「ナナちゃんの前で待ち合わせね」と言われたものの、名古屋駅のどこにいるのか分からず、地下街をぐるぐる回ってしまった——。名古屋駅は1日の乗降客数が国内有数の巨大ターミナルで、改札だけでもJR・新幹線・名鉄・近鉄・地下鉄・あおなみ線と6事業者が入り組んでいます。目的地が「駅の外」にある以上、どの改札から地上に出るかで所要時間は倍近く変わります。
結論から言うと、ナナちゃん人形は名鉄百貨店本店メンズ館の前、通称「ナナちゃんストリート」に立っています。JR名古屋駅からなら広小路口を出て徒歩5分。地下を選ぶより、いったん地上に出て歩いたほうが早く着くケースがほとんどです。
そしてもうひとつ、2026年に訪れる人が絶対に知っておくべき変化があります。名鉄百貨店本店は2026年2月28日に71年の歴史に幕を下ろし、翌3月1日から名鉄名古屋駅周辺の地下動線が変更されました。以前のネット記事に載っている「地下を通り抜けるルート」の一部は、現在は通行止めになっています。この記事では、各改札からの現行ルート、変更された地下動線、待ち合わせ場所としての使いこなし方までまとめて解説します。
・ナナちゃん人形の正確な場所と、JR・新幹線・地下鉄・名鉄それぞれからの最短ルート
・2026年3月1日に変わった地下動線と、通れなくなった区間
・待ち合わせ場所として金の時計・銀の時計とどう使い分けるか
・身長6メートル10センチ、衣装630着以上という人形そのものの豆知識
ナナちゃん人形の行き方は「地上ルート」が正解|まず場所を頭に入れる

迷う人の大半は、そもそもナナちゃんが「駅ビルの中」にいると思い込んでいます。実際は駅の建物を出た歩道沿い、屋根のあるアーケードの下に立っています。この前提さえ押さえれば、道順はぐっとシンプルになります。
立っているのは名鉄百貨店メンズ館の前|駅の外だと知れば迷わない
ナナちゃん人形が立っているのは、名鉄百貨店本店メンズ館の1階エントランス前の歩道です。住所は名古屋市中村区名駅1-2-1。JR名古屋駅の桜通口から見ると、駅前ロータリーを挟んで南東方向、名駅通りに面した位置になります。
屋外設置なので見学時間の制限はなく、料金もかかりません。早朝でも深夜でも同じ場所に立っています。ただし歩道上なので、通勤時間帯は人の流れが速く、立ち止まって写真を撮るなら少し脇に寄る配慮が必要です。
よくある間違いが、「名鉄百貨店の中を探してしまう」パターンです。ナナちゃんは店内ではなく建物の外側にいるため、館内をいくら歩いても見つかりません。逆に言えば、店舗の営業時間に左右されずいつでも会えるということでもあります。
なお、この歩道一帯は名鉄が「ナナちゃんストリート」と名付けて整備しているエリアです。北が名鉄名古屋駅方面、南が笹島方面で、ヤマダデンキのLABI名古屋と名鉄百貨店メンズ館に挟まれた通りになっています。イベントスペースやバナー装飾が設けられており、ナナちゃん単体ではなく通り全体で情報発信をする設計になっています。
| 住所 | 〒450-8505 名古屋市中村区名駅1-2-1 |
| 場所 | 名鉄百貨店本店メンズ館前(ナナちゃんストリート) |
| 見学時間 | 屋外設置のため制限なし |
| 見学料 | 無料 |
| アクセス | JR名古屋駅 広小路口から徒歩5分 |
| 問い合わせ | 0570-02-5151(名鉄お客さまサポートセンター/9:00〜18:00) |
| 公式情報 | ナナちゃんコレクション(名古屋鉄道交通広告) |
2026年3月から地下動線が変わった|古い道順情報は通用しない
名鉄百貨店本店は2026年2月28日(土)をもって営業を終了しました。これに伴い、名古屋鉄道は2026年3月1日(日)から名鉄名古屋駅周辺の地下動線を変更しています。旧名鉄百貨店本店本館、旧近鉄パッセ、旧メンズ館の地下部分は閉鎖区域となり、その中を通り抜けるルートは使えなくなりました。
