名古屋駅で「名鉄のホームから近鉄に乗り換えたいのに、どの改札を通ればいいのか分からない」と立ち止まった経験はありませんか。名古屋駅はJR・名鉄・近鉄・地下鉄・あおなみ線が集まる巨大なターミナルで、改札の数だけでも一度では覚えきれません。
先に結論をお伝えします。名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅のホームはどちらも地下にあり、連絡改札口で直結しています。乗り換え所要時間のめやすは約3~5分。名鉄1番ホーム横にある乗り換え改札を使えば約3分で移動できます。地上に出る必要も、いったん改札の外へ出る必要もありません。
ただし2026年に入ってから、名古屋駅の地下は大きく様変わりしました。名鉄百貨店本店と近鉄パッセが2026年2月28日に営業を終了し、これまで使えていた乗り換えの抜け道の一部が閉鎖されているのです。この記事では、名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅の位置関係、最短ルートの通り方、2026年時点で使える代替ルート、そして他社線への乗り換え時間の実数までまとめて整理します。
・名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅の位置関係と、乗り換えにかかる時間のめやす
・名鉄から近鉄、近鉄から名鉄それぞれの最短ルートと使う改札
・2026年の閉店で閉鎖されたルートと、いま使える代替ルート
・JR・地下鉄・あおなみ線へ乗り換えるときの所要時間一覧とバリアフリー情報
名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅は改札1枚でつながっている

2つの駅名を見ると別々の場所にあるように感じますが、実際には隣り合っています。まずは全体像から押さえていきましょう。
ホームはどちらも地下にあり、連絡改札口で直結している
名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅のホームは、ともに地下にあります。両駅は連絡改札口で直結しており、乗り換え所要時間のめやすは5分ほどです。つまり、地上に出て道路を渡ったり、大きな建物の中を横断したりする必要はありません。
この構造を知らないまま名鉄の改札を出て地上に上がってしまうと、案内表示を探し直すところからやり直しになります。名古屋駅は地下街が広く、地上と地下で景色がまったく違うため、いったん想定外の場所に出ると方向感覚を取り戻すのに時間がかかります。乗り換えだけが目的なら、地下から出ないのが基本です。
名鉄名古屋駅の住所は近鉄名古屋駅と同じ街区にあり、駅の営業時間はどちらも初列車から終列車まで。年中無休で動いています。改札の位置さえ頭に入っていれば、早朝でも深夜でも同じ手順で乗り換えられます。
| 住所 | 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目2番1号 |
| 電話番号 | 0570-55-0155 |
| 営業時間 | 初列車~終列車 |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | JR線・地下鉄東山・桜通線・近鉄名古屋線・あおなみ線が乗り入れ |
| 駐車場 | 周辺に複数の駐車場あり(タイムズ椿町第12ほか) |
| 公式サイト | 公式サイト |
乗り換え時間のめやすは約3~5分と考えておく
結論として、名鉄と近鉄の間の移動は約3~5分を見ておけば足ります。名鉄1番ホーム横にある乗り換え改札を使う場合は約3分。名鉄から近鉄へは「北改札口」から約3分、近鉄から名鉄へは「地下改札口」から約3分が最短の目安です。
