名古屋市北区の若鶴町にある楠公園(くすのきこうえん)は、遊具広場・野球場・テニスコート・夏季限定の屋外プールが1か所にまとまった、北区でも数少ない「まとめて遊べる」公園です。ところが検索してみても、遊具の場所や駐車場の台数、プールの料金といった知りたい情報がバラバラに散っていて、行く前に全体像がつかみにくいのが実情です。
結論からお伝えすると、楠公園は入園無料で、遊具広場と自由広場だけを使うなら1円もかかりません。お金がかかるのは楠プール(大人300円)、テニスコート(1区分700円から)、野球場(1区分1,100円から)の3施設だけです。そして最大の注意点は駐車場で、有料施設利用者向けに用意された10台程度のスペースしかなく、夏のプール期間は午前中で埋まります。
この記事では、名古屋市の公式情報をもとに、楠公園の遊具の配置、2026年の楠プールの開場期間と休場日、野球場・テニスコートの料金と予約手順、そしてバス・車それぞれのアクセス時間までを、行く前に知っておきたい順番でまとめました。2026年10月に控える利用料金の改定にも触れていますので、これから予約を取る方はぜひ最後までご覧ください。
・楠公園の遊具が東と南の2か所に分かれている理由と、年齢別の遊び分け
・2026年の楠プールの開場期間・休場日・料金と、7月20日の無料開放日
・野球場とテニスコートの時間区分別料金、予約の取り方と2026年10月の改定
・市バス・地下鉄・車のアクセス比較と、駐車場が埋まる時間帯の対策
楠公園は入園無料で4つの施設が集まる北区の総合公園

遊具・広場・プール・野球場・テニスコートが徒歩圏内にそろう
楠公園の一番の特徴は、性格の違う施設が同じ敷地内に並んでいることです。子ども向けの遊具広場が2か所、ボール遊びやレジャーシートを広げられる自由広場と小自由広場、ナイター設備つきの野球場、ハードコート2面のテニスコート、そして夏季限定の名古屋市楠プールが集まっています。
所在地は愛知県名古屋市北区若鶴町、郵便番号は462-0006です。公園そのものの管理は名古屋市緑政土木局の北土木事務所(電話052-911-8165)が担当しており、有料施設の受付窓口もここが窓口になります。
気をつけたいのは、「全部を1日で回る」という発想が意外と成立しにくい点です。野球場とテニスコートは事前予約が前提の貸切施設で、当日ふらりと立ち寄って使えるものではありません。予約なしで楽しめるのは遊具広場・自由広場と、開場期間中の楠プールの3つと考えておくと、当日のスケジュールを組みやすくなります。
なお名古屋市内には「楠」を冠した施設が複数あり、三重県四日市市の楠中央緑地など、県外の同名施設とも混同されがちです。カーナビや地図アプリで検索する際は「名古屋市北区若鶴町」まで入れて指定すると、目的地を取り違えずに済みます。
| 住所 | 〒462-0006 愛知県名古屋市北区若鶴町 |
| 問い合わせ | 052-911-8165(名古屋市北土木事務所) |
| 入園料 | 無料(プール・野球場・テニスコートのみ有料) |
| 園内施設 | 遊具広場2か所/自由広場/小自由広場/野球場/テニスコート2面/屋外プール(夏季) |
| 駐車場 | 野球場利用者用と楠プール横(10台程度)の2か所。有料施設利用者向け |
| アクセス | 市バス「如意車庫前」下車 徒歩8分/名古屋高速「楠」出入口すぐ |
| 公式情報 | 名古屋市 北土木事務所 |
お金がかかるのは3施設だけ|無料で遊べる範囲を整理する
楠公園は都市公園なので入園料はかからず、遊具広場・自由広場・小自由広場・園路はすべて無料で使えます。散歩やジョギング、遊具遊び、レジャーシートを敷いてのお弁当タイムまでは、財布を出す場面がありません。
有料になるのは3つです。名古屋市楠プールが大人1回300円、小中学生と市内在住65歳以上の高齢者が100円。テニスコートは時間区分ごとに600円から1,300円、野球場は1,100円から3,000円で、いずれも1面(1コート)単位の貸切料金です。テニスと野球は照明を使う時間帯だと電気料金が別途かかります。
