東山動物園のマップは4エリアで覚えれば迷わない|門・駐車場・所要時間まで完全ガイド

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東山動物園に着いてから「コアラってどっち?」「ゾウ舎はどこ?」とスマホで検索し直した経験はありませんか。園内は約60haという広さがあり、動物園の本園と北園、遊園地、植物園が丘陵地に散らばっています。なんとなく歩き出すと、坂道を上っては下りるだけで半日が終わってしまうこともあります。

結論から言うと、東山動物園を効率よく回る鍵は「入る前にマップでルートを決めること」、そして「2026年3月14日から運用が始まった公式デジタルマップを使うこと」の2点です。デジタルマップはアプリのインストールが不要で、現在地表示・ルート案内・駐車場の混雑状況までスマホ1台で完結します。紙の園内マップも各門で配布されているので、電池を気にする方は併用するのがおすすめです。

この記事では、園内を「4つのエリア」で覚える方法から、6つある門の使い分け、全12か所の駐車場の台数比較、スカイビュートレインを使った移動、そして所要時間別のモデルコースまでをまとめました。2026年10月1日の料金改定や工事中エリアの最新情報も反映しているので、これから出かける方はそのまま計画に使えます。

📌 この記事でわかること

・東山動物園のマップは「デジタル」と「紙」の2種類、それぞれの使いどころ
・約60haの園内を迷わず歩くための4エリアの覚え方
・6つの門と全12か所の駐車場、目的別の正解ルート
・2時間・半日・1日の所要時間別モデルコースと2026年の工事・料金改定情報

目次

東山動物園のマップは2種類|デジタルと紙、どっちを持つべき?

東山動物園のマップは2種類|デジタルと紙、どっちを持つべき?の解説画像

東山動植物園が公式に用意しているマップは、スマホで見るデジタルマップと、紙に印刷されたイラスト園内マップの2種類です。どちらか一方ではなく、役割が違うので使い分けるのが正解です。

2026年3月14日にスタートしたデジタルマップが本命な理由

今の東山動物園で最も頼りになるのが、2026年3月14日に運用が始まった公式デジタルマップです。アプリのインストールは不要で、ブラウザからリンクを開くだけで使えます。

できることは6つあります。園内のどこにいるかを地図上に示す現在位置把握、目的地までの最適ルート案内、気になった動物や植物の詳細情報の閲覧、駐車場の混雑状況のリアルタイム表示、園内のイベント情報のまとめ表示、そして動物園・植物園それぞれのおすすめコース表示です。さらにAI翻訳による11か国語対応もあり、海外から来た友人を案内するときにも使えます。

注意したいのは、広い園内で1日中スマホの地図を開いているとバッテリーの消費が早いことです。モバイルバッテリーを持たずに来園すると、帰りの経路検索ができなくなる場面があります。現在地表示はGPSを使うため、電池残量には余裕を持たせておきましょう。

なお名古屋市は導入の狙いを「施設内での迷いやすさ解消、展示へのアクセス性向上、リアルタイム情報配信の強化」と説明しています。裏を返せば、それだけ「迷いやすい園」だと運営側も認識しているということです。地図なしで挑む場所ではありません。

🔗 公式情報・参考リンク

デジタルマップ・園内マップPDFは公式サイトから利用できます。
東山動植物園 園内マップ(名古屋市公式)
東山動植物園デジタルガイド

印刷用イラストマップは表面・中面の2枚構成

公式サイトには印刷用のイラスト園内マップもPDFで公開されています。ファイルは表面が約5.8MB、中面が約8.2MBの2枚構成です。

イラストマップの利点は、園全体の位置関係が一目で頭に入ることです。デジタルマップは現在地周辺を拡大して表示するため、「今いる場所から植物園まではどれくらい離れているのか」といった全体感がつかみにくい場面があります。出発前にPDFをスマホに保存しておけば、圏外や電波が弱い場所でも開けます。

ファイルサイズが合計14MBほどあるため、園に着いてからモバイル回線でダウンロードしようとすると時間がかかります。自宅のWi-Fi環境でダウンロードを済ませておくのが確実です。

ちなみに、大人数のグループで行く場合は、この印刷用マップを人数分プリントして配ると集合場所の共有がスムーズになります。「14時に北園門前の駐車場」のように、地図上の同じ表記で待ち合わせを決められるためです。

