おとな160円・こども80円)を買う必要があります。一方で店内の会計には交通系ICが使えます。混同しやすいので、入場と支払いは別物と覚えておいてください。
入場券の有効時間は発売時刻から2時間
入場券には時間の制限があります。案内には「入場券で改札内に入場いただける時間は、発売時刻から2時間以内です。2時間を超えた場合は、超えた時間に対し2時間ごとに入場料金(おとな160円、こども80円)が必要です」と記載されています。
ポイントは、起点が「改札を通った時刻」ではなく「発売時刻」だということです。券売機で買った瞬間からカウントが始まります。買ってから土産物を見て回り、それから1番線へ向かうと、実際に食事に使える時間はその分だけ短くなります。
混雑して待ち時間が発生した場合、待っている時間も当然2時間の中に含まれます。行列に並んでいる最中に時間が過ぎていく、というのがこの店特有のプレッシャーです。時間配分の考え方は、後半の章で具体的に整理します。
補足すると、2時間を超えてしまった場合でも改札から出られなくなるわけではありません。精算して追加の入場料金を支払えば問題なく出られます。ただ、予定していなかった出費であることに変わりはないので、券売機で買った時刻はスマートフォンにメモしておくと管理しやすくなります。
入場券を買ってから席に着くまでの流れ
初めて行く人向けに、駅に着いてから席に着くまでの動きを順番に整理しておきます。事前に流れを把握しておくと、券売機の前で迷う時間を減らせます。
特に週末や連休は在来線改札まわりが混み合います。入場券の券売機は列車のきっぷを買う人と共用なので、券売機の列そのものに時間を取られることもあります。時間に余裕がない場合は、複数ある券売機コーナーのうち空いている列を素早く選ぶのがコツです。
よくある間違いは、新幹線の改札から入場券で入ろうとすることです。目的地は在来線の1番線ホームなので、入るべきなのは在来線の改札です。新幹線側から入ってしまうと、乗り換え改札を経由する遠回りになります。
補足として、駅係員に「1番線の六厘舎に行きたい」と伝えれば案内してもらえます。期間中は問い合わせが集中する店舗なので、駅側も想定済みです。迷ったら早めに聞くのが、結果的に時間の節約になります。
JR在来線の改札付近にある券売機で入場券(おとな160円・こども80円)を購入する。列車に乗る予定がある人はこの手順は不要。
入場券で在来線改札を通り、2階の在来線ホームへ上がる。目指すのは1・2番線ホーム。
ホーム上の店舗入口近くにある券売機で食券を購入する。支払いは現金か交通系IC。
商品を受け取って着席。食べ終えたら専用棚に食器を返却して退店する。
名古屋駅1番線ホームへの行き方を改札別に整理する

在来線ホームは2階、1番線は2番線と同じホームの片側
名古屋駅の在来線ホームは2階にあり、各ホームが横並びに配置されています。1階のコンコースから、エスカレーター・エレベーター・階段のいずれかで上がる構造です。改札を抜けたら、まずは上に向かうと覚えてください。
肝心の1番線は、東海道本線の2番線(豊橋方面)と同じホームの反対側にあたります。つまり、行き先案内で「2番線 東海道本線 豊橋方面」を探して上がれば、そのホームの片側が1番線です。「1番線」という案内表示だけを探して歩き回るより、2番線を目印にしたほうが早く着けます。
ありがちな失敗が、番線の並びを勘違いして別のホームに上がってしまうケースです。名古屋駅の在来線は、2〜3番線が東海道本線の豊橋方面、4番線が豊橋方面と岐阜方面、5〜6番線が岐阜方面、7・8・10番線が中央本線の多治見方面、11〜13番線が関西本線の亀山方面という構成になっています。数字が大きいホームへ上がってしまうと、いったん下りて移動し直すことになります。
補足として、階段よりエスカレーターやエレベーターを使うほうが荷物のある人には確実です。名古屋駅の在来線ホームは通勤時間帯に人の流れが速くなるため、大きなスーツケースを持って階段を上るのは避けたほうが無難です。
桜通口側(中央改札・広小路口)から向かう場合
名古屋駅の桜通口側には、中央改札や広小路口があります。金の時計を待ち合わせ場所にしている人は、この一帯にいると考えて差し支えありません。入場券もこのエリアの券売機で購入できます。
この側から入る場合の流れは、券売機で入場券を買う→在来線改札を通る→ホーム案内で「2番線 豊橋方面」を確認して上がる、というシンプルなものです。改札を通ってからホームに上がるまでの動線は短く、初めてでも迷いにくいルートです。