ここでよくある誤解が、「野球場やテニスコートは空いていれば自由に入れる」というものです。実際には名古屋市スポーツ・レクリエーション情報システムを通じた予約制で、利用者登録がないと申し込みそのものができません。フェンス越しに空いているように見えても、勝手に入って使うことはできない仕組みです。
逆にいえば、無料エリアだけを目的にするなら手続きは一切不要です。北区に引っ越してきて「まず近所の公園を試したい」という段階なら、遊具広場と自由広場だけを使う前提で立ち寄るのが手軽です。
| 施設 | 料金と利用条件 |
|---|---|
| 遊具広場・自由広場 | 無料・予約不要 |
| 名古屋市楠プール | 大人300円/小人100円/高齢者100円・予約不要(夏季のみ開場) |
| テニスコート(2面) | 600円〜1,300円・予約制/利用者登録が必要 |
| 野球場 | 1,100円〜3,000円・予約制/利用者登録が必要 |
名古屋高速「楠」出入口からすぐという立地の意味
楠公園は名古屋高速11号小牧線の「楠」出入口のすぐ近くに位置しています。名古屋市北部の入口にあたる場所で、小牧・春日井方面から車で来る人にとっては高速を降りてすぐという分かりやすい立地です。
一方で、鉄道駅からは距離があります。最寄りの地下鉄名城線・上飯田線の駅からは市バスへの乗り継ぎが前提となり、公共交通だけで向かうと乗り換えが1回入ります。市バスの停留所からは徒歩8分から10分ほどで、駅から直接歩いて行ける距離ではありません。
この「車は近いが電車は遠い」という性格が、駐車場の混雑につながっています。車で来ることが前提になりやすい立地なのに、駐車できる台数は限られている。この構造を頭に入れて計画すると、当日の失敗が減ります。
ちなみに周辺は住宅地と工場が混在するエリアで、公園の周りにコンビニや飲食店が密集しているわけではありません。飲み物やお弁当は、来る途中で買っておくほうが確実です。
遊具は東と南の2か所にある|年齢で遊び場を分けるのが正解
東側の遊具広場はターザンロープが目印
楠公園の遊具は1か所にまとまっておらず、東側と南側の2か所に分かれています。東側の遊具広場には、コンビネーション遊具とターザンロープが設置されています。ターザンロープは体重をかけてぶら下がり、勢いをつけて滑らせる遊具で、小学生くらいの年齢がよく遊んでいる設備です。
コンビネーション遊具はすべり台やはしご、うんてい状のパーツが1台につながった複合型で、ジャングルジムやブランコと合わせて体を動かせる構成になっています。全体の規模としては、大型公園にあるような巨大アスレチックではなく、近隣の子どもが日常的に遊ぶサイズ感です。
注意したいのは、ターザンロープの着地点付近です。順番待ちの子どもが動線上に立っていると接触しやすいため、小さなお子さん連れの場合は、保護者が待機位置を決めてあげると安心です。
東側は野球場やテニスコートに近い位置関係にあり、大人が試合や練習をしている日は歓声が聞こえます。にぎやかな雰囲気が苦手な場合は、次に紹介する南側のちびっこ広場のほうが落ち着いて過ごせます。
南側の「ちびっこ広場」は未就学児向けの設備がそろう
南側にあるちびっこ広場は、名前のとおり小さな子ども向けにまとまった一角です。小ぶりなコンビ遊具、すべり台、スプリング遊具(バネで揺れる乗り物型の遊具)、ブランコ、砂場が置かれています。
未就学児を連れて行くなら、こちらを目的地にするのが実用的です。遊具の高さが抑えられていて、砂場とブランコが並んでいるため、きょうだいで年齢差がある場合も同じ視界の範囲で見守れます。スプリング遊具は2歳前後から楽しめるタイプで、はじめての公園デビューにも向いています。
ただし砂場は屋根のない開放型です。夏の日中は砂の温度が上がるため、午前中の早い時間か、夕方に切り替えるほうが快適です。日よけになる大きな屋根つきの休憩スペースが充実しているわけではないので、簡易的な日よけやレジャーシート、飲み物の持参をおすすめします。