これが厄介なのは、検索で上位に出てくる道案内記事の多くが変更前に書かれている点です。「サンロードから近鉄パッセ前を通ってメンズ館の地下へ」といった手順を今なぞると、途中でシャッターに突き当たります。
一方で、名鉄が公式に案内しているとおり、名鉄線から地下鉄線・JR線・近鉄線・あおなみ線への乗り換え自体は、閉鎖区間を除いて従来どおり通行できます。つまり「乗り換えは地下でOK、ナナちゃんへ行くなら地上へ」と覚えておけば間違いありません。
地下から地上へ上がるポイントとしては、名鉄グランドホテル入口(1階)と名鉄バスセンター入口(1階)が案内対象として明示されています。この2つの案内表示を見つけたら、そこが地上への出口です。
2026年3月1日より、旧名鉄百貨店本店本館・旧近鉄パッセ・旧メンズ館の地下は閉鎖区域です。地下だけでナナちゃん人形の真下まで抜けることはできません。地下街を歩く場合も、最終的にはどこかで地上に出る必要があります。
どの駅から来ても目印は「名鉄バスセンター」の案内表示
名古屋駅周辺の案内サインに「ナナちゃん人形」という表記はほぼ登場しません。代わりに追いかけるべきなのが「名鉄バスセンター」の表示です。名鉄バスセンターは名鉄百貨店メンズ館の3階・4階に入っており、その1階入口のすぐ横がナナちゃんの立ち位置だからです。
地下でも地上でも、青い「名鉄バスセンター」のサインが出てきたらルートは正解です。特に地下から地上へ上がる階段の位置は分かりにくいので、この表示だけを頼りに進むと迷いにくくなります。
もうひとつの目印が「LABI名古屋」です。ヤマダデンキの大型店で、ナナちゃんストリートを挟んで名鉄百貨店メンズ館の向かい側に建っています。LABIの看板が見えたら、道路を渡った側にナナちゃんがいます。
方角で覚えるなら「名古屋駅の南東側」です。名駅通りを南下する方向、笹島交差点に向かう途中と考えると位置関係を掴みやすくなります。
所要時間の目安は5〜12分|出発する改札で倍違う
同じ名古屋駅でも、どの改札から歩き出すかで所要時間は大きく変わります。以下は各社の公式・観光情報で案内されている所要時間を、名古屋暮らしガイドで一覧に整理したものです。
| 出発地点 | 所要時間の目安 | ルートの特徴 |
|---|---|---|
| JR名古屋駅 広小路口 | 徒歩5分 | 改札を出て左→建物沿いに右。最短 |
| 地下鉄名古屋駅 南改札口 | 約7分 | サンロード経由、途中で地上へ上がる |
| 新幹線 北口・南口改札 | 約12分 | 金の時計を経由して広小路口へ |
| 名鉄名古屋駅 中央改札口 | 3〜5分 | 地上へ上がればほぼ目の前 |
この表から読み取れるのは、名鉄名古屋駅が圧倒的に近く、新幹線改札が最も遠いということです。新幹線で到着して友人と合流するなら、待ち合わせ時刻の15分前には改札を出ておく計算にしておくと安心です。
注意したいのが、表の数字はいずれも「歩き慣れた人が迷わずに進んだ場合」の目安だという点です。初めての人、スーツケースを引いている人、階段を避けたい人は1.5倍を見込んでください。名古屋駅は上下移動が多く、エレベーターを探す時間が加算されます。
また、平日の朝8時前後と夕方18時前後は人の流れが密集し、歩く速度そのものが落ちます。この時間帯にナナちゃん前で待ち合わせるなら、余裕を持った時刻設定をおすすめします。
JR名古屋駅から歩くなら広小路口が最短|左に出て右に曲がるだけ
JR在来線で名古屋駅に着いた人にとって、最短ルートは広小路口です。桜通口や太閤通口を使うと遠回りになるため、改札を選ぶ段階から意識しておくと時間を節約できます。
広小路口を出て左、建物沿いに右へ約100メートル
手順はシンプルです。JR名古屋駅の「広小路口」改札を出たら左へ曲がり、そのまま駅の建物の外へ出ます。名鉄百貨店前の通路を進み、建物に沿って右へ。そこから約100メートル歩くと、正面にナナちゃん人形が立っています。所要時間は徒歩約5分です。
