週末に明治村へ出かけようと地図を開いたとき、「駐車場はどこ?」「料金はいくら?」「900台って本当に埋まらないの?」と手が止まった方は多いはずです。明治村は入鹿池に面した丘陵地に広がる野外博物館で、最寄り駅から歩いて行ける立地ではありません。車で向かう人が多いぶん、駐車場の情報を先に押さえておくかどうかで、当日の動きやすさがはっきり変わります。
結論から書きます。明治村の駐車場として公式に案内されているのは、北口ゲートを出てすぐの直営駐車場(普通車900台)と、正門から約50m手前にある民営の天野商事駐車場(普通車180台)の2つです。直営駐車場の料金は公式サイトの案内で普通車1,000円、自動二輪車200円、観光バス1,500円。予約は受け付けておらず、支払いは現地精算です。つまり「事前に押さえておく」ことはできず、当日どちらのゲートを目指すかを決めておくのが唯一の準備になります。
この記事では、2つの駐車場の料金・収容台数・割引条件の違いから、開村30分前という営業開始のルール、ネット上に残る古い料金情報の見分け方、車でのアクセスとカーナビ設定の注意点までを整理しました。年間パスポートを持っている人と持っていない人で最適解が変わる点も、順を追って説明します。
・直営(北口)と天野商事(正門)2つの駐車場の違いと選び方
・普通車・自動二輪車・観光バスの駐車料金と、支払い方法のルール
・「冬は500円」「800円」といったネット上の古い料金情報の扱い方
・年間パスポート保有者だけが使える駐車場割引の条件
・小牧東ICからのアクセスと、カーナビ設定でやりがちな失敗
明治村駐車場は「北口」と「正門」で性格がまったく違う

明治村の敷地は100万平方メートルあり、ゲートも北口と正門の2か所に分かれています。駐車場もそれぞれのゲート側に用意されていますが、運営者が違うため料金体系も割引条件も別物です。まずはこの構造を頭に入れておくと、当日の判断が早くなります。
北口の直営駐車場は普通車900台の主力
明治村へ車で行く人の多くが使うのが、北口ゲートを出てすぐの直営駐車場です。公式サイトのアクセスページによると収容台数は普通車900台、自動二輪車50台、観光バス100台。明治村が自ら運営しているため、明治村住民登録(年間パスポート)の駐車場割引が使えるのはこちらだけです。
料金は普通車1,000円、自動二輪車200円、観光バス1,500円。予約は受け付けておらず、到着した順に停める先着順です。支払いは現地精算で、事前決済の仕組みはありません。営業時間は「開村時間30分前から閉村時間まで」と案内されているため、明治村が開く前に到着しても、30分前を過ぎていれば車を入れられます。
注意したいのは、北口が明治村の「奥側」にあたる点です。園内は起伏のある丘陵地で、1丁目から5丁目まで縦に長く広がっています。北口から入ると5丁目側からのスタートになるため、正門から入る一般的なモデルコースとは順路が逆になります。どちらが良い悪いではありませんが、ガイドブックの回り方をそのままなぞろうとしている人は、駐車場を決める前に自分の順路を確認しておくと迷いません。
| 住所 | 〒484-0000 愛知県犬山市内山根比敷1 |
| 電話番号 | 0568-67-0314 |
| 営業時間 | 開村30分前~閉村時間 |
| 定休日 | 明治村の休村日に準じる |
| アクセス | 明治村北口ゲート直前 |
| 駐車場 | あり(900台収容) |
| 公式サイト | 公式サイト |
正門手前の天野商事駐車場は180台の民営
もう1つが、正門から約50m手前にある天野商事駐車場です。民間が経営しており、収容台数は普通車180台。正門に最も近い駐車場で、車を降りてから入村までの距離が短いのが特徴です。料金は普通車1,000円(3月~11月)、500円(12月~2月)と案内されていますが、民営で公式サイトを持たないため、金額や営業時間は変動する可能性があります。当日は料金所の小屋にいる係員に現金で支払う方式です。
ここで押さえておきたいのが、年間パスポートの駐車場割引が効かないという点です。明治村住民登録の特典は直営駐車場を対象にした制度なので、パスポートを持っていても正門側に停めれば通常料金がかかります。「近いから」だけで選ぶと、割引を捨てることになりかねません。
