名古屋駅の地下街で、朝7時半にラーメン屋の前に列ができている——そんな光景が2026年5月から日常になりました。名古屋のソウルフード「スガキヤ」が始めた「朝ラーメン」です。ラーメンにミニ五目ごはんが付いて500円(税込)というワンコインのセットで、テレビや新聞で取り上げられてから「どこで食べられるの?」「何時まで?」「通常メニューとの違いは?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、スガキヤの朝ラーメンは2026年8月時点で名古屋駅エスカ店・セントラルパーク店・大須店の3店舗限定で、提供時間は開店から午前10時までです。エスカ店は7時30分開店、セントラルパーク店と大須店は8時開店なので、店によって食べられる時間帯が少し違います。セット内容はどの店も「肉2枚のラーメン+ミニ五目ごはん」で500円(税込)です。
この記事では、3店舗それぞれの場所・時間・行き方から、通常メニューとの価格差、行列を避けるコツ、名古屋のモーニング文化との関係、そして10月に控える関東進出の話まで、スガキヤ朝ラーメンを初めて食べに行く方が知りたいことをまとめて整理しました。
・朝ラーメンが食べられる3店舗の住所・電話・提供時間
・500円セットの中身と、通常メニューと比べてどれだけお得か
・行列ができる時間帯と、並ばずに食べるための狙い目
・名古屋のモーニング文化との関係と、関東進出の最新情報
スガキヤの朝ラーメンは3店舗・10時まで・500円|まず押さえたい基本情報

実施店舗は名古屋駅エスカ店・セントラルパーク店・大須店の3つだけ
スガキヤは愛知県を中心に250店舗以上を展開していますが、朝ラーメンを提供しているのは2026年8月時点で3店舗だけです。最初に始まったのが名古屋駅の新幹線地下街にある「名古屋駅エスカ店」で、2026年5月21日(木)にスタートしました。続いて栄の地下街にある「セントラルパーク店」が7月2日(木)、大須商店街の「大須店」が7月16日(木)と、およそ2週間おきに1店舗ずつ増えてきた流れです。
3店舗はいずれも名古屋市内の中心部にあり、地下鉄でつながっています。名古屋駅(エスカ店)から栄(セントラルパーク店)までは地下鉄東山線で約5分、栄から上前津(大須店)までは名城線で約4分の距離です。「朝ラーメンをはしごする」ことも時間的には無理のない配置になっています。
注意したいのは、スガキヤの他の店舗、たとえばイオンやアピタなどショッピングセンター内の店舗では朝ラーメンをやっていない点です。多くの店舗は10時30分や11時が開店時間なので、そもそも朝の時間帯に営業していません。「近所のスガキヤで朝ラーメンを」と思って出かけても食べられないので、この3店舗に絞って計画を立てましょう。
なお、公式サイトのお知らせでは各店舗の朝ラーメン開始が「店限定」と明記されており、今後の拡大についての正式な発表は名古屋市内では出ていません(関東の新店については後述します)。
提供時間は「開店〜午前10時」・エスカ店だけ7時30分から
朝ラーメンの提供時間は3店舗とも「オープンから午前10時まで」で共通ですが、開店時間が店によって異なります。名古屋駅エスカ店は7時30分開店なので、朝ラーメンが食べられるのは7時30分〜10時の2時間30分。セントラルパーク店と大須店は8時開店なので、8時〜10時の2時間です。
10時を過ぎると朝ラーメンセットの注文はできなくなり、通常メニューのみの販売になります。とくに出張や旅行で「新幹線の前にサッと食べたい」という方は、10時ギリギリに行くと注文できない可能性があるため、9時30分くらいまでには店に着いておくと安心です。
逆に「朝ラーメンの時間帯は通常メニューが頼めないのでは」と心配する方もいますが、その点は心配いりません。公式のお知らせに「モーニング時間帯も通常メニューの販売を行っております」と明記されており、朝からラーメン単品や特製ラーメン、ソフトクリームなどを注文できます。家族で行って「子どもはソフトクリーム、大人は朝ラーメンセット」という組み合わせも可能です。
ちなみにエスカ店は朝7時30分から夜21時(ラストオーダー20時30分)まで通し営業で、名古屋駅周辺のスガキヤの中では営業時間が長い店舗です。朝ラーメンの時間を逃しても、昼や夜にラーメンだけ食べに来ることはできます。
セットの中身は「肉2枚のラーメン+ミニ五目ごはん」で500円(税込)
朝ラーメンセットの内容は、ラーメン1杯とミニサイズの五目ごはんの組み合わせで、価格は500円(税込)です。ラーメンには肉(チャーシュー)が2枚のっています。スガキヤの通常のラーメンも肉がのっていますが、朝ラーメンは「肉2枚盛り」とテレビ報道などで紹介されており、見た目の満足感も意識した構成になっています。