「広小路口」改札を出て左へ曲がり、駅の建物の外へ出る
名鉄百貨店前の通路を進み、建物に沿って右へ曲がる
約100メートル直進すると、正面にナナちゃん人形が見える
このルートは屋根のあるアーケードを通る区間が長いのが利点です。雨の日でも傘を差す時間が短く済みます。ベビーカーや大きな荷物がある場合も、階段を使わずに進めます。
桜通口・太閤通口に出てしまった時の立て直し方
広小路口を意識せずに改札を出ると、多くの人は桜通口に出ます。桜通口は名古屋駅の正面玄関にあたる出口で、目の前が駅前ロータリーです。ここに出てしまっても慌てる必要はありません。ロータリー沿いに南(名鉄名古屋駅の方向)へ歩けば、5分ほどでナナちゃんストリートに合流できます。
問題は太閤通口です。太閤通口は駅の西側、新幹線ホームの向こう側にあたる出口で、ナナちゃんとは線路を挟んで反対側になります。太閤通口に出てしまった場合は、いったん駅構内に戻るか、地下街を通って東側へ抜ける必要があり、10分以上のロスになります。
迷いを防ぐコツは、改札を出る前にコンコースの案内表示で「広小路口」を確認することです。名古屋駅の出口サインは色分けされており、方向さえ合っていれば自然と正しい改札へ導かれます。
もし駅構内で完全に方向感覚を失ったら、中央コンコースの「金の時計」を目指してください。金の時計は桜通口側にあり、そこから広小路口方面へ進めばリカバリーできます。
失敗パターン①:中央コンコースを直進して駅の反対側に出る
名古屋駅で最も多い失敗が、新幹線や在来線を降りて人の流れに乗ったまま歩き、気づいたら太閤通口側に出てしまうケースです。原因は単純で、名古屋駅のコンコースが東西に貫通しており、どちらへ進んでも改札を出られてしまうからです。
対策は、ホームから階段を降りた時点で「東」を意識することです。ナナちゃん人形、名鉄百貨店、ミッドランドスクエア、栄方面はすべて名古屋駅の東側にあります。「桜通口=東」「太閤通口=西」と覚えておくと、判断が速くなります。
すでに太閤通口に出てしまった場合は、入場券を買い直すより、駅の地下を通って東側へ抜けるほうが確実です。名古屋駅の地下は東西に通路がつながっており、地上の線路をまたぐ必要がありません。
もうひとつの対策として、待ち合わせ相手に「JR広小路口を出て左」とルートまで伝えておく方法があります。「ナナちゃん前」だけを伝えると、相手が別の出口から出て遠回りする可能性が残ります。
荷物が多い日はコインロッカーに預けてから歩く
出張や旅行の途中でナナちゃんに立ち寄る場合、スーツケースを引いたまま歩くと所要時間が伸びます。ナナちゃんストリートは歩道上で人通りも多いため、身軽なほうが移動しやすくなります。
名古屋駅にはコインロッカーが多数設置されていますが、週末や大型連休は埋まりやすいのが実情です。空き状況をスマホで事前確認できる仕組みもあるので、到着前に押さえておくと動き方が変わります。

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ロッカーが満杯だった場合は、駅周辺の手荷物預かりサービスや、ホテルにチェックイン前でも荷物だけ預かってもらう方法があります。名古屋駅前のホテルは荷物預かりに対応しているところが多く、宿泊予定があるなら先に立ち寄るのが効率的です。
新幹線で着いたら金の時計を経由するのが分かりやすい

新幹線改札からナナちゃん人形までは約12分。名古屋駅の中では長めの移動になりますが、途中に分かりやすい目印があるため、順を追えば迷いません。
新幹線北口・南口から金の時計へ向かう
新幹線の「北口」改札または「南口」改札を出たら、まず桜通口側の「金の時計」を目指します。金の時計は中央コンコースにある名古屋駅のシンボルで、金色の塔から四方向へ針が伸びた構造をしており、離れた場所からでも見つけられます。