注意したいのは、桜通口側には名鉄・近鉄・地下鉄の改札も集まっているという点です。「改札」とだけ書かれた案内を追うと、JR以外の改札に着いてしまうことがあります。必ずJR在来線の改札であることを確認してから入場券を使ってください。
補足として、待ち合わせをしてから一緒に向かう場合は、金の時計より券売機の近くを集合場所にしたほうがスムーズです。入場券は人数分必要なので、全員がそろってから買うほうが手戻りがありません。
太閤通口側・新幹線から向かう場合
太閤通口側には銀の時計や新幹線改札があります。新幹線で名古屋に到着した人は、この側に降り立つことになります。新幹線の乗車券・特急券を持っている人は改札内にいる状態なので、入場券を買い直す必要はありません。
新幹線ホームから向かう場合は、いったん新幹線コンコースへ下り、在来線への乗り換え改札を通って在来線側へ移動し、そこから2階の1・2番線ホームへ上がります。乗り換え改札を通る分、桜通口側から入るより歩く距離は長くなります。
間違えやすいのは、新幹線の改札からいったん外に出てしまうことです。外に出ると、店に行くために改めて在来線の入場券が必要になります。乗り継ぎの合間に立ち寄るなら、改札の外に出ないルートを選んでください。
補足として、名古屋駅の改札まわりで麺類を探すなら、改札の外にも選択肢があります。乗り換え時間が短くて1番線まで往復できないときは、駅周辺の麺スポットに切り替えるという判断もあります。

「名古屋駅で乗り換えのスキマ時間に、サッと美味しいラーメンを食べたい」「驛麺通りって名前は聞くけど、結局どの店に入ればいいの?」——そんな疑問を持って検索された…
ホームに上がってからの目印と歩き方
1・2番線ホームに上がると、片側は通常どおり列車が発着する2番線、もう片側が線路の上に客席を組んだ六厘舎のスペースになっています。長さ約80mにわたって続く細長い空間なので、ホームに上がった位置によっては店の入口まで少し歩くことになります。
入口の近くには券売機が設置されています。列ができている場合は、その列の最後尾がどこかを確認してから並んでください。ホームは幅の限られた場所なので、列が通行の妨げにならないよう案内に従うことが求められます。
注意点として、ホーム上では黄色い線の内側を歩く、走らない、といった駅の基本ルールがそのまま適用されます。飲食スペースであると同時に鉄道施設でもある、という二重性を忘れないようにしたいところです。
補足すると、荷物が多い場合は駅のコインロッカーに預けてから向かうと身軽に動けます。細長い客席では大きな荷物の置き場所が限られるため、身軽さがそのまま快適さにつながります。
名古屋駅の在来線ホームは2階、番線は2〜3番線が東海道本線の豊橋方面、5〜6番線が岐阜方面、7・8・10番線が中央本線の多治見方面、11〜13番線が関西本線の亀山方面。1番線は列車が発着しないため、電光掲示板の行き先案内には出てきません。「豊橋方面2番線」を目印にするのが確実です。
つけめん1,080円から——注文前に押さえたい価格とサイズ
まず基準になるのは「つけめん(並)」1,080円
メニューの基準になるのが、つけめん(並)1,080円です。六厘舎の看板である、大量の素材を長時間煮込んだ濃厚スープに極太麺を合わせる一杯で、初めての人はまずこれを選んでおけば店の輪郭がつかめます。
スープは魚粉を海苔の筏に山盛りにするスタイルが知られており、最後は柚子を加えたスープ割りで締めるのが定番の流れです。スープ割りはセルフコーナーに用意されているので、食べ終わりに自分で足す形になります。
注意点として、極太麺は一般的な中華麺よりも食べ応えがあります。次の予定が詰まっている人は、並から始めるのが無難です。「足りなければ次に大盛」という調整のほうが、駅ナカでは時間の読みが立ちます。
補足として、六厘舎は「つけめんを文化に」という理念を掲げるブランドです。2005年の創業から続くスタイルが、名古屋駅のホーム上でそのまま提供されるという点に、この出店の価値があります。
味玉つけめんと特製つけめんの違い
トッピング付きの選択肢は2つあります。味玉つけめん(並)が1,230円、特製つけめん(並)が1,380円です。特製つけめんには味付玉子と豚ほぐしが入り、店内で最も人気のある一杯とされています。
金額の関係を整理すると、つけめんと味玉つけめんの差額は150円、つけめんと特製つけめんの差額は300円です。「玉子だけ足したい」なら味玉つけめん、「肉も含めて全部乗せに近い形で食べたい」なら特製つけめん、という選び分けになります。
