「名古屋のテレビ塔って、実は登れるの?」「中部電力 MIRAI TOWERって名前が変わったけど、どんな場所?」——名古屋のシンボルとして誰もが知っているあの塔について、いざ調べようとすると意外と情報がまとまっていないものです。栄の街並みにそびえる姿は見慣れていても、料金や展望台の見どころまで知っている人は多くありません。
結論からお伝えすると、名古屋のテレビ塔は現在「中部電力 MIRAI TOWER」として通常営業しており、大人1,300円で地上90mと100mの2つの展望フロアに登れます。日本で最初に完成した集約電波塔で、2022年には全国のタワーで初めて国の重要文化財に指定された、名古屋が誇る歴史的建造物です。
この記事では、テレビ塔の歴史や正式名称の変遷から、入場料金の全区分、スカイデッキとスカイバルコニーの違い、地下鉄からのアクセス、名物の夜景とライトアップ、そして訪れる前に知っておきたい注意点まで、名古屋のテレビ塔を120%楽しむための情報を一気にまとめました。初めての方も、久しぶりに登ってみたい在住者の方も、これ一本で準備が整います。
・名古屋のテレビ塔=中部電力 MIRAI TOWERの歴史と正式名称
・大人1,300円から。入場料金の全区分と賢い入り方
・スカイデッキとスカイバルコニー、2つの展望フロアの違い
・地下鉄からのアクセス・夜景ライトアップ・失敗しない訪問のコツ
名古屋のテレビ塔ってどんな場所?日本初の集約電波塔の正体

名古屋の中心・栄にそびえる赤い鉄塔、それが「名古屋のテレビ塔」です。多くの人が名古屋のランドマークとして認識していますが、その正体は日本で最初に完成した集約電波塔という、テレビ史に残る建造物。ここではまず、このタワーの基本プロフィールと歩んできた歴史を押さえておきましょう。知っておくと、実際に登ったときの見え方がぐっと変わります。
1954年開業・高さ180m、「東洋のエッフェル塔」と呼ばれた塔
名古屋のテレビ塔が開業したのは1954年6月20日。全長180mのその姿は「東洋のエッフェル塔」とも称され、当時の日本ではまだ珍しかったテレビ電波を集約して送信する、国内初の集約電波鉄塔として誕生しました。設計を手がけたのは、東京タワーや通天閣も設計した「塔博士」こと内藤多仲工学博士です。複数の放送局のアンテナを1本の塔にまとめる「集約電波塔」という発想は当時画期的で、以降に全国へ建てられたタワーの原型となりました。名古屋の戦後復興のシンボルとして市民に愛され、開業翌年の1955年には展望台で日本初の空中結婚式が行われるなど、話題を集めた存在でもあります。単なる展望施設ではなく、日本の放送インフラの出発点だったことを知ると、赤い鉄骨の一本一本が違って見えてきます。
| 住所 | 〒460-0003 名古屋市中区錦三丁目6-15先 |
| 電話番号 | 052-971-8546 |
| 営業時間 | 平日・日曜 10:00〜21:00/土曜 10:00〜21:40(最終入場は閉場20分前) |
| 定休日 | 年2回のメンテナンス休館日(不定) |
| アクセス | 地下鉄東山線・名城線「栄」駅3・4番出口から徒歩3分、桜通線・名城線「久屋大通」駅4B出口からすぐ |
| 駐車場 | 専用駐車場なし |
| 公式サイト | 公式サイト |
「名古屋テレビ塔」から「中部電力 MIRAI TOWER」へ改称した理由
長く「名古屋テレビ塔」の名で親しまれてきたこの塔は、2021年5月に「中部電力 MIRAI TOWER(ちゅうぶでんりょくミライタワー)」へと名称が変わりました。これは施設命名権(ネーミングライツ)を中部電力が取得したことによるもので、建物そのものが別物になったわけではありません。地元では今も「テレビ塔」と呼ぶ人が多く、道案内などでもその通称が通用します。名称変更の背景には、2011年の地上デジタル放送への完全移行があります。アナログ放送の終了とともに、テレビ塔は電波塔としての本来の役目を終えました。その後は展望・観光・イベントの拠点として生まれ変わり、未来(MIRAI)へ向かう名古屋のシンボルという新たな役割を担っています。検索する際は「名古屋テレビ塔」でも「MIRAI TOWER」でも、どちらでも同じ施設にたどり着けるので安心してください。
全国のタワーで初めて国の重要文化財に指定された歴史的価値