新幹線改札を出た直後は、まだ改札内の通路が続いているように見えて方向が掴みにくい場所です。頭上の案内表示で「桜通口」「中央コンコース」の文字を探し、その方向へ進んでください。
注意点として、新幹線改札のすぐ外には「銀の時計」があります。銀の時計は新幹線北口と南口の間、太閤通口の目の前に位置するSEIKO製の銀色の球体オブジェで、こちらは駅の西側です。銀の時計側に進むとナナちゃんから遠ざかるため、目指すのは金の時計だと覚えておきましょう。
金の時計まで来れば残りは半分です。ここから広小路口方面へ進み、駅の建物を出て名鉄百貨店前の通路を右へ進めば到着します。
金の時計から広小路口を抜けてナナちゃんストリートへ
金の時計前から広小路口方面へ進み、駅構外へ出ます。そこから名鉄百貨店前の通路に入り、建物に沿って右へ約100メートル。JR在来線から向かう場合と同じ道順に合流します。
この区間はほぼ屋根の下を歩けるため、天候の影響を受けにくいのが利点です。ただし通路の幅に対して歩行者が多く、キャリーケースを引いていると流れに乗りにくい場面があります。
時間に余裕がない人向けの短縮策として、新幹線から名鉄に乗り換える予定があるなら、名鉄名古屋駅の中央改札口付近まで地下で進み、そこから地上に上がる方法もあります。名鉄名古屋駅からならナナちゃんまで3〜5分です。
逆に時間に余裕があるなら、金の時計から広小路口へ抜ける途中でお土産を見て回るルートも成立します。名古屋駅の商業エリアはこの動線上に集中しています。
新幹線から名鉄への乗り換えついでに立ち寄る
名鉄に乗り換える人にとって、ナナちゃん人形は「通り道」に近い位置にあります。名鉄名古屋駅の中央改札口から地上へ上がる階段を使えば、ほぼ目の前がナナちゃんストリートです。
ただし新幹線から名鉄への乗り換えは名古屋駅の中でも移動距離が長い部類で、時間配分を誤ると乗り遅れます。特急の指定席を押さえている場合は、寄り道の時間を差し引いた計算が必要です。

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乗り換え時間が15分未満なら寄り道は避け、20分以上あるなら地上に出て写真を撮る余裕が生まれます。ナナちゃんの衣装は週1回のペースで替わるため、乗り換えのたびに違う姿に会えるのも名古屋駅ならではの楽しみ方です。
地下鉄・名鉄・近鉄からのルートは2026年の変更を知らないと詰む
地下から向かう場合、2026年3月の動線変更が直接影響します。ここを理解しているかどうかで、スムーズに着けるか行き止まりに突き当たるかが決まります。
名鉄名古屋駅からは中央改札口を出て地上へ上がる
名鉄名古屋駅は、ナナちゃん人形に最も近い駅です。中央改札口を出たら、名鉄グランドホテル・名鉄バスセンター・笹島交差点方面の案内に従い、地上へ上がる階段を使います。地上に出れば、目の前がナナちゃんストリートです。
名鉄名古屋駅の改札は入口専用・出口専用が細かく分かれており、2026年3月以降はさらに一部が変更されています。中央改札口は入口専用と出口専用が併設されているため、案内表示をよく確認してから進んでください。
地上へ上がる階段は、旧名鉄百貨店本店本館の閉鎖区域を避けるかたちで案内が付け替えられています。以前この駅を使っていた人ほど「前と同じ道」で進もうとして迷いやすいので、頭を切り替えて新しいサインに従うのがコツです。
なお名鉄バスセンターへ向かう案内表示は、そのままナナちゃん人形へ向かう案内としても機能します。バスセンターの入口とナナちゃんの立ち位置が隣接しているためです。
地下鉄東山線・桜通線からはサンロード経由で地上へ
地下鉄名古屋駅の南改札口を出たら、地下街「サンロード」に入ります。サンロードを南へ進み、「名鉄バスセンター」の案内表示に従って階段を上がると地上に出られます。所要時間は約7分です。