もう1つ知っておきたいのが、東側と南側の間には移動距離があるという点です。「上の子は東でターザンロープ、下の子は南で砂場」という分担は、保護者が2人いないと成立しにくくなります。当日は片方に絞る前提で考えておくと、慌てずに済みます。
自由広場・小自由広場はボール遊びとピクニック向き
遊具広場のほかに、楠公園には自由広場と小自由広場という開けたスペースがあります。特定の遊具が置かれていない芝生・土のエリアで、ボール遊びや鬼ごっこ、レジャーシートを広げてのお弁当タイムに使われています。
広場の使い方で気をつけたいのは、硬いボールを使った野球やゴルフの練習です。名古屋市の都市公園では、周囲の利用者に危険が及ぶ行為は制限されており、専用施設である野球場の外で硬式球を扱うのは避けるべき使い方になります。柔らかいボールでのキャッチボールやサッカーボールでの遊びにとどめておくのが無難です。
また、園内でのバーベキューはできません。楠公園にはバーベキュー施設がなく、火気の使用も認められていないため、コンロや炭を持ち込んでの調理は不可です。食事は持ち込みのお弁当やテイクアウトで楽しむスタイルになります。
楠公園の駐車場は野球場利用者用と楠プール横の2か所で、プール横は10台程度しかありません。しかも有料施設の利用者向けに用意されたスペースです。「遊具で遊ばせるだけだから車で行こう」と考えると、夏休みの午前中は満車で入れないという結果になりがちです。対策:遊具だけが目的なら市バスか自転車で向かう、もしくは有料施設の予約とセットで訪れる計画に切り替えましょう。周辺は住宅地で、路上駐車は近隣の迷惑になります。
夏だけ現れる楠プールは大人300円|2026年は7月18日スタート

25メートル・学童用・幼児用の3つに分かれた構成
名古屋市楠プールは、楠公園の中にある屋外の冷水プールです。プールは3つに分かれていて、練習用が25メートル×7コース(水深1.1〜1.3メートル)、学童用が150平方メートル(水深0.8〜1.0メートル)、幼児用が100平方メートル(水深0.3〜0.4メートル)という構成になっています。
幼児用の水深は0.3メートルから0.4メートルなので、歩き始めたばかりの子どもでも足がつく深さです。学童用は0.8メートルから1.0メートルで、小学校低学年が水に慣れる段階にちょうど合う設定になっています。25メートルプールは7コースあり、泳ぎの練習をしたい人向けです。
年齢と目的でプールが分かれているため、家族で行っても「浅すぎて物足りない」「深すぎて怖い」という不満が出にくいのがこの施設の強みです。一方で、ウォータースライダーや流れるプールのようなレジャー設備はありません。遊園地型のプールを期待して行くと、印象が違って感じられるはずです。
運営は公益財団法人名古屋市教育スポーツ協会が指定管理者として行っています。開場期間中の連絡先は052-901-9949で、期間外は北スポーツセンター(052-917-0501)が窓口です。
| 住所 | 〒462-0006 愛知県名古屋市北区若鶴町126番地 |
| 電話番号 | 052-901-9949(開場中のみ) |
| 開場期間 | 2026年7月18日(土)〜8月31日(月) |
| 開場時間 | 午前10時〜午後5時30分 |
| 休場日 | 金曜日(2026年は7月24日・31日、8月7日・21日・28日) |
| 利用料金 | 大人300円/小人100円/高齢者100円(未就学児無料・11枚綴の回数券あり) |
| 公式情報 | 名古屋市 市民プール(屋外冷水プール)開場のご案内 |
2026年の開場は7月18日から|7月20日は無料開放日
2026年の楠プールは、7月18日(土曜日)から8月31日(月曜日)まで開場します。名古屋市の屋外プールには7月20日開場の施設もあるなかで、楠プールは早いグループに入ります。夏休みが始まる前の週末から泳げる計算です。