五目ごはんはスガキヤの定番サイドメニューで、通常サイズは全店共通メニューで280円(税込)です。朝ラーメンセットに付くのは「ミニ」サイズなので量は通常より少なめですが、朝食としてはラーメンとの組み合わせでちょうどよいボリューム感といえます。「ラーメンだけだと物足りない」「ごはんもの が欲しい」という方に向いた設計です。
報道によると、このセットは東海テレビの取材で「通常ラーメン490円のところ、ミニ五目ごはんが実質10円で付いてくる計算」と紹介されました。エスカ店とセントラルパーク店は「通常のスガキヤと一部価格・メニューが異なる」店舗で、報道時点でのラーメン価格が490円だったためです。いずれにせよ、ごはんが付いて500円という価格設定は、名古屋のモーニング文化に照らしても納得感のある水準といえるでしょう。
※価格は執筆時点(2026年8月)のものです。
| 店舗 | 開始日 | 朝ラーメン提供時間 | 最寄り駅 |
|---|---|---|---|
| 名古屋駅エスカ店 | 2026年5月21日 | 7:30〜10:00 | 名古屋駅(新幹線口直結) |
| セントラルパーク店 | 2026年7月2日 | 8:00〜10:00 | 地下鉄 栄駅・久屋大通駅 |
| 大須店 | 2026年7月16日 | 8:00〜10:00 | 地下鉄 上前津駅・大須観音駅 |
※3店舗ともセット内容は「ラーメン+ミニ五目ごはん」500円(税込)。名古屋暮らしガイド調べ(2026年8月・スガキコシステムズ公式お知らせより)
名古屋駅エスカ店|新幹線口直結・7時30分から並ぶ元祖の店
場所は新幹線地下街エスカのB1・太閤通口から地下へ
朝ラーメン発祥の名古屋駅エスカ店は、JR名古屋駅の新幹線側(西側)にある地下街「エスカ」の地下1階にあります。住所は愛知県名古屋市中村区椿町6-9。名古屋駅の太閤通口(新幹線口)を出てすぐの階段やエスカレーターから地下に降りると、エスカの通路に出ます。新幹線の改札からは徒歩3分ほどの距離です。
エスカは味噌かつの矢場とん、ひつまぶし、きしめんなど名古屋めしの名店が集まる地下街として知られており、スガキヤもその一角にあります。席数は30席で全席禁煙。朝の時間帯はカウンター中心で回転が早く、1人客や出張客が短時間で食べて出ていく光景が多く見られます。
注意点として、名古屋駅は桜通口(東側・JRタワーズやミッドランドスクエア側)と太閤通口(西側・新幹線側)で雰囲気がまったく違い、エスカは西側です。桜通口に出てしまうと、駅構内を横断して戻る必要があり5〜10分のロスになります。「新幹線」の案内表示を目印に西側へ向かいましょう。
初めての方は、名古屋駅の構造を先に押さえておくと迷いません。新幹線の北口と南口の違いについては、こちらの記事で詳しく整理しています。

朝7時30分の開店前から列ができる日もある
エスカ店の朝ラーメンは、東海テレビの取材で「朝7時30分、まだ多くの店のシャッターが閉まっている地下街に行列ができている」と報じられるほど、開始直後から注目を集めました。店側の担当者によると、朝ラーメンを始めてから店の売上が10%アップしたとのことで、単なる話題づくりではなく実際に客足を伸ばしている取り組みです。
行列ができやすいのは、開店直後の7時30分〜8時台です。新幹線で出発する前の出張客、朝の通勤客、そして「テレビで見た」という観光客が重なる時間帯だからです。とくに平日の8時前後は出勤前のビジネスパーソンが集中します。一方、9時を過ぎると通勤ラッシュが落ち着き、比較的スムーズに入れることが多いようです。
「行列」といっても30席の店舗で回転が早いため、10人程度並んでいても10〜15分ほどで席に着けるケースが一般的です。ただし週末や連休、名古屋でイベントがある日は観光客が増えるので、余裕を持って向かうのが無難でしょう。
意外と知られていないのが、エスカ店は朝ラーメンの元祖であると同時に、名古屋駅で「朝7時30分から温かい麺類が食べられる数少ない店」でもある点です。駅構内のきしめん店も朝から営業していますが、ラーメンを朝食にできる場所は限られており、その希少性も行列の一因になっています。
エスカ店の店舗情報と注意事項
エスカ店の営業時間は7時30分〜21時(ラストオーダー20時30分)で、年中ほぼ無休の地下街に合わせた通し営業です。電話番号は080-6993-9644。スガキヤは各店舗に携帯番号を割り当てており、店舗直通の番号として公式サイトに掲載されています。