もう1つの落とし穴が帰り道です。園内を1丁目から5丁目へ歩き進めると、体感としては北口側にたどり着きます。そのまま北口から出てしまうと、正門手前に停めた車まで戻るのに坂道を歩くことになります。正門側に停めるなら、帰りは正門へ戻る前提で園内の回り方を組み立てておきましょう。
| 住所 | 〒484-0000 愛知県犬山市内山1番地(明治村正門手前) |
| 定休日 | 不定休(明治村の営業日に準じる) |
| アクセス | 明治村正門から徒歩約50m |
| 駐車場 | あり(180台収容) |
2つの駐車場を項目ごとに並べて比べる
言葉で説明すると違いが見えにくいので、判断に使う項目だけを抜き出して並べました。公式サイトと各種案内をもとに整理した一覧です。
| 比較項目 | 直営駐車場(北口) | 天野商事駐車場(正門) |
|---|---|---|
| 運営 | 明治村の直営 | 民間(天野商事) |
| 普通車の収容台数 | 900台 | 180台 |
| 普通車の料金 | 1,000円 | 1,000円(3月~11月) 500円(12月~2月)と案内 |
| 二輪車・バス | 二輪200円/バス1,500円 | 案内なし |
| 年間パスポート割引 | 平日無料/土日祝300円割引 | 対象外 |
| ゲートまでの距離 | 北口を出てすぐ | 正門から約50m |
| 支払い | 現金・現地精算(予約不可) | 係員に現金で支払い |
※名古屋暮らしガイド調べ。公式サイトのアクセスページおよび各駐車場の案内をもとに作成しています。
表にすると、収容台数の差が5倍近いことが一目でわかります。正門側は180台しかないため、来村者が集中する日ほど早い時間で埋まる計算になります。一方で年間パスポートを持っている人にとっては、直営側の割引が効くぶん、料金面のメリットは北口に傾きます。
駐車料金は普通車1,000円|二輪車・観光バスはいくらか
料金は明治村の駐車場で最も検索される項目です。ここでは車種別の金額と、支払いのルール、そして「調べると金額がバラバラに出てくる」問題の正体を整理します。
車種別の料金を1枚の表で確認する
公式サイトのアクセスページに掲載されている直営駐車場(北口)の料金は次のとおりです。入村料とは別に必要になる費用なので、当日の持ち合わせを考えるときの基準にしてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 普通車 | 1,000円(収容900台) |
| 自動二輪車 | 200円(収容50台) |
| 観光バス | 1,500円(収容100台) |
| 予約 | 受け付けなし(先着順) |
| 支払い | 現地精算 |
バイクで訪れる場合の200円は、ツーリング目的で立ち寄る人にとって負担の小さい設定です。二輪の枠は50台と限られていますが、普通車ほど枠を奪い合う場面は多くありません。観光バスは1,500円で100台ぶんの枠が確保されており、団体利用を前提にした設計になっていることが読み取れます。
「冬は500円」「800円」という情報が残っている理由
実は、明治村の駐車料金をネットで調べると、金額が一致しない情報がいくつも出てきます。「3月~11月は800円、12月~2月は500円」という季節料金を書いているページ、「3月~11月は1,000円、12月~2月は500円」と書いているページ、そして「通年1,000円」と書いているページが混在しているのが現状です。
公式サイトのアクセスページに掲載されている現行の案内は、普通車1,000円・自動二輪車200円・観光バス1,500円の一本立てで、季節による差額の記載はありません。つまり、季節料金として紹介されている金額は、料金改定より前の情報が残っているものと考えるのが自然です。冬に訪れる予定で「500円で済むはず」と見込んでいると、当日の請求と食い違う可能性があります。
12月に家族で訪れ、まとめサイトの「冬季500円」を見て小銭だけを財布に入れて出発。現地の案内は1,000円で、駐車場は現地精算・現金という前提だったため、支払いの段階で慌てて同乗者から借りることになった——という流れは起こりえます。対策は、駐車料金を1,000円で見積もって現金を用意しておくこと。差額が出ても損はしませんが、逆は当日その場で困ります。
支払いは現地精算。事前決済も予約もできない