紙のマップは各門でもらえる|入園時に受け取るのがコツ

東山動植物園には正門・上池門・北園門・スカイタワー門・植物園門・星が丘門の6か所の門があり、各門には券売所と案内所が設置されています。紙の園内マップは、この案内所で受け取れます。

入園するときに「マップをください」と一声かけるだけで済みます。園内に入ってから欲しくなっても、案内所は門の付近にしかないため取りに戻ることになります。特に本園から北園へ移動した後で気づくと、往復で20分近くかかることもあります。

子ども連れの場合、紙のマップは「次はどこに行きたい?」と相談する道具としても機能します。イラストで動物が描かれているため、文字がまだ読めない年齢でも指差しで希望を伝えられます。スマホ画面を子どもに渡すより安全で、待ち時間の暇つぶしにもなります。

💡 豆知識

東山動植物園には車いす・ベビーカーの貸出、コインロッカー、授乳室、フリーWi-Fi、紙おむつ販売があります。自動販売機は各門や休憩所の付近など園内各所に設置されています。フリーWi-Fiがあるので、デジタルマップの読み込みが重いときは接続してみてください。

約60haの園内は「4つのエリア」で覚えると迷わない

東山動植物園の広さは約60haです。この数字だけではピンと来ないかもしれませんが、端から端まで歩くと片道20分以上かかる規模だと考えてください。園内を4つのエリアに分けて覚えると、地図が一気に読みやすくなります。

動物園本園|コアラとゾウがいる正門側のメインエリア

動物園の本園は、アジアやオセアニアに生息する動物と、ネコ科の動物を中心に展示しているエリアです。正門と上池門から入ってすぐの場所にあたります。

本園の目玉は日本最大級のゾウ舎「ゾージアム」と、コアラ舎です。東山動植物園全体では約450種の動物を飼育しており、この種類数は日本一とされています。コアラは屋内展示のため、雨の日でも落ち着いて見られます。コアラは1日の大半を眠って過ごしますが、午後1時からのユーカリ交換タイムには活発に動く姿が観察できます。

注意点は、本園は初めて来た人が最も混雑するエリアだということです。正門から入場した人の流れがそのまま集中するため、休日の午前中はコアラ舎の前に列ができます。開園時刻の午前9時に合わせて入り、まっすぐコアラ舎へ向かうと待ち時間を抑えられます。

本園にはこども動物園や、展示コーナーと図書室を備えた動物会館もあります。小さな子ども連れなら、大型動物を一通り見た後にこども動物園でゆっくり過ごす流れが組みやすいエリアです。

動物園北園|シャバーニと自然動物館があるアフリカ・アメリカ側

北園はアフリカやアメリカに生息する動物を展示しているエリアです。加えて、両生類・爬虫類や夜行性動物を展示する自然動物館、世界のメダカ館があります。

北園で最も知られているのが、ゴリラのシャバーニです。ガラス越しに間近で見られる展示になっており、群れを率いるリーダーとしての振る舞いを観察できます。自然動物館は屋内施設なので、真夏の暑い時間帯や雨天時の避難場所としても機能します。

注意したいのは、本園と北園は隣接しているものの、間に高低差があることです。地図上の距離は短く見えても、実際には上り坂と階段を通ります。ベビーカーや車いすを使う場合は、後述するスカイビュートレインやスロープ経路の確認が必要です。

北園には遊園地とスカイタワーも隣接しているため、動物を見た後にそのまま遊具へ移れる導線になっています。子どもの体力が残っているうちに動物を見て、後半を遊園地に充てる組み立てが定番です。

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遊園地・スカイタワー|北園に隣接するお楽しみゾーン

遊園地は北園門・スカイタワー門から入るエリアにあり、遊園地自体の入園は無料です(動植物園の入園料は必要)。アトラクションは17種類あり、利用にはのりもの券が必要です。

のりもの券は1枚100円で、アトラクションごとに必要枚数が決まっています。ジェットコースターは4枚(400円)、大観覧車とメリーゴーランドは3枚(300円)、コアラ列車は2枚(200円)です。土日祝日限定で1Dayパスポートも発売されており、一般(高校生以上)と未就学児が2,800円、小・中学生が2,500円です。