開場時間は午前10時から午後5時30分まで。専用利用などで一時的に使えない時間帯が生じることがあります。料金は1回券が大人300円、小人(小中学生)100円、名古屋市内在住の65歳以上の高齢者が100円で、未就学児は無料です。11枚綴の回数券も用意されているので、夏の間に何度も通う予定なら窓口で確認してみてください。
見逃せないのが無料開放日です。2026年は7月20日(月曜日・海の日)が無料開放日に設定されており、この日は利用料金がかかりません。ただし無料開放日は市内の各プールで混雑しやすいため、開場直後の午前中を狙うか、あえて別の日にずらすかの判断が必要です。
名古屋市の公式ページでは、楠プールのような夏季限定の屋外プールを「屋外(冷水)プール」と表記しています。温水で通年営業しているスポーツセンターの室内プールと区別するための呼び方で、水を温めていないプールという意味です。名古屋市内には楠プールを含む複数の屋外冷水プールがあり、料金体系はいずれも大人300円・小人100円で統一されています。
名古屋市内のほかのプールも比較して選びたい方は、市営プール全体をまとめた記事も参考になります。

「名古屋市に安く泳げるプールってある?」「屋外プールの開場期間はいつ?」——名古屋市には市営の屋外冷水プール8か所と、年間を通じて利用できる屋内温水プール13か…
休場日は金曜日|2026年の休みを先に押さえておく
楠プールの休場日は金曜日です。2026年は7月24日、7月31日、8月7日、8月21日、8月28日が休場日として設定されています。曜日で覚えておけばほぼ間違いませんが、8月14日は金曜日でありながら休場日に含まれていない点に注意してください。お盆期間は開場する扱いになっています。
この「金曜だけ休み」というルールは、名古屋市の屋外プールが施設ごとに週1回の休場日を設けているためです。プールによって休みの曜日が違うので、「近所のプールが休みだから楠プールへ」という使い分けも成り立ちます。
失敗しやすいのが、夏休みの金曜日に子どもと出かける計画を立ててしまうケースです。到着してから休場と知ると、代わりの遊び場を探すことになります。出発前に開場日を確認しておくだけで避けられるトラブルです。
また、雨天や落雷、水温の低下などで急きょ利用を中止する場合があります。天候が不安定な日は、開場中の電話番号052-901-9949に問い合わせてから向かうと確実です。
持ち物とプールでのルール
持ち物として用意しておきたいのは、水着、水泳帽、タオル、ロッカー用の小銭です。名古屋市の市民プールでは水泳帽の着用を求めるのが基本で、帽子を忘れると入れない場合があります。
オムツが取れていない乳幼児については、水遊び用パンツの上に水着を着せたうえで、幼児用プールのみ利用できるという運用が一般的です。6歳未満の未就学児は保護者の同伴が必要になります。
禁止されている行為としては、飲食物の持ち込み、携帯電話・カメラ・ビデオなどでの撮影、ピアス・時計・指輪といった装飾品を着けたままの遊泳、喫煙などが挙げられます。特に撮影の禁止は、ほかの利用者のプライバシーを守るための共通ルールです。
細かな運用は施設ごとに違うため、浮き輪などの浮き具を持ち込みたい場合は、事前に楠プールへ直接確認するのが確実です。無料開放日など混雑する日は、浮き具の使用が制限されることもあります。
野球場は照明つきで夜も使える|料金と予約の全手順
時間区分は6つ|昼間貸切なら3,000円
楠公園の野球場はナイター設備を備えており、夜間の利用ができます。料金は時間区分ごとに決まっていて、早朝(日の出相当時刻から8時)が1,100円、午前(8時30分から12時)と午後(13時から16時30分)がそれぞれ1,900円、昼間(8時30分から16時30分)が3,000円です。
夕方以降は、薄暮(17時から日の入相当時刻)が1,100円、夜間(17時から20時30分)が2,200円という設定になっています。照明を使う時間帯は、この料金とは別に電気料金が必要です。
注目したいのが昼間区分のコストパフォーマンスです。午前と午後を別々に取ると1,900円が2回で3,800円ですが、昼間区分でまとめて押さえれば3,000円で済みます。1日がかりの大会や練習試合を組むなら、昼間区分で申し込むほうが800円安く上がる計算です。