明治村の駐車場は予約制ではありません。公式サイトにも「予約不可、現地精算」と明記されています。近年はレジャー施設の駐車場を事前予約するサービスが増えていますが、明治村の直営駐車場は当日先着順です。正門の天野商事駐車場も、料金所の小屋で係員に支払う方式が案内されています。
この「現金・現地精算」という前提は、キャッシュレス中心の生活をしている人ほど見落としがちです。入村料はチケット売り場やオンラインでの購入方法がありますが、駐車料金は入り口で支払う別会計になります。高速道路をETCで通り、買い物もスマホ決済で済ませる人は、駐車場のぶんだけ現金を分けて用意しておくと止まらずに済みます。
なお、入村料は大人2,500円、高校生1,500円、中学生と小学生が700円です(高校生は学生証の提示が必要)。寄付つき入村券は大人3,000円で用意されています。チケット代を抑える方法は下の記事でまとめているので、駐車料金と合わせて計画を立てるときに役立ちます。

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年間パスポートを持っているなら平日は駐車無料
明治村住民登録(年間パスポート)の保有者は、直営駐車場の料金が平日は無料、土日祝日は普通車・観光バスが300円割引、自動二輪車が100円割引になります。パスポートの価格は大人7,500円、高校生4,500円、中学生と小学生が2,100円です。
この特典は、年に何度も通う人にとって見逃せない条件になります。平日に訪れる回数が多いほど、駐車料金の負担が積み上がらない設計だからです。逆に、年に1回しか行かない人がパスポートを駐車場割引目当てで買う意味はほとんどありません。あくまで「通う人向けの制度」として捉えるのが妥当です。
割引の対象はあくまで直営駐車場です。正門手前の天野商事駐車場は民営のため、パスポートを提示しても割引は適用されません。パスポートを持って車で行く日は、北口を目指すのが料金面での合理的な選択になります。
何時から停められる?開村30分前オープンのルール

「駐車場は何時から開いているのか」も検索が多いポイントです。明治村は季節や曜日で開村時間が変わるため、時計の数字を覚えるより「開村時間との関係」で理解しておくほうが確実です。
直営駐車場は開村時間の30分前から
公式サイトのアクセスページによると、直営駐車場の営業時間は「開村時間30分前から閉村時間まで」です。開村時間そのものが季節や曜日で変わるため、駐車場が開く時刻も日によって前後します。逆にいえば、開村時間さえ調べておけば、駐車場に入れる時刻は自動的に決まります。
この「30分前」という枠は、朝いちばんに入村したい人にとって実用的です。ゲートが開く前に車を置き、チケット売り場の列に並ぶ動きが取れるからです。園内は建造物が60数棟以上あり、100万平方メートルの敷地を歩いて回ることになるため、開村と同時に入れるかどうかで1日に回れる範囲が変わります。
駐車場の開場時刻は「その日の開村時間マイナス30分」で計算できます。開村時間は季節・曜日で変わるので、出発前に公式サイトの開村カレンダーで当日の開村時間を確認し、そこから逆算して家を出る時間を決めるのが確実です。
閉村時間まで停められるが、帰りの動線は考えておく
営業終了は閉村時間に合わせられています。園内でゆっくり過ごしても、閉村までに車へ戻れば問題ありません。ただし、閉村間際は出庫する車が同じ時間帯に集中します。丘陵地に造られた駐車場から一斉に車が出るため、駐車場を出るまでに時間がかかることは想定しておいたほうがよいでしょう。
混雑を避けたいなら、閉村時間ぎりぎりまで園内にいるのではなく、少し前に切り上げて出庫する選択肢もあります。逆に、出庫の列に並ぶ時間を園内で過ごす時間に充てるという考え方もできます。どちらが良いかは同行者の体力次第なので、家族連れなら早め、大人だけなら最後までという使い分けが現実的です。
休村日には駐車場も開かない
明治村は通年で毎日開いているわけではありません。休村日が設定されており、直営駐車場の休みも明治村の休村日に準じます。「駐車場だけ使って周辺を散歩する」といった使い方はできない前提で考えてください。