ここで重要なのが、以前案内されていた「近鉄パッセ前を通ってメンズ館の地下へ入る」ルートは現在使えないという点です。旧近鉄パッセおよび旧名鉄百貨店メンズ館の地下は閉鎖区域となっています。サンロードから地上へ上がる階段を使うのが現行ルートです。
名古屋駅の地下街は複数の街区がつながっており、初めてだと現在地を見失いがちです。全体像を把握しておくと、地下でのリカバリーが格段に楽になります。

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近鉄名古屋駅・あおなみ線からの合流ポイント
近鉄名古屋駅から向かう場合も、考え方は地下鉄と同じです。正面改札口を出て名鉄名古屋駅方面へ進み、地上へ上がる階段を使います。近鉄と名鉄をつなぐ地下通路は閉鎖区間を除いて従来どおり通行できるため、乗り換え動線としては生きています。
あおなみ線からの場合は、いったんJR名古屋駅の構内を経由して広小路口へ抜けるのが分かりやすいルートです。あおなみ線のホームはJRの西側寄りにあるため、東側へ移動する意識を持って進んでください。
名鉄の公式案内では、名鉄線から地下鉄線・JR線・近鉄線・あおなみ線とのお乗り換えは、地下通路の閉鎖区間を除きこれまでどおり通行できるとされています。乗り換えそのものに支障はありません。
どの路線から来る場合でも共通するのは、「最後は必ず地上に出る」という一点です。これを前提に動けば、地下で行き止まりに当たることはなくなります。
失敗パターン②:地下だけで名鉄百貨店の下を通り抜けようとする
2026年3月以降に起きている典型的な失敗が、旧名鉄百貨店の地下を通り抜けようとしてシャッターに突き当たるケースです。閉店前は本店本館・メンズ館・近鉄パッセの地下がつながっており、雨の日でも地下だけで移動できました。その記憶のまま進むと引き返すことになります。
原因は、閉店後の商業区画が一定期間閉鎖されているためです。名古屋鉄道は地下および低層階部分の商業営業を準備中としており、将来的に動線が再び変わる可能性があります。訪問前に最新の案内を確認しておくと確実です。
対策としては、地下街の中で「名鉄バスセンター」「名鉄グランドホテル」の案内を見つけたら、迷わずその階段で地上に上がることです。地下で粘るほど遠回りになります。
また終電から始発までの深夜帯は地下街自体が閉鎖されます。深夜や早朝にナナちゃんを見に行く場合は、最初から地上ルートを選んでください。ナナちゃん自体は屋外なので、時間帯を問わず見ることができます。
「地下だけで行けるはず」という思い込みが最大の落とし穴です。2026年3月1日以降、旧名鉄百貨店の地下は通り抜けできません。地下街を歩く場合も、名鉄バスセンター入口(1階)または名鉄グランドホテル入口(1階)の案内で必ず地上に上がってください。
バス・車で名古屋駅に着く人のナナちゃん前アクセス
鉄道以外で名古屋駅に来る人にとっても、ナナちゃん人形は目印として機能します。特に高速バス利用者は、降車した建物のすぐ足元にナナちゃんが立っているという位置関係です。
名鉄バスセンターはナナちゃんの真上にある
名鉄バスセンターは名鉄百貨店メンズ館の3階・4階に入っています。3階は高速路線が中心で、東京・大阪方面をはじめ全国各地への路線が発着します。バスを降りてエスカレーターで1階まで降りれば、そこがナナちゃんストリートです。
高速バスで名古屋に到着した人が「名古屋に着いた」と実感する最初の風景がナナちゃん人形、という構図になっています。待ち合わせに使う場合も、バス到着時刻から数分で合流できます。
逆にバスに乗る側から見ると、ナナちゃんの隣にある1階入口からバスセンターへ上がる流れになります。2026年3月の動線変更以降、名鉄バスセンター入口(1階)は地下からの案内対象としても明示されており、案内サインをたどりやすくなっています。
発車時刻ギリギリで焦らないよう、初めて名鉄バスセンターを使う場合は出発20分前には1階入口に着いておくと安心です。上下移動と乗り場探しに時間がかかります。