ここで気をつけたいのは、この数字が「改札から改札まで」の移動時間だという点です。実際にはホームから改札まで階段やエスカレーターを上り下りする時間、券売機できっぷを買う時間、時間帯によっては人波をかき分ける時間が上乗せされます。名古屋駅は通勤時間帯の人の流れが太いため、余裕を持つなら10分程度みておくと落ち着いて動けます。
逆に、乗り継ぎ時間が3分しかないダイヤを組んでしまうと、券売機の列に並んだ時点で間に合わなくなります。近鉄の特急を利用する予定があるなら、乗車券や特急券は事前に用意しておくと移動時間だけで済みます。
名古屋駅に集まる路線を先に整理しておく
名鉄名古屋駅には、JR東海道線・中央線・関西線、地下鉄東山線・桜通線、近鉄名古屋線、あおなみ線、さらに名鉄バス・名鉄タクシーが接続しています。近鉄名古屋駅からも、JR在来線・新幹線、名鉄線、あおなみ線、地下鉄東山線・桜通線に乗り換えられます。
「名古屋駅」と一口に言っても、実際には複数の会社の駅が肩を寄せ合っている状態です。だからこそ、案内表示を読むときは行き先の路線名ではなく会社名を先に探すのが早道になります。「近鉄」「名鉄」「JR」「地下鉄」「あおなみ線」の5つのうちどれに向かうのかを決めてから表示を追えば、迷う回数は目に見えて減ります。
ちなみに名鉄と近鉄は名前が似ているうえ、案内表示の色も駅によって印象が変わります。赤い電車が名鉄、オレンジ系の車体が近鉄という覚え方をしている人もいますが、乗り場を間違えないためには表示の会社名を最後にもう一度確認するのが確実です。
| 住所 | 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目2番1号 |
| 営業時間 | 初列車~終列車(禁煙:改札内外とも終日禁煙) |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | JR在来線・新幹線、メイテツ線、あおなみ線、地下鉄東山・桜通線に乗り換え可能 |
| 駐車場 | 周辺に複数の駐車場あり(タイムズ椿町第12ほか) |
| 公式サイト | 公式サイト |
同じ駅なのに迷うのは「改札の数」が原因
名古屋駅で迷う人の多くは、道が複雑なのではなく改札の選択肢が多いことに戸惑っています。名鉄にも近鉄にも複数の改札があり、どれを選ぶかで歩く距離が数分単位で変わるからです。
対策はシンプルで、乗り換え先を決めた瞬間に「どの改札を目指すか」も一緒に決めてしまうこと。名鉄から近鉄なら北改札口、近鉄から名鉄なら地下改札口、と最初にセットで覚えておけば、ホームに降りた時点で進む向きが決まります。ホームで迷ってから探し始めると、階段を上ってから下り直す遠回りが起きます。
もうひとつの豆知識として、名鉄名古屋駅にはサービスセンターがあり、平日は10:00~19:00、土日祝は9:00~18:00に営業しています。きっぷの相談や乗り継ぎの確認をしたいときは、この時間帯であれば窓口を頼れます。
最短3分で乗り換える方法|使う改札と歩く向き
ここからは具体的なルートです。名鉄発と近鉄発で使う改札が違うので、方向別に見ていきます。
名鉄から近鉄へは「北改札口」を目指す
名鉄名古屋駅から近鉄名古屋駅へ向かう場合、最短ルートは名鉄の「北改札口」経由で約3分です。名鉄のホームに降りたら、まず北改札口の表示を探します。改札を抜けたあとは近鉄の案内表示が続いているため、そこから先は表示どおりに進めば到着します。
よくある間違いは、名鉄の中央改札口やほかの改札から出てしまうことです。出口自体は正しくても、そこから近鉄まで歩く距離が伸びるため、3分で済むはずの移動が倍近くかかることがあります。名鉄のホームは列車の停車位置によって最寄り階段が変わるので、乗車前に「北改札口寄りの車両」を選んでおくと降りてからの動きがなめらかになります。
補足として、名鉄と近鉄はきっぷが別会社です。名鉄のきっぷで近鉄の改札は通れません。ICカードを使っている場合も、いったん名鉄側でタッチしてから近鉄側でタッチし直す流れになります。
近鉄から名鉄へは「地下改札口」から約3分