名古屋のテレビ塔がただの観光タワーと一線を画すのは、その文化財としての価値です。2005年には全国のタワーで初めて国の登録有形文化財に認定され、さらに2022年12月12日には、全国のタワーで初めて国の重要文化財に指定されました。開業から約70年を経てなお現役の観光施設でありながら、国が保護すべき文化的価値を認めた建造物という、二つの顔を併せ持っているのです。2019年からの大規模改修では、世界初の工法による免震装置を設置し、震度6強程度の地震に耐える強度を獲得。歴史的な姿を守りながら最新の安全性を備えた点も評価されています。栄の街を歩きながら見上げるだけでも、その一つひとつに意味があると分かると、名古屋観光の見え方が深まります。
名古屋のテレビ塔は2013年に「日本夜景遺産」にも認定されています。開業70年近い歴史的建造物でありながら、いま登っても第一級の夜景スポットとして通用するのは、名古屋のタワーならではの魅力です。
中部電力 MIRAI TOWERの入場料金はいくら?チケットの賢い買い方
実際に登るとなると、まず気になるのが料金です。名古屋のテレビ塔(中部電力 MIRAI TOWER)の展望フロアは有料で、区分によって金額が細かく分かれています。ここでは公式の料金体系を整理し、少しでもお得に入るためのポイントまで解説します。事前に把握しておけば、当日チケット窓口で迷うこともありません。
大人1,300円・小人800円が基本の入場料金
個人で訪れる場合の基本料金は、大人(高校生以上)が1,300円、小人(小・中学生)が800円です。この料金で、地上90mのスカイデッキと地上100mのスカイバルコニーの両方を楽しめます。展望フロアまではエレベーターで一気に上がれるため、小さなお子さん連れや年配の方でも無理なく登れます。チケットは1階の入口で購入する形が基本で、当日その場で買えるので予約は必須ではありません。名古屋の中心部でこの価格帯なら、雨の日でも天候に左右されにくい観光スポットとして使いやすいのが利点です。まずはこの「大人1,300円・小人800円」を基準に、下記の割引が使えるかどうかを確認していきましょう。
団体・障がい者割引を使えば料金はここまで下がる
名古屋のテレビ塔には、条件に応じた割引料金が用意されています。20名以上の一般団体なら大人1,200円・小人700円、障がい者割引は大人650円・小人400円と、基本料金より安く入場できます。学校団体はさらに手厚く、小・中学生は人数に関係なく400円、高校生は900円です。特に障がい者割引は基本料金の半額程度になるため、対象の方は証明書を忘れずに持参しましょう。以下は名古屋暮らしガイド調べで料金区分を一覧にした早見表です。同じフロアを楽しむのに、区分でこれだけ差が出ることが分かります。
| 区分 | 大人 | 小人 |
|---|---|---|
| 個人(一般) | 1,300円 | 800円 |
| 一般団体(20名以上) | 1,200円 | 700円 |
| 障がい者割引 | 650円 | 400円 |
| 学校団体(小・中学生) | - | 400円 |
| 学校団体(高校生) | 900円 | - |
※名古屋暮らしガイド調べ(公式料金案内より)。学校団体は人数に関わらず一律。
イベント時は昼夜で料金・営業が変わることも
覚えておきたいのが、名古屋のテレビ塔では貸切イベントやライブなどが開催される日があり、そのときは営業時間が昼の部・夜の部に分かれたり、一部フロアの利用が制限されたりする点です。せっかく行ったのに「この時間帯は入れなかった」という事態を避けるため、特に夜景目当てで訪れる場合は、事前に公式サイトのお知らせで当日の営業状況を確認しておくと安心です。また、季節ごとに特別営業が組まれることもあり、たとえば元日には初日の出を展望フロアから眺める早朝の特別営業が実施される年もあります。基本料金は上記の通りですが、こうした特別企画では料金体系が通常と異なる場合があるため、公式情報を基準に判断しましょう。日常使いなら通常営業時間内に、特別な体験を狙うならイベント日に合わせて、と目的で使い分けるのがおすすめです。
基本は大人1,300円・小人800円で2フロアとも楽しめます。20名以上なら団体割引、対象者は障がい者割引で半額程度に。イベント日は営業時間・料金が変わることがあるため、公式のお知らせを事前チェックしておきましょう。