間違えやすいのは、特製=量が増えると考えてしまうことです。特製で増えるのは基本的にトッピングであり、麺の量を増やしたい場合は後述の麺大盛を選ぶ必要があります。ボリュームを求めるなら、トッピングと麺量は別の軸だと理解しておいてください。
補足すると、券売機での購入は先払い方式です。券売機の前で迷うと後ろの人を待たせることになるので、ホームに上がる前にこの3種類の違いだけでも決めておくと、購入がスムーズになります。
名古屋店で提供される海老つけめん
1番線店では、海老つけめん(並)1,230円も提供されています。さらに特製海老つけめんもあり、こちらは1,530円程度と地元メディアで報じられています。海老つけめんは名古屋店で提供されるメニューとして紹介されていますが、運営元のリリースに「限定」という表記があるわけではないため、この記事では「名古屋店で提供されている」という事実にとどめておきます。
定番のつけめんとの価格差で見ると、海老つけめんは味玉つけめんと同じ1,230円です。同じ予算で「玉子を足すか、海老の一杯を選ぶか」という選択になるので、初訪問なら定番、2回目以降は海老、という順番も合理的です。
注意したいのは、期間限定店では販売メニューが途中で変わる可能性があるという点です。訪問時点で券売機に並んでいるボタンが正解なので、事前情報と違っていても慌てずに、その場のメニュー表示に従ってください。
補足として、甲殻類のアレルギーがある人は海老つけめんを避ける必要があります。券売機方式の店では店員に相談する時間が取りにくいので、注文前に判断しておくことが大切です。
麺大盛は+150円、締めはスープ割りで
麺の量を増やしたい場合は、麺大盛が+150円です。つけめん(並)1,080円に麺大盛を足すと、合計1,230円になります。同じ金額で味玉つけめんも選べるので、「量を取るか、トッピングを取るか」という比較で考えると決めやすくなります。
締めのスープ割りはセルフコーナーに用意されています。濃厚なつけ汁を割って最後まで味わうのが六厘舎のスタイルなので、初めての人ほど試しておきたい工程です。柚子を加えたスープ割りが、この店の締めくくりとして知られています。
注意点として、大盛にすると食べ終わりまでの時間が伸びます。入場券の2時間ルールがある以上、量の選択は時間の選択でもあります。列車の時刻が決まっている人は、大盛を選ぶかどうかを時間から逆に考えるのが現実的です。
補足すると、価格は並サイズを基準に案内されています。券売機で表示されている金額が最終的な支払額なので、食券を買った時点で会計は完了です。追加の会計が発生しないぶん、退店はスムーズです。
| メニュー | 価格(並) | 主な内容 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| つけめん | 1,080円 | 濃厚スープ+極太麺の基本形 | 初めての人 |
| 味玉つけめん | 1,230円 | 味付玉子を追加 | 玉子だけ足したい人 |
| 特製つけめん | 1,380円 | 味付玉子と豚ほぐし入り・最も人気 | 全部入りで食べたい人 |
| 海老つけめん | 1,230円 | 名古屋店で提供される海老の一杯 | 2回目以降の人 |
| 麺大盛 | +150円 | 麺量の追加オプション | 時間に余裕がある人 |
支払いは現金と交通系ICのみ——カードとQRは使えません

クレジットカードもQR決済も使えない(失敗パターン2)
会計方法にも独自のルールがあります。案内には「お会計は現金、交通系ICのみです」と記載されています。つまり、クレジットカードもQRコード決済も使えません。普段の買い物をスマートフォン決済だけで済ませている人は、ここでつまずきます。
起きがちな状況はこうです。入場券をなんとか現金で買い、ホームに上がって列に並び、券売機の前でクレジットカードが使えないと気づく。財布に現金が残っていない。列を離れて改札内でATMを探すことになり、入場券の2時間だけが減っていく——という流れです。
対策は明快で、現金を用意しておくか、交通系ICに十分な残高をチャージしておくことです。交通系ICのチャージは改札内でもできますが、券売機に並び直す手間が発生します。改札を通る前に済ませておくのが確実です。
補足として、交通系ICは「入場では使えないが、支払いでは使える」という位置づけです。同じカードなのに用途によって可否が分かれるので、この一点だけは出発前に頭に入れておいてください。
- 現金