草野球のチームで割り勘にすると、1人あたりの負担は数百円程度に収まります。市営施設ならではの価格帯で、民間のグラウンドを借りるのと比べて費用を抑えやすいのが楠公園の野球場です。
予約は利用月の2か月前・1日から14日の抽選申込から
野球場の予約は、名古屋市スポーツ・レクリエーション情報システムを使います。流れは抽選と先着の2段階です。まず利用日の2か月前の1日から14日の間にインターネットや公園案内センターで抽選申込を行い、同じ月の15日に抽選が実施されます。
抽選に外れた場合や、そもそも抽選に申し込まなかった場合は、16日以降の空き枠を先着で押さえられます。空き施設の予約はインターネットなら利用日の2開業日前まで、窓口なら利用日当日まで受け付けています。
専用はがきによる抽選申込も用意されていて、こちらは10日必着です。インターネットに比べて締切が早いので、はがきで申し込む場合は日付を間違えないようにしてください。
利用者登録をする:中学生以上が対象で登録料は無料。運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を用意し、申込書を提出します。登録完了まで1か月ほどかかります。
抽選に申し込む:利用日の2か月前の1日から14日にインターネットまたは公園案内センターで申込。専用はがきは10日必着です。
15日の抽選結果を確認する:当選していれば予約成立。外れた場合は次のステップへ進みます。
16日以降の空き枠を先着で押さえる:インターネットは利用日の2開業日前まで、窓口は当日まで申込可能です。
利用者登録に1か月かかるのが最大の落とし穴
予約手続きで一番つまずきやすいのが、利用者登録の所要期間です。中学生以上であれば誰でも登録でき、登録料は無料ですが、申込書を提出してから登録が完了するまでに1か月ほどかかります。
つまり「来月の練習試合のために今からグラウンドを取ろう」と思い立っても、登録が済んでいなければ抽選に参加できません。抽選申込は利用日の2か月前ですから、登録の1か月と合わせて、実際には3か月前から動き出す必要があるということになります。
チームの練習試合の日程をメンバーと決めてから予約に取りかかると、利用者登録に1か月かかることに気づいて計画が崩れます。対策:チームで施設を借りる予定があるなら、日程を決める前に代表者が利用者登録だけ先に済ませておきましょう。登録は無料で、使わなくても損はありません。問い合わせは緑政土木局緑地部緑地管理課の公園利用担当(052-972-2472)が窓口です。
テニスコートは2面のハードコート|1区分700円で夜も打てる

全天候型のハードコート2面に照明つき
楠公園のテニスコートは2面で、全天候型のハードコートです。砂入り人工芝と違って表面に砂を撒かないため、雨上がりでも比較的早く使える状態に戻るのが特徴です。ボールの弾みが速く、ハードコートに慣れた人にとっては打ちやすい環境といえます。
照明設備があるので、夜間区分でのプレーもできます。夜間は17時から20時30分までで、平日の仕事終わりに2時間ほど打ちたいという使い方に向いています。
面数が2面と少ないため、休日の予約は競争率が高くなります。市内には規模の大きなテニスコートを備えた公園も複数あるので、どうしても日程を優先したい場合は、ほかの施設と並行して空きを探すのが現実的です。
持ち物として忘れやすいのがネットの張り具合を確認する時間です。利用開始時刻から実際にプレーできるまでには準備の時間がかかるため、区分の頭からきっちり打ち始めたい場合は、少し早めに現地へ着いておくと落ち着いて始められます。
料金は時間区分制|昼間まとめ取りが割安
テニスコートの料金は、早朝(日の出相当時刻から8時、4月1日から9月30日まで)が600円、午前(8時30分から12時)が700円、午後(13時から16時30分)が700円、昼間(8時30分から16時30分)が1,300円、夜間(17時から20時30分)が700円です。夜間は3月1日から11月30日までの設定で、照明のための電気料金が別途必要になります。