スカイデッキとスカイバルコニー、2つの展望フロアの違い

名古屋のテレビ塔の魅力は、高さの違う2つの展望フロアを1枚のチケットで楽しめることです。屋内の「スカイデッキ」と屋外の「スカイバルコニー」は、見え方も過ごし方もまったく異なります。この違いを知らずに登ると片方だけで満足して帰ってしまいがちなので、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
地上90m・屋内展望フロア「スカイデッキ MIRAI360」
メインの展望フロアが、地上90mにある屋内展望台「スカイデッキ MIRAI360」です。ガラス張りの空間から、大都市・名古屋の街並みを360度見渡せます。空調が効いた屋内なので、真夏でも真冬でも、雨の日でも快適に景色を楽しめるのが屋内フロアの強み。天候に左右されにくいため、名古屋観光で「とりあえず外せない一箇所」を探している人にも向いています。エレベーターを降りてすぐに広がるパノラマは、名古屋城方面から名駅の高層ビル群まで、街の全体像を一度に把握できるスケール感が魅力です。方角ごとに見えるランドマークを探しながら歩くだけで、名古屋の地理が頭に入ってきます。初めて名古屋を訪れる人が最初に登れば、その後の街歩きがぐっと分かりやすくなる展望フロアです。
地上100m・吹き抜けの「スカイバルコニー」で風を感じる
スカイデッキのさらに上、地上100mにあるのが屋外の「スカイバルコニー」です。1968年に完成したこのフロアは窓のない吹き抜けの空間で、金網越しに直接風を感じながら景色を楽しめる開放的なエリア。屋内のスカイデッキとは対照的に、名古屋の空気そのものを体感できるのが最大の魅力です。高さ100mから吹き抜ける風と、遮るガラスのない眺めは、写真では伝わらない臨場感があります。ただし屋外のため、雨天時や強風時は利用が制限されることがあり、夏は暑く冬は冷え込む点に注意が必要です。訪れる際は季節に合った服装で行くと、より快適に過ごせます。せっかく登るなら、屋内のスカイデッキで全体を眺めたあと、スカイバルコニーで風を感じる——この2段構えで楽しむのが名古屋のテレビ塔の正しい味わい方です。
天井ミラーとプロジェクションマッピングの演出は必見
名古屋のテレビ塔の展望フロアは、ただ景色を見るだけの場所ではありません。スカイデッキの天井には鏡(ミラー)が設置されており、外の景色が天井に映り込む、これまでにない不思議な景観を体験できます。床と天井の両方に街が広がるような感覚は、他のタワーではなかなか味わえない演出です。さらに夜になると、季節に合わせたプロジェクションマッピングによる映像と音響が展望フロアを彩り、名古屋の夜景と光の演出が一体となった空間に変わります。単なる展望台ではなく「体験型の展望フロア」として設計されている点が、リニューアル後の名古屋のテレビ塔の大きな進化です。写真を撮るなら、この天井ミラーを活かした構図を狙うと、SNS映えする一枚が撮れます。景色そのものと合わせて、こうした演出も見どころとして押さえておきましょう。
| 比較項目 | スカイデッキ | スカイバルコニー |
|---|---|---|
| 高さ | 地上90m | 地上100m |
| 構造 | 屋内(ガラス張り) | 屋外(吹き抜け) |
| 天候の影響 | 受けにくい | 受けやすい |
| 魅力 | 天井ミラー・演出 | 風・開放感 |
名古屋のテレビ塔へのアクセスと迷わない行き方
名古屋のテレビ塔は、市内でも屈指のアクセスの良さが魅力です。地下鉄の主要駅から徒歩数分で着くため、車がなくても気軽に立ち寄れます。ここでは電車・車それぞれの行き方と、周辺の楽しみ方まで具体的に解説します。初めての方でも迷わないルートを押さえておきましょう。
地下鉄「栄」「久屋大通」からの徒歩ルート
公共交通機関で行くなら地下鉄が最も便利です。地下鉄東山線・名城線「栄」駅の3番または4番出口から徒歩3分、桜通線・名城線「久屋大通」駅の南改札4B出口からはすぐの距離にあります。栄駅も久屋大通駅も名古屋の中心部にあり、名古屋駅からも地下鉄で10分ほど。地上に出れば赤いタワーがすぐ目に入るため、地図を見なくても迷うことはほとんどありません。特に久屋大通駅からは公園に直結しているので、雨の日や暑い日でも移動の負担が少なく済みます。旅行や出張のスケジュールに組み込みやすく、栄でのショッピングや食事のついでに立ち寄れる立地の良さは、名古屋のテレビ塔ならではの強みです。以下に主要駅からのアクセスをまとめました。
