名古屋城の金シャチに触れる距離で会えるのはどこ?原寸大レプリカのある場所を完全ガイド

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名古屋城といえば、屋根の上で金色に輝く金シャチ。写真で見るたびに「あれ、近くで見られないのかな」「実際に触れる場所ってどこかにあるの?」と気になった方は多いはずです。旅行の計画を立てながら検索してみたものの、出てくるのは望遠レンズで撮った屋根の写真ばかり、という経験はありませんか。

結論から言うと、名古屋城の本物の金鯱は天守閣の屋根の上にあり、触れることはできません。天守閣そのものが閉館中で、内部に入ることすらできない状態です。ただし、手を伸ばせば届く距離まで近づける原寸大の金シャチなら、名古屋城の正門を出てすぐの金シャチ横丁 義直ゾーンにあるおみやげ店「鯱上々(しゃちじょうじょう)」の店内にあります。しかもこの金シャチ、かつて名古屋城の正門近くに置かれていた由緒あるレプリカです。

この記事では、金シャチに一番近づける場所を最初にお伝えしたうえで、名古屋駅で座れる金シャチアート、無料で使える金鯱水、市役所の屋根に載る鯱まで、名古屋の街に散らばる金シャチスポットを回り方つきでご案内します。観覧料や営業時間は2026年8月時点の公式情報にもとづいて整理しました。

📌 この記事でわかること

・金シャチに手が届く距離で会えるのは金シャチ横丁の「鯱上々」
・名古屋城の本物の金鯱は今どこにあり、なぜ触れないのか
・名古屋駅の「GOLD FISH」など城外の金シャチスポット
・料金・所要時間・アクセスを比べた目的別の回り方

目次

名古屋城の金シャチに触れる距離で会えるのはどこ?答えは金シャチ横丁の「鯱上々」

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本物は屋根の上、手が届くのは原寸大レプリカだけ

名古屋城の金鯱に「触れる」ことができる場所は、公式には存在しません。本物の金鯱は復元された天守閣の頂で輝いており、地上から見上げる以外に近づく方法がないためです。そのうえ天守閣は現在閉館中で、建物の中に入ることもできません。

一方で、実物と同じ大きさの金シャチなら手が届く距離にあります。名古屋城正門を出てすぐの金シャチ横丁 義直ゾーンにあるおみやげ店「鯱上々」の店内に、原寸大の金の鯱が展示されているのです。ガラスケース越しではなく、店内にどんと置かれた状態なので、真横に立って記念撮影ができます。義直ゾーンへの入場は無料で、名古屋城の観覧料も必要ありません。

注意したいのは、レプリカとはいえ1957年制作の歴史ある作品だということです。撮影は歓迎されていますが、体重をかけて寄りかかったり、うろこを引っ張ったりするのは避けましょう。触れてよいかどうか迷ったら、店員さんにひと声かけるのが確実です。

なお「金シャチ」と「金鯱(きんしゃち)」はどちらも同じものを指します。名古屋城の公式サイトでは「金鯱」、街なかの施設名では「金シャチ」と表記されることが多く、検索する際は両方の表記を試すと情報が見つかりやすくなります。

Q. 名古屋城の中に、触れる金シャチはありますか?
A. 名古屋城の有料エリア内には、間近で触れられる金シャチの展示はありません。かつて正門近くにあった原寸大の金シャチは、現在は正門を出た先の金シャチ横丁 義直ゾーン「鯱上々」の店内に移されています。城に入らなくても見られるので、観覧料を払う前に立ち寄るのがおすすめです。

鯱上々の金シャチは1957年生まれ|正門前から店内へ移った理由

鯱上々に展示されている金シャチは、1957年に仏師・早瀬景雲が檜材で制作したものです。1945年5月の空襲で焼失した名古屋城天守閣の再建を祈念してつくられた作品で、長年にわたり名古屋城の正門近くに展示されてきました。

制作年の1957年は、鉄骨鉄筋コンクリート造の天守閣が再建される2年前にあたります。つまりこの金シャチは、まだ天守閣がなかった時代の名古屋で「もう一度あの城を」という願いを込めて彫られた一体ということになります。単なる撮影用のオブジェではなく、戦後復興の記念碑としての性格を持っているわけです。

鯱上々は2022年春にオープンした店舗で、この金シャチが屋外から店内へと移されました。屋外展示だった頃は雨風にさらされていましたが、現在は屋内で保護されており、悪天候の日でもきれいな状態で見られます。雨の日の名古屋観光で行き先に困ったときの逃げ場としても使えます。

本物の金鯱と同じ大きさというのは、数字で見るとかなりの迫力です。名古屋城公式サイトによれば、二代目金鯱は雄が総高2.621m・重量1,272kg、雌が総高2.579m・重量1,215kg。大人の背丈をはるかに超える大きさなので、隣に立って撮ると人物が小さく写ります。全身を入れたい場合は、少し離れた位置から縦向きで撮るとうまくまとまります。