休村日は年度によって変わるため、出発前に公式サイトの開村カレンダーを見るのが確実です。特に冬季はメンテナンス等で休村日がまとまって設定されることがあり、思い立って出かけると門の前で引き返すことになります。ドライブの通過点として立ち寄る計画の場合ほど、この確認を省略しがちなので注意してください。
900台あっても満車になる?到着時間の考え方
直営駐車場は普通車900台と、レジャー施設としては大きい部類です。それでも「満車になるのか」が気になるのは、来村者が特定の日に集中する施設だからです。ここでは台数の意味と、当日の動き方を整理します。
台数の差が意味すること
直営900台に対し、正門側は180台。単純に枠の数で5倍近い開きがあります。正門に近いという理由で正門側を選ぶ人が一定数いる以上、来村者が多い日は180台の枠のほうが先に埋まる構造です。「正門に近い駐車場から順に埋まり、直営側に回される」という流れは、台数の設計から見て起こりやすいといえます。
一方で、直営側は900台に加えて観光バス100台・二輪50台の枠を持っています。団体バスの受け入れも含めて設計された規模なので、通常の週末に個人客だけで枠を使い切る場面は限定的だと考えられます。ただし、イベント開催日や連休は来村者数そのものが変わるため、台数だけで「絶対に空いている」と判断はできません。
予約できない以上、早着が唯一のリスク回避になる
明治村の駐車場は予約を受け付けていません。事前に枠を確保する手段がないため、混雑が予想される日にできる対策は「早く着く」の一択です。前述のとおり駐車場は開村時間の30分前に開くので、その時間に合わせて到着すれば、駐車場探しで迷う場面はほぼなくなります。
公式サイトの開村カレンダーで当日の開村時間とイベント有無を確認する
開村30分前の駐車場オープンに合わせて到着できるよう出発時刻を逆算する
枠の多い直営駐車場(900台)を第1候補にして、北口側からアプローチする
現地で係員の誘導が出ている場合は、その指示に従って空いている区画へ回る
混雑日は現地の誘導に従うのが結果的に早い
来村者が集中する日は、駐車場の入口で誘導が入ることがあります。自分の目当ての区画にこだわって列に残るより、案内された区画へ素直に進んだほうが、結果として入村までの時間は短くなります。特に天野商事駐車場では、混雑時に舗装されていない区画へ案内される場合があるとされています。足元が土のエリアに停める可能性があるため、雨上がりの日はスニーカーで行くなど、靴の選択にも影響します。
また、明治村の駐車場は丘陵地に造られています。区画によって入村ゲートまでの高低差が生じるため、ベビーカーや車いすを使う場合は、係員に相談してから停める位置を決めると移動の負担が減ります。当日どのエリアが使えるかは現地の判断になるので、時間に余裕を持って到着することがそのまま選択肢の多さにつながります。
車でのアクセスは小牧東ICが起点|ナビ設定の落とし穴
駐車場までの道のりも、事前に押さえておきたい情報です。明治村は犬山市の丘陵地にあり、高速道路のインターからも一般道からもアプローチできます。
中央自動車道・小牧東ICから約3km
高速道路を使う場合、最寄りは中央自動車道の小牧東ICです。ICから明治村までは約3kmで、時間にすると5分程度。名古屋方面から東名高速・小牧JCTを経由して中央道に入るルートが基本になります。IC出口から明治村までの距離が短いため、高速を降りてからの道のりで消耗しないのがこのルートの利点です。
一般道で向かう場合は、国道41号線の上小口2丁目交差点から約6km、15分程度が目安です。名古屋市内から下道だけで向かうときや、高速代を抑えたいときの選択肢になります。犬山城下町とセットで観光する計画なら、一般道ルートのほうが立ち寄りやすい場面もあります。
| 住所 | 〒484-0000 愛知県犬山市内山1番地 |
| 電話番号 | 0568-67-0314 |
| 営業時間 | 季節・曜日により異なる(公式サイトの開村カレンダー参照) |
| 定休日 | 不定休 |
| アクセス | 名鉄犬山線犬山駅から高速バス約20分、中央自動車道小牧東ICから約3km |
| 駐車場 | あり(北口900台、正門180台) |
| 公式サイト | 公式サイト |
カーナビの目的地は「駐車場」で設定する
意外と知られていないのが、カーナビの目的地設定で到着地点が変わることです。単に「明治村」で検索すると、施設の代表地点(正門側)が案内される場合があります。北口の直営駐車場に停めたい人がそのまま従うと、正門側に着いてから駐車場を探し直すことになります。