逆方向、近鉄名古屋駅から名鉄名古屋駅へは「地下改札口」から約3分が最短です。近鉄の公式案内でも、メイテツ線への乗り換え時間は5分と示されています。最短ルートを選べば3分、標準的な経路なら5分と覚えておけば、乗り継ぎ計画を立てるときに困りません。
注意点は、近鉄名古屋駅は特急の発着が多く、到着直後のホームは人が集中しやすいことです。特急から降りてすぐ階段に向かうと列に巻き込まれるため、少し歩いてから上がると流れがスムーズになります。急いでいるときほど、目の前の階段に飛びつかず一つ先を選ぶほうが早いという場面があります。
また、近鉄名古屋駅は改札内外とも終日禁煙です。乗り継ぎの合間に一服しようと喫煙場所を探して歩き回ると、それだけで数分を失います。喫煙を予定しているなら、駅の外の指定場所まで出る時間を別に確保しておく必要があります。
1番ホーム横の乗り換え改札という近道
もっとも移動時間を削れるのが、名鉄1番ホーム横にある乗り換え改札です。この改札を使うと移動時間が大幅に短縮され、約3分で乗り換えが完了します。乗り換え専用の動線なので、一般の改札のように大きく回り込む必要がありません。
ただし乗り換え改札は、あくまで「名鉄と近鉄の間を移動する人」のための通路です。途中で買い物をしたい、コインロッカーに寄りたいという場合は、この改札を通ると目的の店舗にたどり着けません。買い物を挟むなら通常の改札を使い、その分の時間を上乗せしておきましょう。
利用シーン別に整理すると、出張や乗り継ぎ優先の移動なら乗り換え改札一択です。旅行で名古屋めしや手土産を買いたいなら通常の改札から地下街へ。ベビーカーや大きなスーツケースを押しているなら、階段の少ないルートを駅係員に確認してから動くのが安心です。同じ「乗り換え」でも、荷物と目的で最適解が変わります。
名鉄のホームに降りたら、地上ではなく地下のまま「北改札口」または1番ホーム横の乗り換え改札の表示を探す
名鉄の改札を出る(ICカードは名鉄側でタッチして精算を済ませる)
近鉄の案内表示に沿って進み、必要なら券売機で乗車券・特急券を購入する
近鉄の改札を通ってホームへ。ここまでで約3分、券売機に並ぶ場合は5分以上をみておく
失敗パターン①:いったん改札の外に出て地上に上がってしまう
名古屋駅の乗り換えで多い失敗の一つが、「わかりやすい出口」を求めて地上に上がってしまうケースです。原因は、地下の案内表示が路線ごとに分かれていて、初めて訪れた人には情報量が多く見えることにあります。地上に出れば全体像がつかめるだろうと考えて階段を上ると、名古屋駅前は建物と横断歩道が入り組んでいるため、かえって位置関係が分からなくなります。
対策は、名鉄と近鉄のホームがどちらも地下にあると先に理解しておくことです。乗り換えの動線は地下で完結しているため、地上に上がる必要はありません。方向が分からなくなったら、地上に出るのではなく、その場で近くの案内表示にある会社名を探すほうが早く復帰できます。
もし地上に出てしまった場合は、無理に地上を歩かず、いちばん近い階段やエレベーターで地下に戻ってから案内表示を追い直すほうが結果的に速くなります。地下街は雨や夏の暑さの影響も受けないため、荷物が多い日ほど地下を歩く価値があります。

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2026年に変わった名古屋駅の地下ルート

ここが2026年の名古屋駅で最も注意したい部分です。長く使われてきた乗り換えの抜け道が、一部使えなくなっています。
名鉄百貨店本店と近鉄パッセは2026年2月28日に営業終了した
名鉄百貨店本店は2026年2月28日をもって営業を終了しました。同じ日に近鉄パッセも閉店し、さらに名鉄グランドホテルが2026年3月22日をもって営業を終了しています。名古屋駅前の顔だった商業施設が、短期間で一斉に役目を終えた形です。