入場無料・観覧料なしで見られるのが最大の魅力

鯱上々のある金シャチ横丁 義直ゾーンは入場無料です。名古屋城の観覧料(大人500円、2026年10月1日より1,000円)を払わなくても、原寸大の金シャチに会えます。中学生以下は名古屋城も無料なので、家族連れなら「城は次回にして今日は金シャチだけ」という回り方も現実的です。

観覧料は2026年10月1日から大人500円が1,000円へと倍になります。名古屋城公式サイトの案内では、団体30人以上は450円が900円へ、100人以上は400円が800円へ、名古屋市内高齢者は100円が300円へ改定されます。改定日前に購入した観覧券は従前の料金のまま使用できるとされているため、値上げ前に前売券を買っておくという手もあります。

気をつけたいのは、義直ゾーンの営業時間が名古屋城の運営に連動している点です。名古屋城の開園時間は9:00〜16:30で、鯱上々の営業時間は10:00から名古屋城の閉門30分後まで。朝9時に城へ入った人が、出てきた頃には店が開いている、という時間設計になっています。逆に言えば朝9時台に金シャチ横丁だけを目当てに行くと、まだ開いていない可能性があります。

ちなみに義直ゾーンは名古屋城正門側、宗春ゾーンは東門側と、金シャチ横丁は2か所に分かれています。原寸大の金シャチがあるのは義直ゾーンのほうです。地下鉄で行く場合、名城線「名古屋城」駅の7番出口を出てすぐが宗春ゾーンなので、そのまま入ってしまうと目的の金シャチには会えません。

「金シャチ横丁に行けば触れる」は半分正解

検索でよく見かけるのが「金シャチ横丁に原寸大の金シャチがある」という情報です。これは正しいのですが、注意点があります。金シャチ横丁は義直ゾーンと宗春ゾーンの2か所に分かれており、原寸大の金シャチがあるのは義直ゾーンの鯱上々だけです。

地下鉄名城線「名古屋城」駅の7番出口を出るとすぐが宗春ゾーンなので、電車で行くと最初に着くのは金シャチのないほうです。ここで「あれ、どこにあるんだろう」と探し回ることになりがちです。

両ゾーンは名古屋城のお堀を挟んで反対側にあり、徒歩10分ほど離れています。往復すれば20分以上のロスになるため、目的地を義直ゾーンと決めているなら市営バス「名古屋城正門前」停の利用がおすすめです。

なお金鯱水は両ゾーンに1体ずつあるので、宗春ゾーンだけを訪れた場合でも金シャチには会えます。「原寸大」にこだわらないなら、無理に移動しなくても十分楽しめます。

鯱上々ってどんな店?金シャチみやげが集まる義直ゾーンの一軒

場所は名古屋城正門のすぐそば|迷わない歩き方

鯱上々の住所は名古屋市中区三の丸1丁目2番3号。金シャチ横丁 義直ゾーンの一角にあります。市営バス「名古屋城正門前」停からはすぐ、地下鉄名城線「名古屋城」駅7番出口からは徒歩10分ほどです。

地下鉄利用の場合、7番出口を出て地上に上がると目の前が宗春ゾーン(東門側)です。ここから義直ゾーンへは、名古屋城のお堀に沿って西へ歩くことになります。お堀端の歩道は信号が少なく歩きやすいので、10分の道のりも苦になりません。途中でお堀越しに天守閣を眺められるポイントもあります。

車の場合は正門前駐車場が便利です。名古屋城の駐車場は普通車431台(正門308台・二の丸東123台)で、料金は2026年6月1日の改定により30分250円になりました。二輪車は30分150円です。予約制度はなく先着順のため、桜や紅葉のシーズン、夏まつり期間は満車を覚悟しておいたほうがよいでしょう。

なごや観光ルートバス「メーグル」を使う手もあります。「名古屋城」停で降りればすぐで、名古屋駅を起点に大曽根・徳川園方面へ回るルート上にあるため、他の観光地とまとめて回りたい人に向いています。

📍 金シャチみやげ 鯱上々
住所 〒460-0001 名古屋市中区三の丸1丁目2番3号 金シャチ横丁 義直ゾーン
電話番号 052-888-9998
営業時間 10:00〜名古屋城閉門30分後まで
定休日 名古屋城の休みに準ずる
アクセス 市営バス「名古屋城正門前」停すぐ/地下鉄名城線「名古屋城」駅7番出口より徒歩10分
公式サイト 金シャチみやげ 鯱上々

営業時間は名古屋城とセット|「閉門30分後まで」の意味

鯱上々の営業時間は10:00から名古屋城の閉門30分後までです。名古屋城の開園時間は9:00〜16:30なので、通常期であれば17:00頃までということになります。金シャチ横丁の公式サイトでは10:00〜17:30と案内されており、イベント期間で城の閉門が延びる時期にはこちらに近い時間まで開いていると考えられます。