| 最寄り駅 | アクセス |
|---|---|
| 「栄」駅 | 3・4番出口から徒歩3分(東山線・名城線) |
| 「久屋大通」駅 | 南改札4B出口からすぐ(桜通線・名城線) |
※名古屋暮らしガイド調べ(公式アクセス情報より)
名古屋駅と栄をスムーズに移動したい人は、路線バスやSRTといった移動手段も選択肢になります。移動手段ごとの比較はこちらの記事も参考にしてみてください。

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車で行くなら専用駐車場なし、周辺パーキングを使う
車で訪れる際に注意したいのが、名古屋のテレビ塔には専用駐車場がないという点です。マイカーの場合は、栄・久屋大通エリアのコインパーキングや、周辺の商業施設の駐車場を利用することになります。栄は名古屋随一の繁華街のため駐車場の数は豊富ですが、週末や大型連休は満車になりやすく、料金も中心部相応にかかります。運転の負担や駐車場探しの手間を考えると、可能であれば地下鉄でのアクセスがおすすめです。どうしても車で行く場合は、事前に周辺のパーキング位置を調べておき、時間帯によっては少し離れた場所に停めて歩くほうがスムーズなこともあります。買い物や食事とセットにするなら、駐車料金のサービスが受けられる商業施設を拠点にするのも一つの手です。
久屋大通公園(Hisaya-odori Park)と一体で楽しむ
名古屋のテレビ塔は、南北に細長く伸びる久屋大通公園(Hisaya-odori Park)のちょうど中心に立っています。塔の足元には芝生広場やショップ、カフェ、レストランが並び、テレビ塔を眺めながら過ごせる開放的な空間が広がっています。公園自体の散策は自由で、塔に登らずとも真下から見上げる迫力を楽しめるのも魅力。買い物や食事、休憩と組み合わせれば、半日ほどのんびり過ごせるエリアです。テレビ塔観光を単体で終わらせるのではなく、公園全体をセットで楽しむことで満足度が大きく上がります。栄エリアには他にも大型商業施設が集まっており、あわせて回ればより充実した一日になります。栄の最新スポットについてはこちらの記事も参考になります。

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夜景とライトアップが名物|タワー・ジュエルズの魅力

名古屋のテレビ塔を語るうえで外せないのが、夜の顔です。日本夜景遺産に認定された展望フロアからの眺めと、塔そのものを彩るライトアップは、昼とはまったく違う表情を見せてくれます。ここでは名古屋の夜を彩る見どころを紹介します。訪れる時間帯を選ぶ参考にしてください。
日本夜景遺産に認定された名古屋の夜景
名古屋のテレビ塔からの夜景は、2013年に「日本夜景遺産」に認定された折り紙付きの美しさです。地上90mのスカイデッキから見下ろす名古屋の街は、久屋大通公園の緑のラインと、栄・名駅方面に広がる高層ビル群の灯りが織りなすコントラストが見どころ。日が落ちてからは、前述の天井ミラーやプロジェクションマッピングの演出も加わり、屋内フロアそのものが幻想的な空間に変わります。夜景を目当てにするなら、日没の少し前に登り始めるのがおすすめです。空がオレンジから紺色へと移り変わる「マジックアワー」から、街の灯りが完全に灯る夜景まで、時間の流れとともに変化する景色を一度に楽しめます。デートや記念日の締めくくりにも選ばれる、名古屋屈指の夜景スポットです。
新ライトアップ「タワー・ジュエルズ」とLED演出
名古屋のテレビ塔は、塔そのものを彩るライトアップも見どころです。近年導入された新ライトアップ「タワー・ジュエルズ」は、きらめく宝石のような光をイメージした演出で、流れるような光の動きが特徴。既存の照明に加えて最新のLED照明98個が追加され、動きのある多彩な表現が可能になりました。これは2026年に愛知・名古屋で開催される第20回アジア競技大会に向けて、街の魅力向上と賑わい創出を目的に運用が始まったものです。塔に登らなくても、久屋大通公園から見上げるだけでこのライトアップを堪能できるのが嬉しいポイント。季節やイベントに合わせて色や演出が変わることもあり、何度訪れても新しい表情に出会えます。夜の栄を歩くなら、ぜひ足を止めて見上げてみてください。