車で行くなら名鉄スカイパーキングと周辺コインパーキング
車でナナちゃん人形の近くまで行く場合、以前は名鉄スカイパーキングが定番でした。この駐車場は名鉄百貨店本店の営業終了と同じ2026年2月28日(土)に営業を停止しましたが、名古屋鉄道は2026年6月1日(月)からの営業再開を予定していると発表しています。
利用を検討する場合は、営業状況と料金を事前に公式サイトで確認してください。名古屋駅前は駐車場の需要が高く、休日は満車になりやすいエリアです。
名古屋駅周辺には他にも民間のコインパーキングが点在していますが、駅至近の区画は15分単位の課金で最大料金が設定されていないところもあります。長時間停めるなら、駅から少し離れた場所を選ぶほうが総額を抑えられます。
そもそもナナちゃん人形を見るだけなら滞在時間は10分程度です。名古屋駅前の交通量と一方通行の多さを考えると、公共交通機関で来て歩くほうが結果的に早く済むケースが大半です。
ナナちゃんストリートと笹島方面のつながり
ナナちゃんストリートは北端が名鉄名古屋駅方面、南端が笹島方面という配置です。南へ歩けば笹島交差点があり、そこを渡った先には名鉄レジャック跡地に整備された「Meieki Parklet(メイエキパークレット)」があります。
名古屋鉄道は2026年2月の発表で、ナナちゃんストリートについて「笹島交差点を挟んだMeieki Parkletと一体となった活用も可能」としており、今後この一帯でイベントが展開される見通しを示しています。訪問時にイベントが重なっていれば、通り全体の雰囲気が変わります。
笹島方面へさらに進むと、ささしまライブエリアに到達します。名古屋駅からの徒歩圏として再開発が進んだエリアで、ナナちゃん見学と組み合わせた散策コースが組めます。名駅通り沿いを南下するだけなので、道順もシンプルです。
ナナちゃんはなぜここにいる?50年以上立ち続けている理由
行き方が分かったら、次に知りたくなるのが「そもそもこの人形は何なのか」でしょう。待ち合わせ相手を待つ数分間の話のネタとしても使える背景を紹介します。
1973年、セブン館1周年を記念して誕生した
ナナちゃん人形は1973年、名鉄百貨店セブン館のオープン1周年を記念して誕生しました。名前は一般公募で決められ、店名の「セブン」をもじった「ナナちゃん」に決定しています。つまり名前の由来は数字の7です。
以来50年以上にわたって名古屋駅のランドマークとして親しまれ、待ち合わせ場所として使われ続けてきました。名古屋で生まれ育った人にとっては、物心ついた時からそこにいる存在です。
制作の経緯も独特です。1973年に東京の晴海ふ頭で開かれたマネキン展示会でスイス・シュレッピー社の製品が見出され、その型をとって長野県伊那市で製造されたとされています。純粋な国産でも輸入品でもない出自を持っています。
セブン館という店舗名自体はその後変わり、建物はメンズ館となりましたが、ナナちゃんという名前だけがそのまま残りました。名前の由来を知る人が少なくなっているのは、そのためです。
身長6メートル10センチ、衣装は630着以上
ナナちゃんの身長は6メートル10センチ。ビルの2階分に相当する高さで、歩道に立つと見上げる格好になります。この大きさが待ち合わせ場所として機能する最大の理由で、人混みの中でも遠くから位置が分かります。
衣装はこれまでに630着以上が制作されてきました。着せ替えは週1回のペースで行われ、単純計算で年間50回以上変わることになります。季節の衣装だけでなく、自治体・企業・タレント・アニメとのコラボレーション衣装も数多く展開されています。
1着あたりの制作期間はおおよそ2週間から1カ月とされています。6メートル超の巨体に合わせた型紙から起こす必要があり、市販の生地を裁断して作れるものではありません。
現在どんな衣装を着ているかは、名古屋鉄道の交通広告サイト内にある「ナナちゃんコレクション」で確認できます。訪問前にチェックしておくと、目的を持って会いに行けます。