野球場と同じく、昼間区分にまとめると割安です。午前と午後を個別に取ると1,400円ですが、昼間区分なら1,300円。差は100円ですが、区分の切れ目である12時から13時の間もコートを確保できるので、休憩をはさんで1日打ちたい人には使い勝手が良い選択肢です。
早朝区分の600円は、4月から9月の日が長い時期だけの設定です。日の出が早い夏場に、出勤前のひと汗として使う人もいます。ただし利用できる期間が限られているため、10月以降にこの区分を狙うことはできません。
名古屋市は、令和8年(2026年)10月以降の利用分から、公園の野球場・テニスコートなどの利用料金を改定すると公表しています。この記事に掲載している金額は改定前のものです。10月以降の予約を検討している方は、名古屋市スポーツ・レクリエーション情報システムに掲載されている改定後の料金表を必ず確認してください。抽選申込は利用日の2か月前から始まるため、8月時点で申し込む10月分はすでに新料金の対象になります。
名古屋市のテニスコート全体の料金体系や予約のコツは、こちらの記事で詳しくまとめています。

名古屋でテニスを始めようと思って「名古屋市 テニスコート 予約 料金」と検索したものの、市の公式ページを開いた瞬間に手が止まった――そんな方は少なくありません。…
申込は北土木事務所か予約システムで
テニスコートの申込も野球場と同じ仕組みです。名古屋市スポーツ・レクリエーション情報システムからインターネットで申し込むか、施設を管轄する北土木事務所の窓口で手続きします。
北土木事務所は名古屋市北区清水五丁目6番2号にあり、電話番号は052-911-8165です。開庁時間は午前8時45分から午後5時15分までですが、有料公園施設の受付時間は午前9時から正午、午後1時から午後4時45分までと少し短く設定されています。土曜・日曜・祝休日と12月29日から1月3日は休みです。
窓口で直接確認するメリットは、システム上では分かりにくいコートの状態や、当日の空き状況を聞けることです。一方で、受付時間内に電話や訪問ができない人にとっては、インターネット予約のほうが現実的でしょう。
バス・車・自転車、どれで行くのが正解?
市バスは「如意車庫前」か「池花町」から歩く
公共交通で楠公園へ向かう場合、名古屋市営バスの利用が基本になります。「如意車庫前」で降りると徒歩8分ほど、地下鉄名城線の黒川駅から市バスに乗って「池花町」で降りる場合は徒歩10分ほどです。
如意車庫前は、楠巡回系統(如意車庫前・楠支所・西大曽根)や曽根13系統(上飯田・如意車庫前・喜惣治一丁目)など複数の系統が通る停留所で、北区内の移動では使いやすい拠点です。地下鉄上飯田線の上飯田駅から曽根13系統に乗る、というルートも取れます。
注意したいのは本数です。市バスの路線は時間帯によって間隔が空くため、行きだけでなく帰りの時刻も出発前に確認しておくと安心です。名古屋市交通局の公式サイトで停留所名から時刻表を検索できます。
荷物が多い日は、バス停から徒歩8分から10分という距離が意外と長く感じます。夏のプール利用でクーラーボックスや浮き具を持って行く場合は、荷物を絞るか、車での来訪と組み合わせるかを考えておきましょう。
車は名古屋高速「楠」出入口から|駐車場は台数勝負
車の場合、名古屋高速の「楠」出入口からすぐという立地が強みです。小牧方面や名古屋市中心部からのアクセスは分かりやすく、一般道でも国道41号や県道から入れます。
問題は駐車場です。楠公園の駐車場は野球場利用者用と楠プール横の2か所で、プール横のスペースは10台程度。有料施設を使う人向けに用意されているという性格の場所です。夏のプール開場期間中は午前中の早い段階で埋まると考えておくのが現実的です。
停められなかったときに周辺の道路へ路上駐車するのは避けてください。周囲は住宅地で、通行の妨げになるだけでなく、近隣にお住まいの方の迷惑になります。満車の場合は日を改めるか、公共交通に切り替える判断が必要です。