ライトアップを楽しむおすすめの時間帯と場所
ライトアップは日没後に点灯し、夜の時間帯を通じて楽しめます。塔全体を写真に収めたいなら、久屋大通公園の芝生広場や、少し離れた通りから見上げるアングルがおすすめ。塔の足元からは見上げる迫力が、離れた場所からは塔全体のシルエットが楽しめます。展望フロアから見る夜景と、地上から見上げるライトアップは別物の楽しみ方なので、時間に余裕があれば両方を体験するのが理想です。夜の栄はカフェやバーも充実しているため、ライトアップを眺めたあとに一息つくプランも組みやすいエリアです。夜遅くまで開くカフェを探しているなら、こちらの記事も役立ちます。

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訪れる前に知っておきたい注意点と失敗しないコツ
せっかく名古屋のテレビ塔を訪れるなら、避けられる失敗はしっかり避けたいところ。ここでは実際に起こりがちなつまずきポイントと、その対策をまとめました。事前にこれだけ押さえておけば、当日をスムーズに楽しめます。
失敗パターン①メンテナンス休館日にあたってしまう
名古屋のテレビ塔には定まった定休日はありませんが、年に2回ほど、エレベーターや電気設備の点検のためのメンテナンス休館日があります。この日程は不定期で、たまたま訪れた日が休館日にあたると、当然ながら塔には登れません。特に遠方から名古屋観光の一環で訪れる場合、この空振りは大きな痛手です。対策はシンプルで、訪問前に必ず公式サイトのお知らせで営業状況を確認すること。休館日は事前に告知されるため、チェックさえすれば防げる失敗です。あわせて前述のイベント開催による営業時間の変更も同じページで確認できるので、出発前にひと目通しておく習慣をつけておくと安心です。「行ってみたら閉まっていた」を防ぐ、最も確実な一手です。
メンテナンス休館日は年により日程が異なります。特に県外から訪れる場合や、旅行の目玉として計画している場合は、出発前に公式サイトのお知らせで当日の営業状況を必ず確認しておきましょう。
混雑を避けるならいつ行く?時間帯・曜日の狙い目
名古屋のテレビ塔は、週末や連休、そして夜景が美しい日没前後の時間帯に混雑しやすい傾向があります。ゆっくり景色を楽しみたいなら、平日の日中や、開場直後の午前中が狙い目です。特に夕方から夜にかけては夜景目当ての来場者が増え、エレベーターやチケット窓口で待ち時間が出ることもあります。とはいえ夜景そのものの魅力は捨てがたいので、混雑を避けつつ夜景も楽しみたい場合は、日没直後の少し早めのタイミングを狙うのがバランスの良い選択です。イベント開催日は普段以上に人が集まることもあるため、静かに過ごしたい人は公式のイベント情報を確認したうえで、あえて開催日を外すという判断も有効。目的が「景色重視」か「雰囲気重視」かで、ベストな時間帯は変わってきます。
服装・持ち物の注意点|スカイバルコニーは雨ざらし
意外と見落としがちなのが服装です。地上100mのスカイバルコニーは窓のない屋外フロアのため、風が強く、夏は暑く冬は冷え込みます。屋内のスカイデッキだけなら空調が効いていて快適ですが、開放感が魅力のバルコニーまで楽しむなら、季節に合った服装が欠かせません。冬場は一枚羽織るものを、夏場は日差し対策を用意しておくと安心です。また、屋外フロアは雨天時や強風時に利用が制限されることがあるため、天気予報も事前にチェックしておきましょう。写真をたくさん撮りたい人は、スマートフォンの充電も忘れずに。名古屋の街を一望できるスポットだからこそ、快適に過ごせる準備を整えて、両フロアをしっかり楽しみたいところです。
テレビ塔と一緒に楽しむ周辺スポットとモデルコース
名古屋のテレビ塔は単体でも見応えがありますが、栄・久屋大通エリアの中心にあるため、周辺と組み合わせることで一日が何倍も充実します。ここでは目的別のモデルコースと、あわせて訪れたいスポットを紹介します。滞在時間の使い方の参考にしてください。
久屋大通公園・栄エリアの過ごし方