「ナナちゃん」の名前は身長でも設置年でもなく、旧店舗名の「セブン館」に由来します。身長6メートル10センチという数字と混同されがちですが、7という数字は店名から来たものです。一般公募で決まった愛称という点も、地元に定着した理由のひとつとされています。
2026年4月から名古屋鉄道の所属になった
名鉄百貨店本店が2026年2月28日に71年の歴史を終えたことで、ナナちゃん人形の行方に注目が集まりました。結論として、ナナちゃんは現在地から移動せず、2026年4月からは親会社である名古屋鉄道の所属となって現役を続けています。
名古屋鉄道は2026年2月10日付の発表で「いつもの場所でみんなを待ってます」と題し、これからも今の場所で名古屋の街のランドマークとして立ち続けると表明しました。周辺のナナちゃんストリートと合わせて、イベントや装飾を通じて情報を発信する場所として位置づけられています。
つまり、百貨店の広告塔だったナナちゃんが、街全体のアイコンへと役割を移したかたちです。所属は変わっても、立っている場所と会いに行く方法は変わりません。
ただし、旧名鉄百貨店の建物については地下および低層階部分の商業営業が準備中とされており、周辺の動線は今後も変化する可能性があります。長期的には案内表示が更新されることを念頭に置いておきましょう。
実は「店が閉まってもナナちゃんには会える」という強み
意外と知られていないのですが、ナナちゃん人形が屋外の歩道に立っているという事実は、待ち合わせ場所として大きな意味を持ちます。商業施設内のオブジェは営業時間外に立ち入れませんが、ナナちゃんは深夜でも早朝でも同じ場所にいます。
実際、名鉄百貨店本店の営業終了後も、ナナちゃん前で待ち合わせをする人の姿は変わっていません。建物のテナントが入れ替わっても、歩道上のランドマークとしての機能は影響を受けないためです。
この点は、駅構内の金の時計・銀の時計と比べたときの明確な違いです。駅構内の待ち合わせは終電後に構内が閉鎖されると使えなくなりますが、ナナちゃん前は公道沿いなのでその制約がありません。
深夜バスを待つ間、始発を待つ間、飲み会の後の合流地点として。ナナちゃん前が名古屋で選ばれ続けてきた背景には、この「時間に縛られない」という地味な強みがあります。
待ち合わせ場所としての使いこなし方|金の時計との使い分け
名古屋駅の待ち合わせスポットは複数あり、それぞれ得意な場面が違います。ナナちゃん前を選ぶべきケースと、別の場所にすべきケースを整理しておきます。
名古屋駅の待ち合わせスポット3か所を比較
名古屋暮らしガイドで、代表的な待ち合わせスポット3か所の特徴を一覧に整理しました。相手の到着手段によって最適解が変わります。
| 比較項目 | ナナちゃん前 | 金の時計 | 銀の時計 |
|---|---|---|---|
| 場所 | 駅の外(歩道) | 桜通口 中央コンコース | 新幹線北口・南口の間 |
| 見つけやすさ | ◎(6m超で目立つ) | ◎(塔が高い) | ○ |
| 深夜・早朝 | ○(屋外で制限なし) | △(構内閉鎖時は不可) | △(構内閉鎖時は不可) |
| 新幹線利用者と合流 | △(約12分かかる) | ○ | ◎(改札すぐ) |
| 高速バス利用者と合流 | ◎(バスセンター直下) | △ | × |
| 雨天時 | ○(アーケード下) | ◎(完全屋内) | ◎(完全屋内) |
表のとおり、ナナちゃん前は高速バス利用者との合流と深夜帯に強く、新幹線利用者との合流では金の時計・銀の時計に分があります。相手がどの交通手段で来るかを確認してから決めるのが失敗しないコツです。
シーン別・待ち合わせ場所の選び方
実際の場面ごとに、どこを指定すべきかを整理します。まず観光や旅行で名古屋に来た友人と合流する場合。相手が新幹線なら銀の時計、在来線なら金の時計が無難です。ナナちゃん前は移動距離があるため、地理に不案内な相手には負担になります。