注意点として、0〜2歳の幼児はアトラクション利用が無料ですが、3歳からは有料になり、同伴する高校生以上の保護者も有料になります。親子2人分の券が必要になる計算なので、必要枚数は多めに見積もっておきましょう。

東山スカイタワーは地上134mのタワーで、80mの丘の上に立っているため標高では214mになります。5階の地上100mにある360度パノラマ展望室からは名古屋市街を見渡せます。2004年には日本夜景遺産および日本夜景百選に選ばれています。

植物園|温室と合掌造りの家がある星が丘側

植物園は星が丘門・植物園門から入るエリアで、約7,000種の植物を保有しています。丘陵地の地形や自然林を生かした展示になっており、市街地にありながら四季の移り変わりを感じられます。

見どころは国指定重要文化財の温室、岐阜県白川郷から移築された合掌造りの家、中部のツバキ品種コレクションを持つ椿園です。散策コースとして万葉の散歩道、薬草の道、東海の森が整備されており、動物園の賑わいとは対照的に静かな時間を過ごせます。

注意したいのは、植物園は動物園から見て園の反対側に位置することです。動物園を一通り見てから歩いて向かうと、それだけで20分前後かかります。植物園メインで訪れるなら、地下鉄星ヶ丘駅から星が丘門で入るほうが合理的です。

実は植物園エリアは、動物園に比べて来園者が少なく落ち着いています。混雑を避けたい方や、静かに写真を撮りたい方には狙い目のエリアです。同じ入園料で入れるのに素通りされがちな、園内で最も割安感のある場所と言えます。

6つの門、どこから入るのが正解?目的別の使い分け

6つの門、どこから入るのが正解?目的別の使い分けの解説画像

東山動植物園には6つの門があり、どこから入るかで当日の歩く距離が大きく変わります。門は3つのペアで覚えると整理しやすくなります。

正門・上池門|地下鉄東山公園駅3番出口から徒歩3分

正門と上池門は、動物園本園エリアへの入口です。地下鉄東山線の東山公園駅3番出口から徒歩3分と、公共交通機関で来る人にとって最もアクセスしやすい門になります。

コアラ、ゾウ、ネコ科の動物といった定番の人気動物は本園に集まっているため、「初めて東山動物園に行く」「代表的な動物を一通り見たい」という目的なら正門が第一候補です。案内所で紙のマップを受け取り、そのままコアラ舎へ向かう流れが最短ルートになります。

注意点は、休日の正門はチケット購入の列ができやすいことです。中学生以下は無料なので、家族連れなら購入するのは大人の分だけですが、開園直後は券売所が混みます。年間パスポートを持っている場合は列に並ばずに入れます。

上池門は正門のすぐ近くにあるサブ的な入口で、同じ本園エリアにつながります。正門の列が長いときに覗いてみると、比較的スムーズに入れることがあります。

北園門・スカイタワー門|遊園地とゴリラ狙いならこの2つ

北園門とスカイタワー門は、動物園北園と遊園地エリアへの入口です。ゴリラのシャバーニ、自然動物館、世界のメダカ館、そして遊園地とスカイタワーがこちら側にあります。

「子どもを遊園地で遊ばせるのが主目的」「シャバーニに会いに行く」という目的が明確なら、正門ではなく北園門から入るほうが歩く距離を大きく減らせます。北園門前駐車場は138台、スカイタワー前駐車場は281台と収容力もあり、車で来る場合の選択肢としても有力です。

注意したいのは、北園門から入ると本園のコアラ舎までは園内を横断することになる点です。両方見たい場合は、どちらを優先するかを先に決めてから門を選んでください。

なお、アジアの高地エリアではユキヒョウやマヌルネコの展示施設の整備が進められています。人気の高い動物なので、訪問前に公式サイトで展示状況を確認しておくと計画が立てやすくなります。

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植物園門・星が丘門|星ヶ丘駅6番出口から徒歩7分

植物園門と星が丘門は、植物園エリアへの入口です。地下鉄東山線の星ヶ丘駅6番出口から徒歩7分で、公式サイトも「植物園に便利」と案内しています。

温室、合掌造りの家、椿園、万葉の散歩道といった植物園の見どころを目的にするなら、東山公園駅ではなく星ヶ丘駅で降りるのが正解です。東山公園駅から植物園まで園内を歩くと、坂道を含めて相当な距離になります。