この「城の閉門時間に連動する」という仕組みが少し曲者です。名古屋城は夏まつりや観桜会など、季節のイベントで開園時間を延長することがあります。そのため「先月来たときは18時でも開いていたのに」ということが起こり得ます。訪問前に名古屋城公式サイトでその日の閉門時間を確認しておくと、無駄足を防げます。

休みも名古屋城に準じます。名古屋城の休園日は12月29日から1月1日まで(イベントにより変更あり)なので、年末年始に名古屋へ帰省するタイミングでの訪問は避けたほうが無難です。金シャチ横丁全体も年末年始は休みとなっています。

時間帯としては、名古屋城を見終わった夕方より、開店直後の10時台のほうが落ち着いて見られます。城の観覧を先に済ませると、どうしても閉門間際の混雑した時間帯に店へ行くことになるためです。金シャチとの記念撮影を優先するなら、先に鯱上々、その後に城という順番も検討する価値があります。

⚠️ 失敗パターン①:名古屋城の閉門時間を知らずに夕方到着

名古屋城は16:30閉門で、鯱上々もその30分後には閉まります。「夕方から観光しよう」と16時に地下鉄を降りると、義直ゾーンまで歩く10分で滞在時間がほとんど残りません。対策:金シャチ目当てなら遅くとも15時までに現地到着を。城内も回るなら14時までが目安です。

金鯱金平糖に箸置き|持ち帰れる金シャチみやげ

鯱上々は「金シャチみやげ」を掲げる店だけあって、金シャチをモチーフにした商品が揃います。公式に紹介されている品としては、金鯱金平糖(黄缶・黒缶)、名古屋きんつば、小倉バター、金のしゃちほこ箸置きセットなどがあります。価格は時期により変わるため、店頭で確認してください。

金鯱金平糖は缶入りで日持ちがするため、職場へのばらまき土産に向いています。黄缶と黒缶の2種類があるので、渡す相手で色を変えるという使い方もできます。小倉バターは名古屋らしい小倉あん系のみやげで、パンに塗って食べるタイプです。

箸置きは金シャチの形をした実用品で、旅の記念として自宅用に買う人が多い品です。おみやげ選びで迷ったときは「食べ物か、残る物か」で絞ると決めやすくなります。日持ちを気にせず渡せるのは箸置きなどの雑貨のほうです。

なお金シャチ横丁には食事処も揃っています。義直ゾーンには名古屋めしの老舗が並び、ひつまぶしや味噌カツを城の見学とセットで楽しめます。ランチの予算感や混雑を避ける時間帯は、こちらの記事にまとめています。

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買い物なしで見学だけでも大丈夫?

鯱上々はおみやげ店なので、商品を買わずに金シャチだけ見て出ることもできます。入店に料金はかかりませんし、記念撮影スポットとして紹介されている店なので、写真を撮ること自体が想定された使い方です。

ただし店内は決して広くありません。土日や連休の昼過ぎは他のお客さんで混み合うため、大人数で入って通路を塞いだり、長時間にわたって撮り直しを続けたりするのは避けたいところです。グループで訪れるなら、2〜3人ずつ交代で撮ると周囲に迷惑をかけずに済みます。

撮影のコツとしては、金シャチが金色で光を反射しやすいため、スマートフォンのフラッシュを切ったほうがきれいに写ります。室内照明の下では自動でフラッシュが光ってしまい、うろこが白飛びすることがあるためです。

せっかく立ち寄るなら、小さくても何か買っていくと気持ちよく過ごせます。金平糖の缶なら手荷物にもなりにくく、旅の途中でも持ち歩きやすい大きさです。

本物の金鯱は今どこにある?天守閣閉館中でも見られる角度

本物の金鯱は今どこにある?天守閣閉館中でも見られる角度の解説画像

屋根の上の一対|北が雄、南が雌

本物の金鯱は、再建された天守閣の頂で今も輝いています。天守閣は閉館中で内部に入れませんが、外観そのものは名古屋城の有料エリア内から自由に眺められます。つまり観覧料を払えば、本物の金鯱を肉眼で見ること自体はできるということです。

金鯱は一対で、北側が雄、南側が雌。名古屋城公式サイトによれば雄のほうが大きくつくられており、総高2.621m・重量1,272kgに対し、雌は総高2.579m・重量1,215kgです。地上から見上げるとどちらも同じ大きさに見えますが、実際には約4cmと57kgの差があります。

見学の際は、北側と南側で別々の位置から見上げるのがポイントです。天守閣を一方向からだけ眺めると、手前の一体しか正面から見えません。本丸周辺をぐるりと回って、雄と雌の両方を正面から確認すると「一対」であることを実感できます。

注意点として、金鯱は屋根の上にあるため、スマートフォンの標準カメラでは小さくしか写りません。デジタルズームを使うと画質が荒れるので、しっかり撮りたい場合は望遠レンズのあるカメラを持参するか、鯱上々の原寸大レプリカで「近距離の1枚」を確保しておくのが現実的です。