- 交通系ICカード(TOICA・manacaなど)
- チャージ済みのモバイル交通系IC
- クレジットカード
- QRコード決済
- 交通系ICでの「改札への入場」
券売機で食券を買い、食後は専用棚に返却する
注文の流れは、入口近くの券売機で食券を購入し、商品を受け取り、食後は専用棚に食器を返却する、という3ステップです。フードコートに近い方式で、席まで運んでもらうスタイルではありません。
この方式のメリットは、退店が速いことです。食べ終わったら食器を返して立つだけなので、会計待ちの時間がありません。列車の時刻が決まっている人にとっては、読みやすい構造だといえます。
注意点は、食器の返却を忘れて席を立ってしまうことです。回転の速さで成り立っている店なので、返却は次に待っている人のための手順でもあります。テーブルの上を片付けてから離れるのが、この形式の基本マナーです。
補足すると、券売機は購入の待ち時間が発生しやすいポイントでもあります。並んでいる間にメニューと支払い方法を決めておくと、自分の番が来てからの操作が短く済みます。
券売機の前で迷わないための事前準備
駅ナカの店で時間を失う最大の原因は、券売機の前での迷いです。事前に決めておきたいのは「メニュー」「大盛にするかどうか」「支払い手段」の3点だけ。これらが決まっていれば、券売機での所要時間は大きく短縮できます。
特に複数人で行く場合は、代表者がまとめて買うか、一人ずつ買うかを先に決めておくと列が滞りません。人数分の入場券が必要な点と合わせて、グループでの訪問は事前の役割分担がものを言います。
ありがちな間違いは、券売機の前で家族の希望を聞き始めてしまうことです。ホーム上の限られた空間では、後ろの列がすぐに伸びます。相談は改札の外か、ホームへ上がる前に済ませておくのが円滑です。
補足として、こども連れの場合は入場券がこども80円である点も忘れないでください。おとな1人+こども1人なら、入場券の合計は240円です。食事代とは別に、この分の現金を用意しておくと計算が崩れません。
入場券の2時間をどう使い切るか——混雑と時間配分の考え方
2時間には行列の待ち時間も含まれる
入場券は発売時刻から2時間有効ですが、この2時間には並んでいる時間も含まれます。食事そのものにかかる時間より、待ち時間のほうが読みにくいというのが実際のところです。
六厘舎は、東京・大崎の本店時代に約2時間待ちの行列が常態化し、近隣への影響の解消が難しくなったことから2010年8月29日に一度閉店した経緯を持つブランドです。名古屋駅1番線店の実際の待ち時間について公表された実測データはありませんが、混雑が予想される店であることは前提にしておくのが妥当です。
注意点として、2時間を超えた場合は超えた時間に対し2時間ごとに入場料金(おとな160円・こども80円)が加算されます。行列に並んでいるうちに超過してしまうと、想定外の出費になります。並び始めた時点で、券売機で入場券を買った時刻から逆算して残り時間を把握しておいてください。
補足すると、列に並ぶかどうかの判断は早いほうが傷が浅く済みます。残り時間が心もとないと感じたら、後述する改札外の選択肢に切り替えるという判断も現実的です。
時間帯の考え方——開店直後とラストオーダー前
混雑を避けたいなら、狙い目は営業時間の両端です。開店は10:00なので、開店直後は昼のピークが立ち上がる前の時間帯にあたります。もう一方はL.O.21:30に近い夜遅めの時間帯で、こちらは仕事帰りや出張の帰路と重なる人に向いています。
逆に、昼の食事時と夕方の帰宅時間帯は駅全体の人の流れが増えます。ホーム上という限られた空間である以上、駅そのものの混雑がそのまま影響します。名古屋駅の人出が多い時間を外す、という発想が有効です。
注意したいのは、L.O.が21:30である点です。閉店の22:00を目指して向かうと注文できません。夜に行くなら、L.O.の30分前には券売機の前に立てるスケジュールを組んでおきたいところです。
補足として、期間終盤の週末は「終わる前に行っておこう」という人が集まりやすい時期です。90日間という期間の中でも、序盤の平日のほうが動きやすい可能性が高いといえます。
実は、1番線は駅の中でいちばん落ち着いて食べられる場所かもしれない
意外と知られていないのですが、この店の魅力は味だけではありません。1番線は列車が発着しないホームなので、乗降客が行き交う場所ではないのです。名古屋駅の改札内でありながら、通行人の流れから外れた空間で食事ができます。