名古屋のテレビ塔が立つ久屋大通公園には、芝生広場やショップ、飲食店が集まり、塔を眺めながらのんびり過ごせます。公園の散策は自由で、テレビ塔を真下から見上げるだけでも十分に楽しめるのが魅力。周辺には栄の大型商業施設やデパートも徒歩圏内に揃っており、ショッピングやグルメと組み合わせやすい立地です。名古屋観光でテレビ塔を訪れるなら、塔に登る時間だけでなく、公園や周辺での滞在時間もあらかじめ見込んでおくと、慌ただしくならずに済みます。天気の良い日は芝生でひと休みしながら、名古屋の街の中心でゆったりとした時間を過ごすのがおすすめです。
失敗パターン②営業時間の勘違いで登れないことも
もう一つ気をつけたいのが営業時間の勘違いです。名古屋のテレビ塔の営業時間は平日・日曜が10:00〜21:00、土曜は10:00〜21:40と、曜日によって終了時刻が異なります。しかも最終入場は閉場の20分前まで。「21時までだと思って20時55分に着いたら入れなかった」という失敗は起こりがちです。特に夜景を目当てにギリギリの時間に向かう場合は、最終入場時刻から逆算して行動しましょう。さらに前述の通り、イベント開催日は営業時間が昼の部・夜の部に分かれることもあり、通常営業のつもりで行くと空き時間に当たってしまうことがあります。「土曜だけ少し遅い」「最終入場は20分前」「イベント日は変則」——この3点を頭に入れておけば、営業時間まわりの失敗はほぼ防げます。
地下鉄「栄」または「久屋大通」駅からアクセスし、久屋大通公園で塔を見上げる
大人1,300円で入場し、屋内のスカイデッキ→屋外のスカイバルコニーの順に楽しむ
日没後は地上からタワー・ジュエルズのライトアップを眺めて締めくくる
シーン別モデルコース|デート・家族・観光
名古屋のテレビ塔は、訪れる人によっておすすめの回り方が変わります。デートなら、夕方に登って展望フロアで夜景とプロジェクションマッピングを楽しみ、そのまま栄のカフェやバーへ流れるコースが定番。家族連れなら、天候に左右されにくい昼間の屋内スカイデッキを中心に、久屋大通公園の広場で子どもをのびのび遊ばせるプランが安心です。観光で訪れるなら、まず昼にテレビ塔に登って名古屋の街の全体像をつかみ、その地理感を頼りに名古屋城や大須など他のスポットを巡ると効率的。同じテレビ塔でも「誰と・何を目的に」で最適な時間帯や過ごし方が変わるので、自分の旅のスタイルに合わせて組み立ててみてください。名古屋の中心という立地を活かせば、テレビ塔を起点にした一日はいくらでも広がります。
料金・営業時間・イベント・休館日などの最新情報は、必ず公式サイトでご確認ください。
・中部電力 MIRAI TOWER 公式サイト
まとめ|名古屋のテレビ塔を120%楽しむために
名古屋のテレビ塔、現在の「中部電力 MIRAI TOWER」は、日本で最初に完成した集約電波塔であり、全国のタワーで初めて国の重要文化財に指定された名古屋のシンボルです。1954年の開業から約70年、電波塔としての役目を終えた今も、地上90mのスカイデッキと100mのスカイバルコニーを備えた展望施設として、名古屋の街を一望できる特別な場所であり続けています。栄・久屋大通の中心という抜群のアクセスと、日本夜景遺産に認定された夜景、新ライトアップ「タワー・ジュエルズ」まで、見どころは一日では回りきれないほどです。
訪れる前に押さえておきたいポイントを、最後にまとめておきます。
- 正式名称は「中部電力 MIRAI TOWER」。地元では今も「テレビ塔」で通じる
- 入場料金は大人1,300円・小人800円で、2つの展望フロアを楽しめる
- 20名以上の団体割引、障がい者割引、学校団体料金が用意されている
- スカイデッキ(屋内・90m)とスカイバルコニー(屋外・100m)は両方登るのが正解
- アクセスは地下鉄「栄」駅徒歩3分、「久屋大通」駅からすぐ。専用駐車場はなし
- 年2回のメンテナンス休館日とイベント日の営業時間変更に注意
- 夜景・ライトアップ目当てなら日没前後が狙い目、屋外フロアは服装に注意
最初の一歩は、公式サイトで当日の営業状況を確認することから。休館日やイベントの有無さえチェックしておけば、あとは久屋大通公園で赤いタワーを見上げ、エレベーターで一気に名古屋の空へ。昼は街の全体像を、夜は日本夜景遺産の輝きを——同じ塔で二つの表情を味わえるのが、名古屋のテレビ塔の醍醐味です。名古屋を訪れたら、あるいは名古屋に暮らしているなら、ぜひ一度この街のシンボルに登ってみてください。

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