💡 豆知識:熱田の浜に魚が寄らないほど光っていた

名古屋城公式サイトによれば、江戸時代の金鯱は「その輝きは熱田の浜に魚が寄らないほど光っている」と歌に歌われるほどでした。誇張を含む表現とされていますが、当時の名古屋にとって金鯱がどれほど象徴的な存在だったかが伝わってきます。

天守閣に入れないのはなぜ?木造復元の現在地

名古屋城の天守閣は現在閉館しており、内部を見学することはできません。名古屋城公式サイトのよくある質問でも、天守閣が閉館中でも本丸御殿や重要文化財の建築物、庭園、石垣、四季の花や木など見どころは多いと案内されています。

現在の天守閣は1959年に鉄骨鉄筋コンクリート造で再建されたもので、これを木造で復元する計画が進められています。復元の完成時期については議論が続いており、着工の見通しも含めて状況は流動的です。木造復元の経緯や今後の見通しは、別記事で詳しくまとめています。

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木造復元が実現した場合、金鯱も新しい天守に載ることになります。逆に言えば、現在の鉄骨鉄筋コンクリート造の天守閣に載った金鯱を見られるのは今のうち、という見方もできます。「いつか行こう」と思っている方は、風景が変わる前に一度足を運んでおくと後悔が少ないはずです。

なお天守閣の木造復元に関連して、名古屋城内では実物大の階段模型を展示する「階段体験館(ステップなごや)」という施設も設けられています。復元計画の中身に興味がある方は、あわせて立ち寄ってみてください。

本丸御殿・西の丸御蔵城宝館とセットで回る

天守閣に入れない分、名古屋城の観覧では本丸御殿が主役になります。2018年から全面公開されており、金鯱と並ぶ名古屋城の見どころです。本丸御殿への入場は16:00までと、閉門より30分早く締め切られるので注意してください。

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もうひとつ立ち寄りたいのが西の丸御蔵城宝館です。名古屋城の歴史を紹介する「歴史情報ルーム」と、国指定重要文化財の本丸御殿障壁画など所蔵品を公開する「展示室」で構成されており、入館料は無料(名古屋城の観覧料は別途必要)。展示は期間ごとに入れ替わるため、訪問時期によって見られる内容が変わります。

金鯱に関する展示が組まれる時期もあるため、金シャチ目当てで訪れるなら、事前に名古屋城公式サイトの催し情報を確認しておくと収穫が増えます。特別展の会期は公式サイトに掲載されています。

本丸御殿と西の丸御蔵城宝館を両方回ると、城内だけで1時間半から2時間ほどかかります。金シャチ横丁での食事や買い物も含めるなら、半日は見ておくと余裕を持って楽しめます。

営業時間・料金は変更が続いている

2026年の名古屋城は、料金改定が2段階で進んでいます。駐車場料金が2026年6月1日に普通車30分180円から250円へ、観覧料が2026年10月1日に大人500円から1,000円へと改定されます。訪問時期によって支払う金額が変わるため、事前確認が欠かせません。

名古屋城公式サイトの案内では、改定日前に購入した観覧券は従前の料金で使用できるとされています。2026年9月までに前売券を確保しておけば、10月以降の訪問でも500円で入れるということです。秋の紅葉シーズンに行く予定がある方は検討する価値があります。

開園時間の延長も頻繁にあります。夏まつりや観桜会などのイベント期間は閉門時刻が通常より遅くなり、それに連動して金シャチ横丁の営業時間も変わります。逆にイベントによって休園日が変更されることもあります。

正確な情報は名古屋城公式サイトのトピックスに掲載されます。訪問の前日か当日朝に一度確認しておけば、閉門時間の読み違いによる失敗はほぼ防げます。

📍 名古屋城
住所 〒460-0031 名古屋市中区本丸1-1
電話番号 052-231-1700
開園時間 9:00〜16:30(本丸御殿への入場は16:00まで)
休園日 12月29日〜1月1日(イベントにより変更あり)
観覧料 大人500円(2026年10月1日より1,000円)/中学生以下無料
駐車場 普通車431台(正門308台・二の丸東123台)/30分250円
公式サイト 名古屋城公式ウェブサイト

名古屋駅でも金シャチに座れる|KITTE名古屋の「GOLD FISH」

1階アトリウムの金色の巨大アート

名古屋城まで行く時間がない人でも、名古屋駅の目の前で金シャチに触れられる場所があります。JR名古屋駅直結のKITTE名古屋、その1階アトリウムに設置された「GOLD FISH」というアート作品です。作者は現代美術作家の祐成政徳氏。

金箔を使ったトラス構造で組まれた金鯱がそそり立つ作品で、台座の部分がメッシュのベンチになっており、8人ほどが腰かけられます。つまりこの金シャチは「触れる」どころか「座れる」金シャチということになります。名古屋城の金鯱に近づけないぶん、ここで金色のシャチを体感するという選択肢は十分にありです。

KITTE名古屋の営業時間は飲食が11:00〜23:00、物販が10:00〜20:00で、休館日は1月1日のみ。入館は無料です。新幹線の待ち時間や、乗り換えの合間にふらりと立ち寄れる立地なので、出張のついでにも寄れます。