目的地には「明治村駐車場」と入力すると、北口の駐車場に到着しやすくなります。同乗者がいる場合は、出発前にどちらのゲートを目指すか合意しておくと、現地で判断が割れません。特に初めて訪れる人は、丘陵地の道で分岐に差しかかってから決めるのが難しいため、事前の設定がそのまま当日の動きやすさになります。
カーナビの検索結果に古い施設情報が残っていることがあります。到着地点が意図と違うと感じたら、無理に細い道へ入らず、幹線道路まで戻って案内看板に従うほうが安全です。丘陵地のため、道を間違えると引き返しに時間がかかります。
電車+バスという選択肢も持っておく
駐車料金と運転の負担を考えると、公共交通を選ぶ判断もあります。名鉄犬山線の犬山駅東口から明治村行きのバスで約20分、名古屋駅の名鉄バスセンターからは高速バスで約80分、栄のオアシス21からは約65分です。名古屋市内から直通のバスがあるため、乗り換えの手間は多くありません。
特に、園内でお酒を楽しみたい日や、帰りの疲れを考えたい日は公共交通に分があります。逆に、乳幼児連れで荷物が多い日や、犬山周辺を車で回りたい日は車が有利です。詳しいバスの時刻や最終便については、アクセスをまとめた記事も参考にしてください。

「明治村に行きたいけれど、名古屋からどう行くのが正解なのか分からない」——そう感じている方は少なくありません。明治村は名古屋市内ではなく犬山市の入鹿池のほとりに…
駐車場に着く前に決めておきたい3つのこと
現地で迷わないために、出発前に決めておくと良い項目が3つあります。1つめは停める駐車場(北口か正門か)、2つめは入村ゲート、3つめは帰りに出るゲートです。この3つが決まっていれば、園内の回り方も自然に定まります。
特に3つめの「帰りのゲート」は忘れられがちです。園内は縦に長く、入ったゲートと逆側に着いてしまうことがあります。車を停めた側に戻る前提で回るのか、園内の移動手段を使って戻るのかを先に決めておくと、閉村間際に慌てずに済みます。
明治村駐車場でやりがちな失敗と、その対策
ここまでの情報を踏まえて、実際に起こりやすい失敗と対策を整理します。どれも事前に知っていれば避けられるものばかりです。
失敗パターン②:正門に停めたのに北口から出てしまう
正門手前の天野商事駐車場に車を停め、園内を1丁目から順に歩き進めた結果、5丁目側の北口に着いてしまう——これは動線上、起こりやすい失敗です。北口から出ると、駐車場のあった正門側まで戻るのに坂道を歩くことになります。1日歩いた後の坂道は、行きの何倍にも感じられます。
対策は、駐車した位置と帰りのゲートをセットで決めておくことです。正門側に停めたなら、帰りは正門へ戻る前提で園内の回り方を組み立てます。あるいは最初から北口の直営駐車場を選び、北口起点で回るという判断もあります。どちらを選んでも、「入ったゲートから出る」を原則にしておけば、この失敗は起こりません。
「割引があるはず」と正門に停めてしまう
年間パスポートを持っている人が陥りやすいのが、駐車場の選択ミスです。明治村住民登録の駐車場特典は直営駐車場を対象にした制度で、民営の天野商事駐車場では適用されません。「パスポートがあるから平日は無料」と思い込んで正門側に停めると、通常料金を支払うことになります。
対策はシンプルで、パスポートを使う日は北口を目指すことです。カーナビの目的地も「明治村駐車場」に設定しておけば、自然と直営側に到着します。パスポートは大人7,500円、高校生4,500円、中学生と小学生が2,100円という価格設定なので、駐車料金の特典まで含めて元を取る計算をしている人ほど、停める場所を間違えない意識が要ります。
キャッシュレス前提で出発してしまう
普段の買い物をスマホ決済で済ませている人ほど、財布に現金を入れずに出かけがちです。しかし明治村の駐車場は現地精算で、正門側は係員に直接支払う方式です。高速道路をETCで通ってきた場合、料金所で現金を触る場面がないまま駐車場に着くことになります。
- 駐車料金ぶんの現金を財布に入れる
- 公式サイトで開村時間と休村日を確認
- カーナビの目的地を「明治村駐車場」に設定
- 帰りに出るゲートを同行者と決めておく
- まとめサイトの古い料金だけを信じる