注意点として、星が丘駐車場は26台と園内の駐車場では最小規模です。車で植物園を目指す場合は、360台ある植物園東駐車場のほうが確実性が高くなります。

星ヶ丘駅周辺には商業施設が揃っているため、植物園を見た後に食事や買い物へつなげやすいのもこのルートの利点です。帰りの動線まで含めて考えると、植物園メインの日は星ヶ丘駅発着が快適です。

⚠️ 失敗パターン①:門を間違えて園内を大移動

「東山動物園=東山公園駅」と思い込み、植物園の温室を目当てに東山公園駅から正門で入ってしまうケースです。原因は、園の入口が6か所あり駅も2つあることを知らないまま出発すること。対策は、出かける前にデジタルマップで目的の施設がどのエリアにあるかを確認し、そのエリアに最も近い門と最寄り駅を先に決めておくことです。植物園なら星ヶ丘駅6番出口から徒歩7分で着きます。

東山動物園のマップで駐車場を先に決める|正門前・北園門前・池下の3拠点

車で行く場合、当日の満足度を左右するのが駐車場選びです。東山動植物園には公式駐車場が12か所(合計約1,600台)ありますが、まず押さえておきたいのは正門前・北園門前・池下(パークアンドライド)の3つです。

正門前駐車場は90台とコンパクトで、コアラやゾウのいる本園にいちばん近い駐車場です。台数が少ないぶん休日は早い時間に満車になりやすいので注意してください。北園門前駐車場は138台で、遊園地や自然動物館に向かう人に向いています。普通車の料金は現在1回800円で、2026年10月1日から1,000円に改定されます。公式駐車場が満車のときは、地下鉄池下駅そばの池下駐車場とのパークアンドライド提携を使うと、2時間ぶんの駐車料金が無料になります。

北園門前駐車場の詳しい行き方や満空情報の見方、満車になりやすい時間帯、代替駐車場4か所との比較は、北園門前駐車場だけをテーマにした記事で詳しく解説しています。

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園内の移動はスカイビュートレインが効率的

園内の移動はスカイビュートレインが効率的の解説画像

約60haの園内を歩き通すのは、大人でもそれなりの体力を使います。東山動植物園には園内を周遊するモノレール「スカイビュートレイン」があり、移動手段として活用できます。

1周2kmを20分|動物園と植物園をつなぐモノレール

スカイビュートレインは、動物園と植物園の間をつなぐ園内周遊モノレールです。1周2kmの区間を20分かけてゆっくり走行します。

単なるアトラクションではなく、公式にも「お客様の足として」と説明されている移動手段です。動物園エリアから植物園エリアへ、あるいはその逆へ移動するときに、坂道を歩かずに済みます。高い位置を走るので、園内を上から眺められる点も楽しめます。

運行時間は平日が午前9時から午後4時20分まで、土日祝日が午前9時から午後4時30分までです。閉園時刻の直前まで動いているわけではないので、帰りに使う予定なら時刻を意識しておきましょう。

車いすやベビーカーを利用する方向けにエレベーターが用意されています。段差を避けて園内を横断したい場合、スカイビュートレインは実質的に最も確実なルートになります。

料金は大人片道400円・1周700円(2026年4月7日改定)

スカイビュートレインの料金は、2026年4月7日に改定されています。現行の料金は以下の通りです。

区分 片道 1周(途中下車OK)
大人(中学生から) 400円 700円
子供(3歳から) 200円 300円

1周券は途中下車ができるため、行きと帰りの両方で使う予定があるなら1周券のほうが有利です。大人の場合、片道券2枚で800円のところ、1周券なら700円になります。

注意点として、遊園地の1Dayパスポートとバリューチケット(シェア得4)はスカイビュートレインに使えません。遊園地のフリーパスを買ったからモノレールも乗り放題、とはならない点に気をつけてください。遊園地ののりもの券(1枚100円)は利用できます。

未就学の子どもが乗る場合は、高校生以上の保護者の同乗が必要です。同乗する保護者もきっぷが必要になります。

歩く場合は高低差に注意|休憩スポットを地図で押さえる

スカイビュートレインを使わず歩く場合、地図上の距離感より実際の負担が大きくなります。東山動植物園は丘陵地の地形を生かした造りで、エリア間の移動には上り坂や階段が含まれるためです。