注意点は、アトリウムがイベントスペースとして使われることです。物産展や展示イベントが開催されている日は、ベンチ周辺に什器が並んで座れないこともあります。確実に座りたい場合は、開店直後の午前中など人の少ない時間を狙うと空いています。

📌 ポイント

「触れる金シャチ」を最短で叶えるならKITTE名古屋。名古屋駅から徒歩1分、入館無料、しかも台座に座れます。原寸大の由緒あるレプリカを見たいなら金シャチ横丁の鯱上々。目的が「触れること」か「本物と同じ大きさを体感すること」かで行き先が変わります。

銀のシャチも探してみる

名古屋城公式サイトのコラム「名古屋の町は金シャチだらけ!」では、KITTE名古屋のGOLD FISHについて、金色のシャチの対面に銀色のシャチのベンチも配置されていると紹介されています。金だけ見て帰ってしまう人が多いので、対になる銀のほうも探してみてください。

この作品には雄と雌の設定があり、性別を表す染色体の記号が隠されているという話も伝わっています。名古屋城の金鯱が雄と雌の一対であることを踏まえた仕掛けと考えると、見え方が変わってきます。子ども連れなら「もう一匹はどこかな」と探すゲームにすると盛り上がります。

KITTE名古屋が入るJPタワー名古屋には、GOLD FISH以外にも国内アーティストによるアート作品が展示されています。名古屋の市章に使われる「八」の字をモチーフにした作品もあり、館内をゆっくり歩くだけでも小さな美術館めぐりのようになります。

雨の日や真夏の猛暑日でも、駅直結の屋内なので快適に過ごせるのが大きな利点です。名古屋城は屋外の敷地が広く、天候の影響を強く受けます。天気が崩れた日の代替プランとして、この場所を覚えておくと役立ちます。

📍 KITTE名古屋
住所 名古屋市中村区名駅一丁目1番1号
電話番号 052-589-8511
営業時間 飲食 11:00〜23:00/物販 10:00〜20:00(一部店舗により異なる)
定休日 1月1日
アクセス JR「名古屋」駅から徒歩1分/名鉄・近鉄・地下鉄「名古屋」駅から直結
公式サイト KITTE名古屋

名古屋駅から名古屋城への移動時間も押さえておく

KITTE名古屋で金シャチを見たあと、やはり本物も見たくなったという場合、名古屋駅から名古屋城までは地下鉄で移動します。桜通線で「久屋大通」へ出て名城線に乗り換え、「名古屋城」駅で下車するのが一般的なルートです。

もうひとつの選択肢が、なごや観光ルートバス「メーグル」です。名古屋駅を起点に主要観光地を巡回するバスで、「名古屋城」停で降りればすぐ。乗り換えが不要なので、荷物が多い日や小さな子ども連れには乗り換えなしの利点が効いてきます。

名古屋城の駅名にも注意が必要です。地下鉄名城線の駅は以前「市役所」という名称でしたが、現在は「名古屋城」駅に変わっています。古いガイドブックや記憶をたよりに「市役所駅」を探すと戸惑うことがあるので、乗り換え案内では「名古屋城」で検索してください。

駅の構内にも金シャチが潜んでいます。名古屋城公式サイトのコラムによれば、改札へ向かう階段の壁に大きな金シャチの絵が設置されており、天守をモチーフにした装飾が案内の役割も果たしています。地上へ出る前から金シャチさんぽは始まっているわけです。

無料で立ち寄れる金鯱水と、街に潜む鯱を見上げる楽しみ

金鯱水は口から水が出る無料の水飲みモニュメント

金シャチ横丁には「金鯱水」と呼ばれるモニュメントが、義直ゾーンと宗春ゾーンに各1体ずつ設置されています。金色のシャチの口から水が流れ出す造形で、名古屋の水道水を実際に汲むことができる水飲み場です。

飲料水として利用できるため、夏場の名古屋城見学では貴重な補給ポイントになります。マイボトルを持参していれば、水筒が空になっても無料で補充できます。名古屋城の敷地は広く、真夏の見学は熱中症対策が欠かせないので、位置を覚えておく価値があります。

金鯱水そのものは触れる高さにあり、記念撮影の対象にもなります。原寸大のレプリカほどの迫力はありませんが、「水が出る金シャチ」というのは他ではなかなか見られません。義直・宗春の両方にあるので、どちらのゾーンに立ち寄っても会えます。

金シャチ横丁は義直ゾーン・宗春ゾーンともに入場無料です。名古屋城に入らなくても、金鯱水と鯱上々の原寸大金シャチという2種類の金シャチに、料金ゼロで会えることになります。

📍 金シャチ横丁 義直ゾーン 〒460-0001 名古屋市中区三の丸一丁目2-3〜5
📍 金シャチ横丁 宗春ゾーン 〒460-0032 名古屋市中区二の丸一丁目2〜3