入場券160円という追加コストは、一見すると余計な出費に見えます。しかし、駅ナカの飲食店で席を探して歩き回る時間や、混雑した通路で立ち食いする状況を考えると、「90日間だけ存在する客席の入場料」として捉え直すこともできます。
注意点として、これはあくまで空間の性質の話で、店内が空いていることを保証するものではありません。客席そのものは混雑しうる、という前提は変わりません。
補足すると、隣の2番線には東海道本線の列車が入ってきます。鉄道が好きな人にとっては、行き交う列車を眺めながらつけめんを食べられるという、この企画ならではの時間になります。
シーン別・この店をどう使うか
出張で新幹線を待っている人であれば、乗車券を持っているので入場券は不要です。ただし在来線ホームまでの往復時間が必要になるため、乗り継ぎ時間に余裕がある場合の選択肢になります。
名古屋在住で「六厘舎を食べてみたい」という人は、入場券160円が必要になります。ここは割り切って、90日間限定の体験に対する費用と考えるほうが納得しやすいでしょう。仕事帰りに寄るなら、夜の時間帯が組み立てやすくなります。
子ども連れの場合は、入場券がこども80円かかることと、ホーム上という環境を踏まえた行動が求められます。走行する列車のすぐ近くという条件があるため、手をつないだまま移動できる年齢かどうかが判断材料になります。
友人同士で行くなら、待ち時間も含めて計画を立てておくとスムーズです。入場券の2時間をどう分配するか——並ぶ、食べる、駅ナカを少し見る——を先に決めておけば、超過による追加料金を避けられます。
改札外の舎鈴メイチカ店との使い分けとお土産
入場券が不要な常設店・舎鈴メイチカ店
六厘舎の姉妹ブランドである「舎鈴」が、2026年9月4日に名古屋駅の地下街メイチカへ出店しました。こちらは改札外の常設店なので、入場券は必要ありません。営業時間は10:00〜23:00(L.O.22:30)で、席数は38席です。
舎鈴は「毎日食べても飽きない」つけめんを掲げるブランドで、六厘舎の超濃厚路線とは方向性が異なります。価格帯も六厘舎より手頃で、既存店ではつけめん(並)890円、味玉つけめん(並)1,040円程度とされています。メイチカ店の価格は公式の店舗ページで確認してください。
注意したいのは、舎鈴=六厘舎の廉価版ではないという点です。狙っている味の方向がそもそも違うので、「濃厚な一杯を体験したいのか」「日常的に食べられる一杯がほしいのか」で選び分けるのが自然です。
補足として、舎鈴メイチカ店は支払い手段の幅が広く、現金・クレジットカード・交通系IC・QRコード決済に対応しています。テイクアウトも用意されています。カード派の人にとっては、こちらのほうが使い勝手がよいといえます。
| 住所 | 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3-14-15先 第15号店舗(名古屋駅地下街メイチカ内) |
| 電話番号 | 052-462-1846 |
| 営業時間 | 10:00〜23:00(L.O.22:30) |
| 定休日 | 記載なし(メイチカに準ずる) |
| アクセス | 地下鉄名古屋駅直結の地下街メイチカ内(改札外。入場券不要) |
| 駐車場 | なし |
| 公式サイト | 公式サイト |

名古屋駅の地下には、かつて通勤客や買い物客でにぎわった小さな地下街がありました。その名はメイチカ。1957年に名古屋初の地下鉄東山線とともに誕生し、66年にわた…
六厘舎と舎鈴、どちらを選ぶべきか
両者を同じ表で並べると、選び方の軸がはっきりします。改札の内か外か、期間限定か常設か、決済手段の幅、営業時間の長さ——この4点が実用上の判断材料です。
時間が限られている人、カードやQRしか持っていない人、夜遅くに食べたい人は舎鈴メイチカ店が向いています。逆に「六厘舎の一杯を食べる」という目的そのものがある人、90日間限定の空間を体験したい人は、入場券を買ってでも1番線へ向かう価値があります。
ありがちな間違いは、「両方まとめて回ろう」と欲張ることです。入場券の2時間を使って1番線で食べ、そのあと改札を出て舎鈴に寄る——という計画は、時間的にも量的にも無理が出やすくなります。1回の訪問ではどちらかに絞るのが現実的です。
補足として、以下の比較表は名古屋暮らしガイド調べで、両店の公表情報を項目ごとに並べ直したものです。訪問前のチェックリストとして使ってください。
| 比較項目 | 六厘舎 JR名古屋駅1番線店 | 舎鈴 メイチカ店 |
|---|---|---|