乗り換えの観点で重要なのは、これらの施設が単なる買い物先ではなく歩行ルートの一部だったことです。館内を通り抜けることで距離を短縮できていた経路が、閉店とともに使えなくなりました。数年前の乗り換え記事や、以前の記憶を頼りに歩くと、閉ざされたシャッターの前で行き止まりになります。
なお、名鉄名古屋駅・近鉄名古屋駅そのものは通常どおり営業しています。閉店したのは駅に隣接していた商業施設であり、鉄道の運行や改札の機能に変更はありません。「名鉄百貨店が閉店した=名鉄名古屋駅が使えない」という誤解が生まれやすいので、ここは切り分けて覚えておきましょう。
2026年2月28日の閉店に伴い、近鉄パッセ経由・ヤング建物経由のルートはすべて閉鎖されました。以前これらの通路を使っていた人は、代替ルートに切り替える必要があります。
閉鎖されたルートと、いま使える3つの迂回路
2026年2月28日の閉店により、パッセ経由・ヤング建物経由のルートは全て閉鎖されました。代わりに使えるのが、Sunroad地下街を経由するルート、ナナちゃん像の方向へ抜けるルート、笹島交差点へ向かうルートの3つです。
どれを選ぶかは目的地で決まります。地下を歩き続けたいならSunroad地下街経由、待ち合わせや地上の店舗に用があるならナナちゃん像方向、南寄りのエリアに向かうなら笹島交差点方向が動きやすい選択です。名鉄と近鉄の乗り換えだけであれば連絡改札を使うため、これらの迂回路を意識する必要はありません。迂回が必要になるのは、駅の外や周辺施設へ抜けたい場合です。
注意したいのは、通路の閉鎖が案内表示の更新と同時に行われるとは限らない点です。工事の進み方によって導線が変わることがあるため、当日は現地の掲示を優先して読むほうが確実です。特に大きな荷物を持っているときは、階段が続く迂回路に入ってしまうと引き返すのも一苦労になります。

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失敗パターン②:数年前の案内記事どおりに歩いてしまう
2つ目の典型的な失敗が、検索で上位に出てきた古い乗り換え解説をそのまま信じてしまうケースです。名古屋駅は2026年に商業施設の閉店が重なったため、2025年以前に書かれた記事は前提が崩れています。原因は情報の鮮度で、地図アプリの徒歩ルートも建物内通路の閉鎖を即座に反映するとは限りません。
対策は、日付を確認してから読むことです。名鉄・近鉄の公式サイトには駅構内図が用意されており、近鉄名古屋駅の構内図は2026年8月1日現在の内容に更新されています。乗り換えの下調べをするなら、まず公式の構内図で現状を確認し、そのうえで解説記事を補助として使う順番が安全です。
もう一つ加えるなら、名古屋駅は今後も再開発で姿が変わっていきます。一度覚えたルートが数年後もそのまま使えるとは限らないため、久しぶりに名古屋駅を利用する人ほど、出発前に最新の構内図を見ておく価値があります。
名鉄名古屋駅・近鉄名古屋駅から他社線へ乗り換える時間
名古屋駅では、名鉄と近鉄の間だけでなく、JRや地下鉄へ乗り継ぐ場面も多くあります。近鉄の公式案内には路線別の所要時間が示されているので、数字で把握しておきましょう。
JR在来線は5分、新幹線は9分が目安
近鉄名古屋駅からJR在来線への乗り換えは標準経路で5分、地下通路を経由するルートでは7分です。JR新幹線へは標準経路で9分、地下通路経由で12分となっています。新幹線への乗り換えが在来線より時間がかかるのは、改札が別に設けられているためです。
ここで注意したいのは、9分という数字が「駅の中を歩く時間」であって、きっぷを買う時間を含んでいないことです。新幹線の指定席を当日窓口で手配するつもりなら、混雑状況によっては10分以上を追加で見込む必要があります。乗車券や特急券をあらかじめ用意しておけば、この上乗せ分をまるごと省けます。
また、大きな荷物を持っている場合はエレベーターの待ち時間が加わります。新幹線を利用する日は、表示されている所要時間に5分程度を足して計画しておくと、ホームで慌てずに済みます。