名古屋市役所本庁舎の時計塔53.5mに載る「四方睨みの鯱」

金シャチ横丁 宗春ゾーンから道を渡ってすぐの場所に、名古屋市役所本庁舎が建っています。1933年(昭和8年)竣工の建物で、中央に高さ53.5mの時計塔がそびえ、その頂上に「四方睨みの鯱」が載せられています。名古屋城との調和を意識した意匠です。

この建物は2014年12月10日に「名古屋市庁舎 1棟」として国の重要文化財に指定されました。外観のデザインは一般公募から建築家・平林金吾氏の案が採用されたもので、日本趣味を基調とした近世式と呼ばれる様式です。役所の建物ながら、それ自体が観光価値のある建築になっています。

鯱は塔の頂上にあるため触れることはできませんが、名古屋城公式サイトのコラムによれば、市役所には他にも金シャチが隠れています。西庁舎の入口の取っ手には金シャチの浮かし彫りがあり、周辺の植え込みの柵の飾りにも透かし彫りの金シャチが使われているとのこと。取っ手や柵なら手の届く高さです。

ただし市役所は行政機関です。庁舎内部の見学については名古屋市総務局総務課管理係(052-972-2106)が窓口になっています。開庁日は業務中の職員や来庁者の通行があるので、撮影に夢中になって通路をふさがないよう気をつけてください。

📍 名古屋市役所本庁舎 名古屋市中区三の丸三丁目1番1号

マンホール・消火栓・街灯…足元にも金シャチがいる

名古屋城公式サイトのコラム「名古屋の町は金シャチだらけ!」を読むと、この街の金シャチの多さに驚かされます。マンホールのふた、消火栓の蓋、測量基準点といった足元の金属製品にまで金シャチがあしらわれているのです。

街なかにも点在します。広小路通り(伏見〜栄間)の街灯には金シャチのレリーフが複数設置され、栄交差点北側のバス停は屋根に金属製の光る金シャチを載せています。錦通りでは夜になるとネオンサインの金シャチが浮かび上がります。

変わり種としては、名古屋城のお堀の北西角にある樋ノ口街園があります。城の屋根をモチーフにした石のオブジェの両端に、金属製の金シャチが載っている小さな緑地です。区画整理の過程で生まれたような目立たない場所にあるため、知らなければ通り過ぎてしまいます。

こうした金シャチは、どれも触れる高さにあるものが少なくありません。「本物に触れないなら、街の金シャチを探して歩く」という発想に切り替えると、名古屋の街歩き自体が宝探しに変わります。歩きながら足元のマンホールを見るだけでも、1日で何匹も見つかります。

⚠️ 失敗パターン②:義直ゾーンと宗春ゾーンを取り違えて往復30分

地下鉄「名古屋城」駅7番出口を出てすぐは宗春ゾーン(東門側)。原寸大の金シャチがある鯱上々は義直ゾーン(正門側)で、両者は徒歩10分ほど離れています。気づかず往復すると20分以上のロスに。対策:金シャチ目当てなら市営バス「名古屋城正門前」停で降りるか、駅を出たらまず西へ歩くと覚えておきましょう。

金鯱の基礎知識|18金・44.69kg・雄と雌でうろこの数が違う

数字で見る二代目金鯱のスペック

金鯱の大きさや重さは、名古屋城公式サイトに具体的な数値が公開されています。現在天守閣に載っている二代目金鯱は、北側の雄が総高2.621m・重量1,272kg・うろこ112枚、南側の雌が総高2.579m・重量1,215kg・うろこ126枚です。

使われている金は18金で、金板の厚みは0.15mm。金量は雄が44.69kg、雌が43.39kgと公表されています。合計すると88kgを超える金が、天守閣の屋根の上にあるという計算になります。

興味深いのは、体が大きい雄のほうがうろこの枚数は少ないという点です。雄が112枚に対し、雌は126枚。名古屋城公式サイトでは「体を覆く金の鱗は雌の方が多く、きらびやかに演出されている」と説明されています。大きさで勝る雄と、装飾で映える雌という対比になっているわけです。

この数字を頭に入れてから鯱上々の原寸大レプリカを見ると、印象がまるで変わります。「2.6mの高さで1.2トン」という数値は、実物の前に立って初めて実感できるスケール感です。

項目 北鯱(雄) 南鯱(雌)
総高 2.621m 2.579m
重量 1,272kg 1,215kg
うろこの枚数 112枚 126枚
金量 44.69kg 43.39kg
金の種類・厚み 18金・0.15mm 18金・0.15mm

1612年の初代から3度の改鋳、そして焼失

金鯱が名古屋城に載せられたのは1612年(慶長17)、天守閣の完成時です。名古屋城公式サイトは、徳川家康の支配力や尾張徳川家の権威を誇示するために絢爛豪華な金鯱が載せられたと説明しています。

その後、金鯱は平坦な道を歩んだわけではありません。尾張藩の財政難により、明治になるまでに3度改鋳されています。改鋳とは作り直しのことで、そのたびに金の量が減らされていったとされます。城の象徴が藩の台所事情に左右されていたというのは、なかなか生々しい歴史です。