公式サイトでは、動物園と植物園をゆっくり回るのに2〜3時間ほど(休憩等は含まず)と案内されています。これはあくまで移動と観覧の時間で、食事や休憩を入れると半日仕事になります。自動販売機は各門や休憩所の付近など園内各所にあるので、こまめな水分補給を前提に計画しましょう。

注意したいのは、真夏と真冬の屋外移動です。園内には屋根のない区間が長く続く場所があります。夏は自然動物館などの屋内展示を中継地点に組み込み、体を冷やしながら回るのが現実的な歩き方です。

お弁当を持参して休憩所や芝生で食べる過ごし方も定番です。歩き詰めにせず、園内で腰を落ち着ける場所を地図であらかじめ決めておくと、子ども連れでも最後まで機嫌よく回れます。

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所要時間別モデルコース|2時間・半日・1日

使える時間によって、回るべきエリアは変わります。マップを見ながら「どこを捨てるか」を決めるのが、東山動物園を気持ちよく楽しむコツです。

2時間コース|正門から本園だけを一直線

滞在時間が2時間しかない場合は、動物園本園に絞ります。東山公園駅3番出口から徒歩3分の正門で入り、コアラ舎とゾージアムを軸に本園だけを回る組み立てです。

📋 2時間コースの手順
1

正門で入園し、案内所で紙のマップを受け取る(約5分)

2

コアラ舎へ直行。午後1時のユーカリ交換タイムに合わせられるとベスト

3

ゾージアムとネコ科エリアを見て、こども動物園を経由して正門へ戻る

注意点は、この時間配分で北園まで足を延ばそうとしないことです。本園と北園の間には高低差があり、往復するだけで30分以上を消費します。2時間しかないなら本園で完結させたほうが満足度は高くなります。

出張や旅行のスキマ時間に立ち寄る場合、正門から入って正門から出る「行って戻る」形にすると、地下鉄の駅も同じで迷いません。

半日(4時間)コース|本園と北園を両方押さえる

4時間あれば、本園と北園の両方を回れます。正門から入って本園を見た後、北園へ移動してゴリラや自然動物館を見て、北園門から出る一方通行のルートが効率的です。

このコースの利点は、同じ道を戻らないことです。行きは東山公園駅、帰りは北園門から地上に出る形になります。車の場合は北園門前駐車場(138台)に停め、逆回りで北園→本園→北園と歩く形になります。

注意点は、北園エリアには遊園地が隣接しているため、子ども連れだと予定外に時間を取られることです。「遊園地は入らない」と決めているなら、あらかじめ子どもに伝えておくとトラブルを避けられます。

逆に遊園地も少しだけ楽しみたいなら、のりもの券を必要枚数だけ買うのが賢い方法です。1枚100円なので、大観覧車(3枚・300円)だけ乗って締めくくる、といった使い方ができます。

1日コース|植物園とスカイタワーまで制覇する

丸1日使えるなら、動物園・遊園地・植物園・スカイタワーの4エリアすべてを回れます。午前中に動物園、昼食後にスカイビュートレインで植物園へ移動、夕方にスカイタワーという流れが組みやすい配置です。

スカイタワーは午後9時30分まで営業しており、入館は午後9時までです(休館日は毎週月曜日、祝日・振替休日の場合はその翌日、および年末年始)。動植物園の閉園後もタワーだけは開いているため、日没後の夜景を見て締めくくることができます。

注意点として、動植物園とスカイタワーは休園日・休館日が同じ月曜日です。月曜が祝日の場合、動植物園は直後の平日が休園、スカイタワーは翌日が休館となるため、祝日絡みの月曜に行く予定なら公式サイトで開園日を確認してください。

1日コースなら、スカイタワー共通券が有利になります。2026年9月30日までは大人640円で、動植物園の観覧券500円とスカイタワー入館料300円を別々に買うより140円お得です。

実は「北園門から逆回り」が空いている

意外と知られていないのですが、休日に東山動物園を快適に回りたいなら、正門ではなく北園門から入る逆回りが有効です。

理由は単純で、地下鉄東山公園駅から徒歩3分という正門のアクセスの良さが、そのまま人の集中を生んでいるからです。開園直後の正門周辺は入園待ちとコアラ舎待ちが重なりますが、北園側は比較的落ち着いています。