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地下鉄東山線は8分、桜通線は10分かかる
近鉄名古屋駅から地下鉄東山線への乗り換えは8分、桜通線へは10分が目安です。同じ地下鉄でも2分の差がつくのは、それぞれのホームが駅の異なる位置にあるためです。栄や名古屋城方面へ向かうなら東山線、久屋大通や瑞穂方面なら桜通線と、行き先で使い分けます。
間違いやすいのは、地下鉄の改札が一か所だと思い込んで手前の改札に入ってしまうことです。路線が違えば改札も分かれているため、目的の路線名を確認してから改札を通る必要があります。入ってから気づくと、いったん出て入り直す手間が発生します。
時間に余裕があるなら、地下鉄への乗り換えは地下街を通るルートを選ぶと歩きやすくなります。名古屋駅周辺の地下街は路線をまたいでつながっているため、雨の日でも濡れずに移動できるのが利点です。
あおなみ線への乗り換えは17分と長め
近鉄名古屋駅からあおなみ線への乗り換えは17分と、ほかの路線に比べて時間がかかります。リニア・鉄道館や金城ふ頭方面へ向かう予定がある人は、この数字を先に押さえておくと乗り継ぎ計画が崩れません。
17分という数字を見て「歩き続けるのか」と身構える必要はありませんが、途中で立ち止まって案内を探す時間を含めると20分近くになることもあります。特に子ども連れで金城ふ頭方面へ向かう場合は、余裕をもって動くほうが道中も落ち着きます。
実は、名鉄と近鉄の乗り換えは名古屋駅の中では短い部類に入ります。あおなみ線の17分、桜通線の10分と並べてみると、5分で済む名鉄と近鉄の乗り換えがいかに近いかが分かります。「名古屋駅の乗り換えは大変」という印象を持っている人ほど、この2駅に関しては構えすぎなくて大丈夫です。
名古屋暮らしガイド調べ:近鉄名古屋駅からの乗り換え時間一覧
近鉄名古屋駅の公式案内に示されている乗り換え時間を、路線別に一覧にしました。標準経路と地下通路経由で数字が分かれている路線は、両方を並べています。
| 乗り換え先 | 標準経路 | 地下通路経由 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 名鉄線 | 5分 | — | 連絡改札で直結。最短は約3分 |
| JR在来線 | 5分 | 7分 | 名鉄線と同じ所要時間 |
| JR新幹線 | 9分 | 12分 | きっぷ購入の時間は別途必要 |
| 地下鉄東山線 | 8分 | — | 栄・名古屋城方面へ |
| 地下鉄桜通線 | 10分 | — | 久屋大通・瑞穂方面へ |
| あおなみ線 | 17分 | — | 名古屋駅の乗り換えで最長 |
この表を見ると、近鉄からの乗り換えでもっとも短いのが名鉄線とJR在来線の5分、もっとも長いのがあおなみ線の17分と、3倍以上の開きがあることが分かります。乗り継ぎのダイヤを組むときは、路線名だけでなくこの所要時間を先に確認しておくと計画が破綻しません。
車いす・ベビーカーで移動するときに知っておきたいこと
名鉄名古屋駅も近鉄名古屋駅も、段差のある移動を避けたい人に向けた設備と経路が用意されています。事前に把握しておけば、当日の移動がぐっと楽になります。
名鉄名古屋駅に用意されている設備
名鉄名古屋駅には、車いす対応スロープ、車いす対応チェアメイト、ベビーシート対応トイレが備わっています。加えてエレベーター、エスカレーター、多目的トイレも設置されており、階段を使わずにホームと改札を行き来できます。
設備があることと、迷わずたどり着けることは別問題です。名古屋駅はエレベーターの位置がホームの端寄りにあることも多く、降車位置によっては車内を移動してから降りたほうが早い場合があります。乗る前に乗車位置を選べるなら、エレベーターに近い車両を選んでおくと降りてからの移動が短くなります。