初代の金鯱は1945年5月の太平洋戦争の空襲で天守閣とともに焼失しました。現在の金鯱は、名古屋の人々の熱意により、昭和実測図などをもとに詳細に復現されたものです。焼け落ちた城を市民の手で取り戻したという経緯が、今の金鯱には刻まれています。

鯱上々の金シャチが1957年制作である意味も、この流れの中に置くとよく分かります。天守閣の再建は1959年。その2年前、まだ城のない名古屋で祈念のために彫られたのが、今あなたが店内で会えるあの一体なのです。

実は、きらびやかなのは「雌」のほう

金鯱というと「大きくて豪華な雄」というイメージを持たれがちですが、意外と知られていないのは、装飾性で見れば雌のほうが上だという点です。うろこの枚数は雄112枚に対し雌126枚。14枚多いぶん、金のうろこが体を覆う密度が高くなっています。

名古屋城を訪れたとき、多くの人は正門側から入って天守閣を北から眺めます。この角度で正面に見えるのは北側の雄です。つまり「名古屋城の金鯱」として一般に写真に写り込みやすいのは雄のほう、ということになります。

南側に回り込んで雌を正面から見る人は、それほど多くありません。本丸を南から眺める位置に立てば、うろこが多くきらびやかに演出された雌の姿を確認できます。せっかく足を運ぶなら、両方を見比べてみてください。

「一対で載っている」という前提を知らないと、そもそも2体あることに気づかないまま帰ってしまいます。金シャチ探しは、知識があるほど見えるものが増える遊びです。

本物の金鯱を「間近で見る」機会はあるのか

過去には、名古屋城の金鯱が天守閣から降ろされて地上で公開されたことがあります。2021年に開催された「名古屋城金鯱展」がその代表例で、城外での長期展示は約150年ぶりと紹介されました。こうした特別公開の機会があれば、本物を至近距離で見ることも可能になります。

ただしこれは特別なイベントであり、常時実施されているものではありません。2026年8月時点で、本物の金鯱は天守閣の屋根の上にあり、地上での公開予定は公表されていません。

今後の可能性としては、天守閣の木造復元工事に伴って金鯱が降ろされる場面が考えられます。工事のスケジュール自体が確定していないため時期は読めませんが、そうした節目には特別公開が企画される可能性があります。

最新の情報は名古屋城公式サイトの「催し」ページで告知されます。本物の金鯱を間近で見たいという方は、公式サイトやSNSをこまめにチェックしておくとチャンスを逃しません。

目的別・時間別の回り方|30分コースから半日コースまで

名古屋駅で30分だけ空いたとき

新幹線の待ち時間や乗り換えの合間しかないなら、KITTE名古屋の「GOLD FISH」一択です。JR名古屋駅から徒歩1分、入館無料、1階アトリウムなのでエレベーター待ちもありません。物販は10:00から、飲食は11:00からの営業です。

30分あれば、金のシャチを見て、対になる銀のシャチを探し、台座のベンチに座って一息つく余裕があります。館内にはおみやげ店も入っているため、名古屋みやげをここで揃えてしまうことも可能です。

注意点は、アトリウムでイベントが開催されている日は周辺に什器が並ぶことです。混雑していて落ち着いて見られない場合、無理に長居せず切り上げる判断も必要です。新幹線の発車時刻に間に合わなくなっては元も子もありません。

移動距離を最小限にしたい方には、この選択肢が最も確実です。名古屋城まで往復すると、地下鉄の移動だけで30分以上かかってしまいます。

半日あるなら名古屋城+金シャチ横丁のフルコース

📋 半日モデルコース(所要3〜4時間)
1

10:00 市営バス「名古屋城正門前」停で下車。金シャチ横丁 義直ゾーンの鯱上々で原寸大の金シャチと記念撮影(30分)

2

10:30 義直ゾーンで早めの名古屋めしランチ、金鯱水でボトルに給水(60分)

3

11:30 名古屋城へ入城。天守閣の金鯱を北と南の両方から見上げ、本丸御殿・西の丸御蔵城宝館を観覧(120分)

4

13:30 東門から出て宗春ゾーンへ。金鯱水と名古屋市役所本庁舎の四方睨みの鯱を見て、地下鉄「名古屋城」駅から帰路

このコースなら、原寸大レプリカ・本物の金鯱・金鯱水・市役所の鯱と、4種類の金シャチに1日で会えます。義直ゾーンから入って宗春ゾーンへ抜ける動線にすることで、同じ道を往復せずに済むのがポイントです。

本丸御殿への入場は16:00までなので、午後スタートの場合は逆順にしないほうが安全です。城内を先に回り、閉門後に金シャチ横丁へ、という順番でも成立しますが、鯱上々は閉門30分後には閉まるため慌ただしくなります。