逆回りにすると、多くの来園者が本園を見終えて北園へ流れてくる時間帯に、こちらは本園へ向かうことになります。人の流れとすれ違う形になるため、同じ園内でも体感の混雑度がかなり違います。

植物園エリアも同じ理屈で穴場です。約7,000種の植物と国指定重要文化財の温室があるにもかかわらず、動物園に比べて来園者は少なめです。同じ入園料で入れるので、混雑に疲れたらこちらへ避難するという使い方もできます。

マップに載っていても今は見られない場所がある|2026年の最新情報

東山動植物園は「再生プラン」に基づいて段階的な整備が進んでいます。古いマップや観光サイトの情報をそのまま信じると、目当ての施設が工事中だったということが起こります。

整備中の3施設|アジアの高地・コモドオオトカゲ舎・温室後館

公式サイトの「整備中の施設」ページによると、現在3つの整備工事が進行しています。アジアの高地エリア整備工事が2023年から2026年度(予定)、コモドオオトカゲ・マレーバク舎整備工事が2023年度から2030年度(予定)、温室後館整備工事が2025年度から2030年度(予定)です。

特に温室後館は長期の工事になります。植物園の温室は国指定重要文化財ですが、後館部分は再生プランに基づく建て替えが行われており、再オープンは先の話になります。温室目当てで訪れる場合は、現在公開されている範囲を事前に確認しておきましょう。

注意点は、工事エリアは園内マップに載っていても立ち入れないことです。デジタルマップは最新の状態に更新されるため、紙のマップより工事情報の反映が早くなります。この点でもデジタルマップを併用する価値があります。

工事は不便に見えますが、完成後はより見やすい展示になります。アジアの高地エリアのように2026年度中の完了が予定されているものもあるため、時期をずらして再訪する楽しみもあります。

植物会館1階は2027年2月末まで閉鎖

植物園エリアにある植物会館の1階は、再生プランに基づく工事のため2026年7月1日から2027年2月末(予定)まで閉鎖されています。

植物会館は植物園エリアの中核施設のひとつなので、この期間に訪れる場合は動線が変わることを念頭に置いてください。休憩や雨宿りの場所として当てにしていると、当日に困ることになります。

注意したいのは、閉鎖期間が「予定」であることです。工事の進捗によって前後する可能性があるため、訪問直前に公式サイトの新着のお知らせを確認するのが確実です。

植物園エリアには合掌造りの家や椿園、万葉の散歩道など屋外の見どころが多くあります。植物会館が使えなくても、散策そのものは十分に楽しめます。

観覧料は2026年10月1日から大人800円に

2026年10月1日より、東山動植物園の観覧料と駐車場料金が改定されます。2026年9月30日までの現行料金と改定後の料金は次の通りです。

区分 2026年9月30日まで 2026年10月1日から
観覧券 大人(高校生以上) 500円 800円
観覧券 名古屋市在住65歳以上 100円 200円
中学生以下 無料 無料(改定なし)
年間パスポート(大人) 2,000円 3,200円
スカイタワー共通券(大人) 640円 880円
駐車場(普通自動車) 800円 1,000円

2026年9月30日までに購入したチケットは、10月1日以降も差額の支払いなしで入園できます。年間パスポートも記載の有効期限まではそのまま使えます。現行価格の2,000円で年間パスポートを買っておけば、改定後の3,200円との差額分だけ得をする計算です。

注意点として、地下鉄の「一日乗車券」割引は、10月1日以降は改定後料金を基準に適用されます。公式サイトでは大人800円が640円になる(160円引き)と案内されています。身体障害者手帳や特定医療費受給者証等をお持ちの方などの減免制度は、観覧料・駐車場料金ともに改定前と内容の変更はありません。

再入園券をもらえば出入りは自由

東山動植物園では、各門で再入園を希望する人に再入園券を渡しています。当日限り有効で、これを持っていれば一度出てもその日のうちに戻れます。

使いどころは昼食です。園内にも飲食施設はありますが、混雑時は待ち時間が長くなります。星ヶ丘駅周辺や東山公園駅周辺の飲食店で食事を済ませて戻る、という選択肢が取れます。