- 駐車場を予約できると思い込む
- 年パスの割引が正門でも効くと考える
- 閉村ぎりぎりまで園内に残って出庫渋滞に並ぶ
対策として、駐車料金は1,000円で見積もって現金を用意しておくのが確実です。園内での買い物や飲食の支払い方法とは別に、駐車場ぶんだけ分けて持っておくと、入口で焦る場面がなくなります。
タイプ別・北口と正門どちらを選ぶのが正解か
ここまでの情報を、訪れる人のタイプ別に整理します。自分がどれに当てはまるかで、目指すゲートが決まります。
年間パスポートを持っている人は迷わず北口
明治村住民登録を持っている人は、直営駐車場(北口)が明確に有利です。平日は駐車料金が無料、土日祝日は普通車で300円割引が受けられます。民営の正門側にはこの特典がないため、パスポートを活かすなら北口一択と考えて問題ありません。
年に何度も通う人ほど、この差は積み上がります。パスポートは大人7,500円ですが、入村料が大人2,500円であることを踏まえると、通う頻度が高い人にとっては駐車料金の特典も含めて検討する価値があります。平日に休みが取れる人なら、駐車場が無料になる曜日を狙って通うという使い方もできます。
小さな子ども連れ・体力に不安がある人は正門側も候補
正門手前の天野商事駐車場は、正門から約50mという近さが最大の利点です。ベビーカーを押す人や、歩く距離を短くしたい人にとっては、この距離の短さが判断材料になります。園内は丘陵地で起伏があるため、駐車場からゲートまでの移動を短くできるのは負担軽減につながります。
ただし、収容台数が180台と限られる点と、帰りに北口へ出てしまうと坂を戻ることになる点は変わりません。正門側を選ぶなら、帰りも正門から出る前提で回り方を決めておくのが条件になります。混雑時には舗装されていない区画へ案内される可能性もあるため、雨天や雨上がりの日は履物にも気を配ってください。
バイク・観光バスで訪れる場合
自動二輪車で訪れる場合、直営駐車場に50台ぶんの枠があり、料金は200円です。ツーリングの立ち寄り先として組み込みやすい設定といえます。土日祝日は年間パスポート保有者に100円割引が適用されるため、バイクで頻繁に通う人にも制度が用意されています。
観光バスは1,500円で、100台ぶんの枠が確保されています。団体での来村を計画する場合は、駐車場の枠と入村手続きを合わせて事前に相談しておくとスムーズです。バス利用が前提の団体旅行では、乗降場所と集合場所をどちらのゲートにするかを最初に決めておくと、参加者が迷いません。
お得に行きたい人はきっぷと組み合わせる
車で行くか公共交通で行くかは、費用だけでなく当日の過ごし方で決まります。電車とバスを使う場合は、入村料とセットになったきっぷが用意されており、個別に買うより負担を抑えられる場合があります。名古屋方面から日帰りで訪れる人は、選択肢として知っておくと計画の幅が広がります。

名古屋から明治村に行くなら、電車・バス・入村券がまとめて1枚になった「明治村時間旅行きっぷ」を知っておいて損はありません。名鉄電車の全線フリーきっぷに加え、犬山…
一方、犬山城下町やその周辺も合わせて回りたい日は、車のほうが動きやすくなります。駐車料金は1,000円かかりますが、複数のスポットを1日で回るなら移動の自由度が上回ります。何を優先するかを先に決めておけば、迷いは減ります。
まとめ
明治村へ車で向かうなら、最初の一歩は公式サイトの開村カレンダーで当日の開村時間を確認することです。そこから30分を引いた時刻が駐車場の開く目安になり、逆算すれば家を出る時間が決まります。停める場所と帰りに出るゲートを同行者と決めておけば、1日歩いた後に坂道を戻る事態も避けられます。100万平方メートルの敷地に60数棟以上の明治建築が並ぶ場所です。駐車場の判断を先に済ませて、園内で過ごす時間をたっぷり確保してください。
※駐車料金・開村時間・休村日は変更される場合があります。おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
最新の情報は以下の公式サイトでご確認ください。
・博物館明治村 アクセス・駐車場
・博物館明治村 入村料金
・博物館明治村 明治村住民登録(年間パスポート)

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