ベビーカーで移動する場合は、エスカレーターではなくエレベーターを使うのが基本です。混雑時はエレベーターに列ができるため、時間に余裕をみておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車いす対応設備 | 車いす対応スロープ、車いす対応チェアメイト |
| 縦移動 | エレベーター、エスカレーター |
| トイレ | ベビーシート対応トイレ、多目的トイレ |
| 営業時間 | 初列車~終列車(年中無休) |
| サービスセンター | 平日10:00~19:00/土日祝9:00~18:00 |
近鉄は乗り換えルートごとにバリアフリー経路を用意している
近鉄名古屋駅の構内案内では、各乗り換えルートについて標準の経路とバリアフリー経路の両方が示されています。車いすでの利用にも対応した案内になっているため、階段を避けたい人は最初からバリアフリー経路を選べます。
先ほどの表で「地下通路経由」として挙げた7分・12分という数字は、標準経路より少し時間がかかる代わりに、通路を経由して移動するルートです。所要時間が2~3分伸びる前提で計画を立てておけば、乗り継ぎに追われずに済みます。
よくある誤解は、「バリアフリー経路=遠回り」と決めつけて避けてしまうことです。実際には数分の差でしかなく、荷物が多い日や雨の日は結果的にこちらのほうが歩きやすいという場面もあります。スーツケースを転がしているだけの人でも、選択肢として覚えておく価値があります。
手伝いが必要なときは事前連絡か駅係員へ
名鉄では、乗降のお手伝いについて電話窓口への連絡、または駅係員への申し出で対応してもらえます。当日その場で頼むこともできますが、時間帯によっては係員が別の対応中ということもあるため、行程が決まっているなら事前に連絡しておくほうが確実です。
注意点として、乗り換え先の会社が違えば、それぞれの会社に伝える必要があります。名鉄で手伝いを依頼しても、その情報が自動的に近鉄へ引き継がれるわけではありません。両社をまたぐ移動をするなら、どちらの駅でも申し出るつもりで準備しておきましょう。
補足として、名鉄名古屋駅の電話窓口やサービスセンターの連絡先は、この記事の店舗情報カードにまとめてあります。出発前にスマートフォンで開いておくと、当日探し直す手間がありません。
乗り継ぎの合間に何ができる?駅直結の使い方
乗り換え時間が30分ほど空いたとき、名古屋駅の地下では手土産の買い物ができます。2026年に新しく開業したギフトコーナーを中心に見ていきましょう。
2026年6月開業のギフトコーナー「M’s RELIER NAGOYA」
名鉄名古屋駅中央改札口前に、ギフトコーナー「M’s RELIER NAGOYA(エムズルリエ名古屋)」が2026年6月24日に開業しました。旧名鉄百貨店本店の地下1階、かつて化粧品売場だった場所を活用した施設です。運営は名鉄グループの株式会社名鉄生活創研で、「人とのつながりをギフトで創る」をコンセプトに掲げています。
営業時間は10:00~19:00。改札口の前という立地なので、乗り換えのついでに立ち寄れる距離感です。名鉄百貨店本店の閉店で「名駅で手土産を買う場所が減った」と感じていた人にとっては、選択肢が戻ってきた形になります。
注意したいのは、ここが百貨店の食品フロアそのものではなく、ギフトに絞ったコーナーだという点です。日用品や生鮮食品を求めて向かうと目的のものが見つかりません。手土産・贈答品を買う場所として覚えておくのが正解です。
| 住所 | 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目2番1号 |
| 営業時間 | 10:00~19:00 |
| 定休日 | 年中無休(名鉄グループの施設運営に準じる) |
| アクセス | 名鉄名古屋駅中央改札口前(旧名鉄百貨店本店地下1階) |
| 駐車場 | 名鉄名古屋駅周辺駐車場利用 |
| 公式サイト | 公式サイト |