注意点は、退園するときに門の係員へ申し出て再入園券を受け取る必要があることです。何も言わずに出てしまうと、戻るときに再度観覧料が必要になります。

車を停め直す必要がない点も重要です。駐車料金は1回あたりの定額制なので、再入園券を使って外で食事をしても、駐車場をそのまま利用できます。

📍 東山動植物園
住所 〒464-0804 名古屋市千種区東山元町3-70
電話番号 052-782-2111
開園時間 午前9時〜午後4時50分(入園は午後4時30分まで)
休園日 毎週月曜日(月曜が祝日の場合は直後の平日)、12月29日〜1月1日
観覧料 大人(高校生以上)500円 ※2026年10月1日から800円/中学生以下無料
駐車場 約1,600台(午前8時45分〜午後5時)/普通自動車1回800円 ※2026年10月1日から1,000円
アクセス 地下鉄東山線 東山公園駅3番出口より徒歩3分/星ヶ丘駅6番出口より徒歩7分
公式サイト 公式サイト
📍 東山スカイタワー
住所 〒464-0803 愛知県名古屋市千種区田代町瓶杁1-8
電話番号 052-781-5586
営業時間 9:00〜21:30(入館21:00まで)
休館日 毎週月曜日(国民の祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始
入館料 大人300円/名古屋市在住65歳以上100円/中学生以下無料
アクセス 地下鉄東山線 星ヶ丘駅6番出口より徒歩約15分/東山公園駅3番出口より徒歩約15分
公式サイト 公式サイト

出発前に確認したいポイントまとめ

🏯 この記事の結論

東山動物園は2026年3月開始の公式デジタルマップで現在地と駐車場の空きを確認しながら回るのが最短です。目的の動物がいるエリアに合わせて6つの門から入口を選びましょう。

✅ 要点チェック
  • マップは2種類:デジタルと紙の併用が確実
  • 4エリア構成:本園・北園・遊園地/タワー・植物園
  • 門は6か所:目的地に最も近い門を先に決める
  • 駐車場12か所:正門前90台より植物園東360台
  • 2026年10月1日:観覧料500円→800円に改定

東山動植物園を気持ちよく回るための答えは、園に着く前にマップで計画を立てておくことに尽きます。約60haの敷地に4つのエリアと6つの門、12か所の駐車場が散らばっているため、行き当たりばったりで歩くと坂道の往復に時間を取られてしまうからです。

2026年3月14日に始まった公式デジタルマップは、この課題をほぼ解決してくれます。アプリ不要で現在地が地図に表示され、目的地までのルート案内、駐車場の混雑状況のリアルタイム表示、おすすめコースの提案まで揃っています。AI翻訳による11か国語対応もあるので、海外からの来訪者を案内する場面でも使えます。

そのうえで、当日の判断を早くするために覚えておきたいポイントを整理しておきます。

  • エリアは4つ:動物園本園(コアラ・ゾウ)、北園(ゴリラ・自然動物館)、遊園地とスカイタワー、植物園(温室・合掌造りの家)
  • 門は6つ:正門・上池門は本園、北園門・スカイタワー門は北園と遊園地、植物園門・星が丘門は植物園への入口
  • 駅の使い分け:東山公園駅3番出口から徒歩3分で正門、星ヶ丘駅6番出口から徒歩7分で植物園側
  • 駐車場は台数で選ぶ:植物園東360台、新池291台、スカイタワー前281台が大きく、正門前は90台のみ
  • 移動はスカイビュートレイン:1周2kmを20分、大人片道400円・1周700円で、車いす用エレベーターもあり
  • 2026年10月1日に料金改定:観覧料は大人500円→800円、駐車場は普通車800円→1,000円
  • 工事中エリアあり:温室後館とコモドオオトカゲ・マレーバク舎は2030年度まで、植物会館1階は2027年2月末まで閉鎖予定

最初の一歩は、出発前にスマホでデジタルマップを開き、見たい動物や植物がどのエリアにあるかを確認することです。そこが決まれば、入る門と最寄り駅、停める駐車場は自動的に決まります。年間パスポートは2026年9月30日までなら大人2,000円で購入でき、改定後も有効期限まで使えるので、何度も通う予定がある方は今のうちに検討してみてください。

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この記事を書いた人

名古屋在住歴15年。地元で暮らすからこそわかるリアルな情報を、住む人にも遊びに来る人にも役立つ形でお届けしています。新しくオープンした商業施設や再開発情報、名古屋めしの名店まで、街の「今」を追いかけています。

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