2026年10月1日以降は観覧料が大人1,000円になります。それでも本丸御殿・西の丸御蔵城宝館・庭園・重要文化財の建築物がすべて含まれると考えれば、半日かけて回る価値は十分にあります。

子ども連れ・雨の日はどう組み立てる

小さな子ども連れの場合、名古屋城の敷地は広く、石段や砂利道もあるためベビーカーでの移動には体力が要ります。中学生以下は観覧料無料ですが、無理に全域を回ろうとせず、金シャチ横丁と本丸御殿だけに絞るほうが機嫌よく過ごせます。

雨の日は屋内で完結するKITTE名古屋が有利です。名古屋駅直結で濡れずに行けるうえ、飲食店も揃っているので雨宿りを兼ねられます。金シャチのベンチに座って休憩できるのも、疲れやすい子ども連れには助かるポイントです。

逆に夏場は熱中症対策が最優先です。名古屋城の見学は日陰の少ない区間が続くため、金鯱水でこまめに給水し、義直ゾーンや宗春ゾーンの屋内店舗で休憩を挟む前提でスケジュールを組んでください。

高齢の家族と一緒なら、正門前駐車場に車を停めて義直ゾーンだけを楽しむ形も現実的です。駐車場から鯱上々までは短い距離で、階段もほとんどありません。名古屋市内在住の高齢者は観覧料が100円(2026年10月1日より300円)と割安なので、体調に余裕があれば本丸御殿まで足を伸ばす選択もできます。

【名古屋暮らしガイド調べ】金シャチスポット比較表

比較項目 鯱上々(金シャチ横丁) KITTE名古屋 GOLD FISH 名古屋城 天守閣の本物
料金 無料 無料 大人500円
(10/1〜1,000円)
近づける距離 真横(原寸大) 座れる 見上げるのみ
屋内・屋外 屋内 屋内 屋外
名古屋駅から 地下鉄+徒歩 徒歩1分 地下鉄+徒歩5分
滞在目安 20〜30分 15〜30分 90〜120分

この表は各施設の公式情報をもとに、金シャチとの距離という観点で整理したものです。料金・時間の面ではKITTE名古屋が最も手軽で、「本物と同じ大きさを間近で」という体験を求めるなら鯱上々が優れています。名古屋城は本物を見られる唯一の場所ですが、距離という点では最も遠くなります。

3か所すべてを回っても、かかる費用は名古屋城の観覧料と交通費だけです。金シャチというテーマ一本で1日組み立てられるのは、名古屋という街ならではの遊び方といえます。

まとめ|金シャチに一番近づける場所は、城の外にある

🏯 この記事の結論

名古屋城の本物の金鯱は天守閣の屋根の上にあり、触れることはできません。手が届く距離で会えるのは金シャチ横丁 義直ゾーンの鯱上々にある原寸大レプリカです。

✅ 要点チェック
  • 鯱上々:義直ゾーン・入場無料・原寸大
  • KITTE名古屋:GOLD FISHは台座に座れる
  • 本物:天守閣は閉館中、屋根を見上げる
  • 金鯱水:義直・宗春に各1体、無料で給水
  • 観覧料:2026年10月1日から1,000円へ

名古屋城の金シャチに「触れる」場所を探していた方にとって、答えは少し意外だったかもしれません。本物は天守閣の屋根の上にあり、しかもその天守閣は現在閉館中。地上から見上げる以外に近づく方法はありません。それでも、金シャチとの距離を縮める方法は確かに用意されています。

金シャチ横丁 義直ゾーンの鯱上々にある原寸大の金シャチは、1957年に仏師・早瀬景雲が檜材で制作し、長年名古屋城の正門近くに置かれていた由緒ある一体です。総高2.6m級の実寸を真横から見上げられて、しかも入場は無料。名古屋城の観覧料さえ必要ありません。名古屋駅まで戻れば、KITTE名古屋の「GOLD FISH」は台座に腰かけられる金シャチとして、乗り換えの合間にも立ち寄れます。

そして金鯱水、名古屋市役所の四方睨みの鯱、マンホールや街灯のレリーフ。名古屋の街には、触れる高さの金シャチが驚くほど多く潜んでいます。「本物に触れないなら、街の金シャチを探す」と発想を変えた瞬間から、名古屋の街歩きは宝探しに変わります。

最初の一歩としておすすめしたいのは、市営バス「名古屋城正門前」停で降りて、まず鯱上々に入ることです。城に入る前に原寸大の金シャチと写真を撮り、そのうえで観覧料を払って天守閣の本物を見上げる。この順番なら「近くの金シャチ」と「本物の金シャチ」の両方が1日で手に入ります。観覧料が1,000円になる2026年10月1日より前に動けるなら、なおのこと今が動きどきです。

※記事の情報は2026年8月時点のものです。営業時間・料金は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

名古屋在住歴15年。地元で暮らすからこそわかるリアルな情報を、住む人にも遊びに来る人にも役立つ形でお届けしています。新しくオープンした商業施設や再開発情報、名古屋めしの名店まで、街の「今」を追いかけています。

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