アクセス手段別の所要時間と費用(名古屋暮らしガイド調べ)
どの手段で行くのが自分に合うのか、判断材料として比較表にまとめました。所要時間は名古屋駅を起点としたおおよその目安です。
| 比較項目 | 地下鉄+市バス | 車(名古屋高速) | 自転車 |
|---|---|---|---|
| 乗り換え・手間 | 地下鉄→バスで1回 | 乗り換えなし | 乗り換えなし |
| 最後の徒歩 | 8〜10分 | ほぼなし | ほぼなし |
| 駐車の心配 | なし | 満車リスクあり | なし |
| 大荷物への強さ | 弱い | 強い | やや弱い |
| 向いている人 | 遊具・散歩だけ | 野球・テニス予約者 | 北区在住者 |
この表から読み取れるのは、「有料施設を予約しているなら車、無料エリアだけなら公共交通か自転車」という線引きです。駐車場が有料施設利用者向けである以上、この使い分けが最も無理のない選び方になります。
周辺環境と問い合わせ先を先に押さえておく
楠公園の周辺は住宅と事業所が混在するエリアで、公園に隣接して商業施設が並んでいるわけではありません。飲み物や軽食は、来る途中で調達しておくのが確実です。
トイレは園内にありますが、清潔さを重視する方は近隣のコンビニエンスストアを併用するという選択肢もあります。特に小さなお子さん連れの場合は、園内のトイレの場所を早めに確認しておくと安心です。
また、公園にはバーベキュー施設がなく火気の使用もできないため、食事は持ち込み前提になります。夏場は保冷剤とクーラーバッグを組み合わせて、傷みやすいものを避けたお弁当にすると安全です。
楠公園に関する問い合わせは、内容によって窓口が分かれます。公園全体や有料施設の受付は北土木事務所(052-911-8165)、開場期間中のプールは楠プール(052-901-9949)、期間外のプールに関する問い合わせは北スポーツセンター(052-917-0501)です。
予約制度そのものについての質問は、緑政土木局緑地部緑地管理課の公園利用担当(052-972-2472)が対応しています。抽選の仕組みや利用者登録の進み具合など、施設固有ではない内容はこちらが適しています。
電話をかける前に確認しておきたいのが受付時間です。北土木事務所の有料公園施設の受付は午前9時から正午、午後1時から午後4時45分まで。土曜・日曜・祝休日と12月29日から1月3日は休みなので、平日の日中に時間を作る必要があります。
楠公園を使いこなすシーン別の過ごし方
未就学児と行くなら南側ちびっこ広場+午前中
2歳から5歳くらいのお子さんと行くなら、南側のちびっこ広場に絞って午前中に訪れるのが過ごしやすい組み合わせです。スプリング遊具、ブランコ、砂場、小ぶりなすべり台がまとまっているので、移動距離を短く保てます。
時間帯を午前中にする理由は2つあります。1つは日差しで、日よけの少ない砂場やコンビ遊具は昼過ぎに向けて熱を持ちます。もう1つは子どもの体力で、午前中に遊んでお昼を食べて帰る流れにすると、機嫌が崩れる前に切り上げられます。
プールを組み合わせる場合も、幼児用プールは水深0.3メートルから0.4メートルなので未就学児でも入りやすい深さです。ただし6歳未満は保護者の同伴が必要で、オムツが取れていない場合は水遊び用パンツの上に水着という条件がつきます。
小学生の夏休みはプール+遊具の2本立てで
小学生と夏休みに訪れるなら、楠プールと東側の遊具広場を組み合わせるプランが成立します。プールが開場する午前10時に合わせて入り、昼過ぎに上がってから遊具で少し遊ぶ、という流れです。
プールの料金は小中学生100円と負担が軽く、11枚綴の回数券を使えば夏休み中に何度も通えます。学童用プール(水深0.8メートルから1.0メートル)と25メートルプール(水深1.1メートルから1.3メートル)が分かれているので、泳力に応じて場所を選べるのも小学生には合っています。
注意点は、金曜日が休場日である点と、飲食物の持ち込みが禁止されている点です。長時間の滞在を想定する場合は、プールを出てから公園の広場で軽食をとるなど、区切りを決めておくと計画が立てやすくなります。