次に高速バスで到着する相手を迎える場合。これはナナちゃん前が最適です。名鉄バスセンターの真下という位置関係で、降車後1〜2分で合流できます。バス到着が遅れても、ナナちゃんを見ながら待てるので待ち時間が苦になりません。
飲み会や食事会の集合場所としては、ナナちゃん前が使いやすい選択肢です。駅構内より人の密度が低く、大人数でも立って待てるスペースがあります。深夜の解散後に再集合する場合も、構内閉鎖の影響を受けません。
雨が強い日は、金の時計を推奨します。ナナちゃん前にも屋根はありますが、風向きによっては濡れます。長時間待つ可能性があるなら、完全屋内の駅構内を選んでください。
- 高速バスで到着する人との合流
- 深夜・早朝の待ち合わせ
- 名鉄で来る人との合流
- 大人数での集合
- 新幹線到着直後の合流(銀の時計へ)
- 雨風が強い日の長時間待機
- 相手が名古屋駅に不慣れな場合
- スーツケースを持って長く待つ時
写真を撮るときのコツとマナー
ナナちゃん人形は身長6メートル10センチあるため、真下から撮ると全身が入りません。全体を収めたいなら、道路を挟んだLABI名古屋側の歩道まで下がって撮影するのがおすすめです。距離を取ることで、衣装のディテールまで写ります。
撮影の際に気をつけたいのが、ここが公道の歩道だという点です。通勤・通学の動線でもあるため、複数人で横に広がったり、長時間立ち止まったりすると通行の妨げになります。人の流れが緩やかな時間帯を選ぶと落ち着いて撮影できます。
時間帯としては、平日の午前10時〜11時台や、日曜の早朝が比較的空いています。逆に平日の朝夕ラッシュ、土曜の午後は歩行者が密集します。
衣装が変わるタイミングを狙うなら、名古屋鉄道の「ナナちゃんコレクション」で現在の衣装を確認してから向かってください。コラボ衣装は展示期間が1週間程度と短いものが多く、見たい衣装がある場合は日程を合わせる必要があります。
まとめ:ナナちゃん人形へは地上ルートで向かえば迷わない
ナナちゃん人形への行き方は、「駅の外に出る」「名鉄バスセンターの表示を追う」の2点さえ押さえれば難しくありません。名古屋駅は地下街が発達しているぶん、つい地下で完結させようとして遠回りになりがちですが、2026年3月の動線変更以降は地上ルートのほうが確実です。
JR在来線なら広小路口から徒歩5分、新幹線なら金の時計を経由して約12分、地下鉄南改札口からサンロード経由で約7分、名鉄名古屋駅からは地上に上がって3〜5分。出発する改札によって所要時間が倍近く変わるため、待ち合わせ時刻から逆算して改札を選ぶのが賢いやり方です。
1973年に名鉄百貨店セブン館の1周年を記念して誕生したナナちゃんは、50年以上にわたって名古屋駅の待ち合わせの目印であり続けてきました。身長6メートル10センチ、衣装は630着以上、着せ替えは週1回のペース。名鉄百貨店本店が71年の歴史を終えた後も、2026年4月から名古屋鉄道の所属となって同じ場所に立ち続けています。
最初の一歩として、訪問前に名古屋鉄道の「ナナちゃんコレクション」で今の衣装を確認してみてください。何を着ているか分かった状態で向かうと、ただの目印だった人形が「会いに行く相手」に変わります。名古屋駅に着いたら、頭上の案内表示で「広小路口」または「名鉄バスセンター」を探す——それだけで、迷わずたどり着けます。
最新の情報は以下の公式サイトでご確認ください。
・ナナちゃんコレクション|名古屋鉄道交通広告
・名古屋鉄道 公式サイト
・ナナちゃん人形|愛知県公式観光サイト Aichi Now
※本記事の情報は2026年8月時点のものです。地下動線や周辺施設の営業状況は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

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