10店舗11ブランドに何が入っているのか
M’s RELIER NAGOYAには10店舗11ブランドが入っています。青柳総本家、赤福、桂新堂、鼓月、宗家 源吉兆庵/菓匠清閑院、坂角総本舗、美濃忠、もちたけ、モロゾフ、両口屋是清というラインナップです。
名古屋の定番と伊勢・京都の名店が並んでいるのが特徴で、名古屋土産を買いたい人にも、出張帰りに手堅い贈答品を選びたい人にも対応できる構成になっています。青柳総本家や両口屋是清、坂角総本舗といった愛知になじみの深い名前が並ぶので、「名古屋らしいものを一箇所で選びたい」という需要に向いています。
この施設は、2025年12月に開業したM’s RELIER ICHINOMIYAに続く2施設目にあたります。一宮での展開を経て名古屋駅に出店したという流れを知っておくと、名鉄グループがギフト分野に力を入れている背景が見えてきます。
M’s RELIER NAGOYAがあるのは、名鉄百貨店本店が営業していた建物の地下1階です。百貨店そのものは2026年2月28日に営業を終了しましたが、建物は当面残される方針のため、その一部がギフトコーナーとして生まれ変わりました。
きっぷの相談はサービスセンターの営業時間内に
乗り継ぎで分からないことが出てきたときに頼れるのが、名鉄名古屋駅のサービスセンターです。営業時間は平日10:00~19:00、土日祝は9:00~18:00となっています。
早朝や深夜はこの窓口が開いていないため、始発や終電に近い時間帯に複雑な乗り継ぎをする予定があるなら、前日までに調べておくほうが安全です。駅そのものは初列車から終列車まで動いていますが、窓口対応の時間は別だという点を混同しないようにしましょう。
ちなみに、乗り換え改札を使うルートで移動する場合は窓口を通らない動線になります。相談したいことがあるなら、乗り換え改札に入る前に済ませておく必要があります。
近鉄名古屋駅は終日禁煙、待ち合わせ場所選びのコツ
近鉄名古屋駅は改札内外とも終日禁煙です。乗り換えの合間に喫煙を予定している場合、駅構内では場所を確保できないため、駅の外の指定場所まで出る時間を別に見込む必要があります。
待ち合わせに使うなら、名鉄・近鉄どちらかの改札口を具体的に指定するのが確実です。名古屋駅には複数の会社の改札があるため、「名古屋駅の改札前で」とだけ伝えると相手と別の場所で待つことになりかねません。「名鉄名古屋駅の北改札口」「近鉄名古屋駅の地下改札口」のように、会社名と改札名をセットで伝えましょう。
また、駅の周辺は再開発の進行に合わせて景色が変わっていきます。以前の目印を使った待ち合わせは通用しなくなることがあるため、改札名という変わりにくい基準で指定するのが賢い選び方です。
これから名古屋駅はどう変わる?再開発計画の現在地
名古屋駅エリアでは大規模な再開発が計画されています。乗り換えルートにも将来的に影響するため、現状を整理しておきましょう。
高さ約172メートルの新しいビルが計画されている
再開発計画では、約520,000平方メートルの規模で、高さ約172メートル、地上31階・地下2階の建物が構想されています。主要用途は商業施設、オフィス、ホテル、鉄道駅、バスターミナルで、名古屋駅とささしまライブ地区を繋ぐ新しいスカイラインの構築がコンセプトに掲げられています。
対象エリアは旧Rejackビル、名鉄百貨店本店、近鉄パッセ、名鉄バスセンター、名鉄グランドホテルを含む範囲です。2026年に相次いだ商業施設の営業終了は、この計画に向けた動きでした。ホテルについてはAndaz Hyatt(ハイアット・ブランドの高級ホテル)が予定されており、約150室、レストラン・ルーフバー・スパ・屋内プールを備える構想が示されています。
ただし、ここで挙げた数字はいずれも計画段階のものです。後述するとおりスケジュール自体が見直されているため、確定した完成形として受け取らないほうがよいでしょう。
入札辞退でスケジュールは大きく見直しに