| 場所 | JR名古屋駅の改札内・1番線ホーム | 改札外の地下街メイチカ |
| 入場券 | 必要(おとな160円・こども80円) | 不要 |
| 営業形態 | 2026年9月1日〜11月29日の90日間限定 | 常設 |
| 営業時間 | 10:00〜22:00(L.O.21:30) | 10:00〜23:00(L.O.22:30) |
| 席数 | 約60席 | 38席 |
| 支払い | 現金・交通系ICのみ | 現金・カード・交通系IC・QR |
| 味の方向 | 超濃厚スープ×極太麺 | 毎日食べても飽きない軽めの一杯 |
お土産の冷凍つけめんとチャーシュー
1番線店では、持ち帰り用のお土産も販売されています。お土産つけめん3食セット(冷凍)が3,000円、お土産チャーシュー(400g×2本・冷凍)が3,980円です。店の味を自宅で再現したい人や、名古屋土産として渡したい人に向いた品ぞろえです。
いずれも冷凍品である点が最大の注意事項です。購入後は保冷を意識した持ち運びが必要で、そのまま長時間持ち歩く前提の買い方は向きません。帰路が長い場合は、旅程の最後に立ち寄って購入するほうが安全です。
間違えやすいのは、「お土産だけ買いに行く」という使い方です。改札内の店舗なので、購入するだけでも入場券が必要になります。土産物代に160円が上乗せされることを踏まえて判断してください。
補足として、名古屋駅は改札内でも土産物を買える売店が複数あります。冷凍品を持ち帰るのが難しい場合は、常温の名古屋土産と組み合わせるという選択肢もあります。

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1番線企画の歴代ラインナップという楽しみ方
この企画は2023年に始まり、六厘舎で第8弾になります。歴代の顔ぶれは、第1弾が世界の山ちゃん(2023年9月1日〜10月31日)、第2弾が人類みな麺類(2023年11月11日〜2024年5月15日)、第3弾が再び世界の山ちゃん(2024年6月1日〜10月31日)と続きます。
さらに第4弾が富山ブラック麺家いろは(2024年11月14日〜2025年5月31日)、第5弾がかき氷&ひんやりスイーツフェア(2025年6月13日〜10月28日)、第6弾が昔の矢場とん(2025年11月12日〜2026年3月1日)、第7弾が麺屋台 台湾五之神製作所(2026年3月12日〜6月21日)でした。
注意点として、企画と企画の間には準備期間があり、その期間は1番線に入れません。「いつでも何かやっている」わけではないため、次の企画を待つ場合は運営元の告知を確認する必要があります。
補足すると、名古屋駅の改札内でしか体験できないこの入れ替わりは、駅を利用する人にとって定点観測のような楽しみになります。1番線企画の存在を知っているかどうかで、名古屋駅での過ごし方の選択肢が一つ増えます。
最新の情報は以下の公式サイトでご確認ください。
・名古屋ステーション開発「JR名古屋駅1番線企画」告知ページ
・株式会社松富士食品(六厘舎・舎鈴 運営元)
・舎鈴 メイチカ店 店舗ページ
・JR東海 きっぷのルール(入場券)
まとめ:名古屋駅1番線の六厘舎は「入場券160円」を先に用意すれば迷わない
最初の一歩として決めておきたいのは、「入場券を買う場所」です。JR在来線の改札付近にある券売機で入場券を買い、そこから在来線改札を通って2階の1・2番線ホームへ上がる——この動線さえ頭に入れておけば、名古屋駅の複雑さに振り回されずに済みます。名鉄・近鉄・地下鉄の改札に迷い込まないよう、「JR在来線」の表示を目印にしてください。メニューはつけめん(並)1,080円を基準に、味玉つけめん1,230円、特製つけめん1,380円、名古屋店で提供される海老つけめん1,230円から選ぶ形になります。時間に余裕があれば麺大盛+150円、締めはセルフコーナーのスープ割りで。改札外で手軽に済ませたい日や、カード決済を使いたい日は、10:00〜23:00(L.O.22:30)まで開いている舎鈴 メイチカ店に切り替えるという選択肢もあります。
営業期間は2026年9月1日(火)から11月29日(日)までの90日間で、終われば1番線の客席は撤去されます。※料金・営業時間・メニューは変更される場合があるため、訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

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