社会人はナイター区分を使う手がある
平日の日中に時間が取れない社会人にとって、楠公園の夜間区分は現実的な選択肢です。テニスコートは17時から20時30分の夜間区分が700円、野球場は同じ時間帯が2,200円で、いずれも照明の電気料金が別途かかります。
テニスの夜間区分は3月1日から11月30日までの設定なので、冬場は利用できません。年間を通じて夜に打ちたい場合は、屋内コートを備えた施設との併用を考える必要があります。
予約の観点でいえば、夜間区分は休日の昼間区分より競争率が下がる傾向にあります。抽選で希望日を確保しにくいと感じている人は、平日夜に狙いを変えると押さえやすくなるはずです。
実は、プールのない季節こそ静かに過ごせる
意外と知られていませんが、楠公園がゆったり使えるのは夏以外の季節です。楠プールが開場する7月中旬から8月末までは駐車場も園内も混み合いますが、9月以降は遊具広場と自由広場が主役になり、人の密度が下がります。
秋から春にかけての楠公園は、散歩やジョギング、子どもの外遊びといった日常使いに向いた場所に変わります。園路が整備されているので、健康づくりのウォーキングコースとして通っている地域の方もいます。プールの混雑を避けたい人にとっては、夏を外した時期のほうが楠公園の本来の姿を味わえるといえます。
楠公園は屋根のある施設が限られるため、雨天や猛暑日には向きません。プールも荒天時は利用が中止されることがあります。
名古屋市内には無料で使える屋内の子ども向け施設もあるので、天候が読めない日は代替案を持っておくと予定が崩れにくくなります。

「名古屋で子どもを無料で、しかも屋内で遊ばせられる場所はないかな」——雨の日や真夏の猛暑日、真冬の寒い日に、そう検索したことはありませんか。テーマパークや室内遊…
- 遊具広場・自由広場を無料で利用
- レジャーシートを広げてお弁当
- 柔らかいボールでの遊び
- 園路でのウォーキング・ジョギング
- 夏季は楠プールで水泳
- 園内でのバーベキュー・火気使用
- 予約なしでの野球場・テニスコート利用
- 広場での硬式球やゴルフの練習
- プール内での飲食・撮影
- 周辺道路への路上駐車
まとめ:楠公園は目的を絞ると使いやすい北区の公園
名古屋市北区若鶴町の楠公園は、遊具広場・自由広場・野球場・テニスコート・夏季限定の楠プールという性格の違う施設が1か所に集まった公園です。入園そのものは無料で、遊具と広場だけを使うなら費用はかかりません。有料になるのは楠プール、野球場、テニスコートの3つで、後者2つは名古屋市スポーツ・レクリエーション情報システムを通じた予約制です。
2026年の楠プールは7月18日から8月31日まで開場し、7月20日が無料開放日に設定されています。休場日は金曜日で、7月24日・31日、8月7日・21日・28日が該当します。料金は大人300円、小中学生と市内在住65歳以上の高齢者が100円、未就学児は無料です。
野球場とテニスコートを使いたい場合は、利用者登録に1か月ほどかかることを前提に、3か月前から動き出すのが安全です。そして2026年10月以降の利用分からは料金が改定されるため、秋以降の予約は新しい金額を確認したうえで予算を組んでください。
最初の一歩としておすすめしたいのは、無料エリアだけを目的に一度足を運んでみることです。市バス「如意車庫前」から徒歩8分、南側のちびっこ広場か東側の遊具広場を選んで、午前中の1〜2時間だけ過ごしてみる。それで園内の位置関係と駐車場の混み具合が体感できれば、次にプールや予約施設を使うときの計画がぐっと立てやすくなります。
最新の情報は以下の公式サイトでご確認ください。
・名古屋市 市民プール(屋外冷水プール)開場のご案内
・名古屋市 公園の野球場やテニスコートの申込方法
・名古屋市スポーツ・レクリエーション情報システム
・名古屋市 北土木事務所

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