当初の計画では、2026年度に解体を開始し、2027年度に新築着工、2033年度に1期竣工、2040年代前半に2期竣工という流れが想定されていました。しかし2025年11月26日に主要施工事業者から入札辞退の申し出があり、これらの予定はいずれも延期されています。
辞退の理由として挙げられたのは、人員確保が難しいこと、施工体制の構築が困難であることです。今後4年程度をかけて計画の再検証・見直しが行われる予定とされています。つまり、解体工事が始まるまでにはまだ時間があるという状況です。
この見直しは、名古屋駅を日常的に使う人にとっては「当面ルートが大きく変わらない」というニュースでもあります。工事が本格化すれば地下の動線にも影響が出ますが、その時期は先送りになりました。
旧名鉄ビルは2030年頃まで残される方針
当初2026年度に解体する予定だった旧・名鉄百貨店の「名鉄ビル」も、2030年頃まで存続させる方針が示されています。M’s RELIER NAGOYAがこの建物の地下1階で営業しているのも、この方針があってこそです。
建物が残るということは、そこを通る通路や施設も当面は使えるということです。一方で、2026年2月28日の閉店で閉鎖された館内の通り抜けルートが復活するわけではありません。「建物は残る」「一部の通路は閉鎖されたまま」という2つの事実を分けて理解しておくと、現地で混乱せずに済みます。
今後、計画の再検証が進むにつれて解体時期や新ビルの内容が更新される可能性があります。数年単位で状況が動く話なので、名古屋駅を久しぶりに利用するときは最新の情報を確認する習慣をつけておくと安心です。
工事が本格化するまでに覚えておきたい動き方
再開発が動き出すまでの期間にできることは、公式の構内図で現在のルートを覚えておくことです。近鉄名古屋駅の構内図は2026年8月1日現在の内容で公開されており、乗り換え時間も路線別に示されています。この情報を出発前に見ておけば、当日は表示を追うだけで移動できます。
そして、駅の周辺で待ち合わせや買い物を予定しているなら、その施設が現在も営業しているかを事前に確かめておきましょう。2026年の名古屋駅前は、閉店した施設と新しく開業した施設が混在している時期です。地図アプリの表示だけを頼りにすると、閉まっている場所に向かってしまうことがあります。
最新の情報は以下の公式サイトでご確認ください。
・名古屋鉄道「名鉄名古屋駅」駅情報
・近畿日本鉄道「近鉄名古屋駅」駅情報
・近畿日本鉄道「近鉄名古屋駅 駅構内図」
・名古屋鉄道「バリアフリーのご案内」
まとめ
まず試してほしいのは、出発前に近鉄名古屋駅の公式構内図を開いて、自分が使う改札名を一つ決めておくことです。名鉄から近鉄なら北改札口、近鉄から名鉄なら地下改札口。この一手間があるだけで、当日はホームに降りた瞬間に進む向きが決まり、案内表示を探して立ち止まる時間がなくなります。名古屋駅は改札が多いだけで、道そのものは複雑ではありません。目指す改札さえ決まっていれば、初めての人でも3~5分で移動できます。
2026年の名古屋駅は、名鉄百貨店本店と近鉄パッセの閉店でルートが変わり、その一方でM’s RELIER NAGOYAのような新しい施設も生まれた転換期にあります。再開発のスケジュールは見直しが入り、旧名鉄ビルも2030年頃まで残される方針となりました。しばらくは現在のルートが使える見通しですが、駅は生き物のように姿を変えていく場所です。久しぶりに名古屋駅を使うときは、構内図を一度開いてから出かける習慣をつけておくと、乗り継ぎで慌てることがなくなります。
※ダイヤ・営業時間・再開発のスケジュールは変更されることがあります。お出かけ前に各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

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