メニュー面での注意点として、公式サイトには「名古屋駅エスカ店では冷しラーメン、各種かき氷、ピーチ氷、各種フラッペの販売はございません」と明記されています。夏場に「かき氷を朝ラーメンの後に」と考えている方は、エスカ店では注文できないので覚えておきましょう。ソフトクリームやクリームぜんざいは通常通り提供されています。
また、エスカ店とセントラルパーク店は「通常のスガキヤと一部価格・メニューが異なる」店舗です。全店共通のメニュー表ではラーメンが430円(税込)ですが、これらの店舗では立地に合わせた価格設定になっており、報道時点では490円とされています。朝ラーメンセットの500円は共通なので、「セットの方が単品より割安感が強い」のはこの2店舗ならではの特徴といえます。
| 住所 | 愛知県名古屋市中村区椿町6-9 新幹線地下街エスカB1 |
| 電話番号 | 080-6993-9644 |
| 営業時間 | 7:30〜21:00(LO20:30) |
| 朝ラーメン | 7:30〜10:00(2026年5月21日開始) |
| 席数 | 30席・全席禁煙 |
| 公式サイト | スガキコシステムズ 朝ラーメンのお知らせ |
セントラルパーク店|栄の地下街で8時から・限定メニューも豊富

久屋大通公園の真下・栄駅と久屋大通駅の中間にある
2店舗目として2026年7月2日に朝ラーメンを始めたセントラルパーク店は、栄の地下街「セントラルパーク」の地下1階にあります。住所は愛知県名古屋市中区錦3丁目15-13。セントラルパークは久屋大通公園の地下を南北に走る地下街で、地下鉄東山線・名城線の栄駅と、名城線・桜通線の久屋大通駅のどちらからも地下通路でつながっています。
2024年2月28日にオープンした比較的新しい店舗で、席数は30席。オープン当初から「史上初のコーヒーサービス」「ラーメン特盛」といった店舗限定の取り組みで話題になった店で、朝ラーメンの2号店に選ばれたのも、こうした実験的な企画を受け入れる土壌があったためと考えられます。
営業時間は月〜土が8時〜21時30分(ラストオーダー21時)、日・祝が8時〜20時30分(ラストオーダー20時)です。エスカ店と違って曜日で閉店時間が変わるため、夜に行く場合は注意が必要ですが、朝ラーメンの時間帯(8時〜10時)は曜日を問わず同じです。
栄エリアはオアシス21やテレビ塔(中部電力MIRAI TOWER)、松坂屋など観光スポットが集まっており、「朝ラーメンを食べてから栄観光」という動線が組みやすい立地です。
エスカ店より30分遅い8時スタート・通勤客の流れが違う
セントラルパーク店の朝ラーメンは8時開店と同時にスタートします。エスカ店の7時30分と比べると30分遅いぶん、「早朝すぎて起きられない」という方にはこちらの方が使いやすいかもしれません。提供終了は同じく10時です。
客層はエスカ店と少し異なります。名古屋駅が出張客・旅行客中心なのに対し、栄はオフィス街と繁華街が混在するため、出勤前の会社員や、近隣に住む地元の方が多い傾向です。栄駅は地下鉄2路線が交差する乗換駅なので、8時台は乗り換え客の流れがありますが、エスカ店ほど「観光客の行列」にはなりにくいという声もあります。
ただし、セントラルパーク店は地下街の通路に面しているため、席が埋まると通路で待つ形になります。地下街の通行の妨げにならないよう、店員の案内に従って並びましょう。8時台後半は近隣のオフィスの始業時間と重なるので、9時前後に来店する方が席に着きやすいでしょう。
朝ラーメンと合わせて注目したいのが、セントラルパーク店の限定メニューです。「通常のスガキヤと一部価格・メニューが異なる」と公式に案内されている通り、この店舗でしか食べられない企画メニューが不定期で登場します。朝ラーメンの時間帯でも通常メニューは注文できるので、限定メニューが出ている時期なら朝から試すことも可能です。
セントラルパーク店の店舗情報
セントラルパーク店の電話番号は080-6993-9528です。エスカ店と同様に店舗直通の携帯番号が公式サイトに掲載されています。営業時間の確認や混雑状況の問い合わせはこちらへ。
アクセス面では、栄駅からセントラルパークへ向かう場合、地下鉄改札を出て「セントラルパーク」または「久屋大通公園」方面の案内表示に従うと迷いにくいです。地上から入る場合は、久屋大通公園の北側(テレビ塔の南側あたり)に地下街への入口が複数あります。
栄の地下街には他にもモーニングが楽しめる喫茶店が点在しており、朝ラーメンと喫茶モーニングの「食べ比べ」も面白い過ごし方です。同じ地下街エリアのレトロ喫茶については、こちらの記事でモーニングの内容と価格をまとめています。

| 住所 | 愛知県名古屋市中区錦3丁目15-13 セントラルパークB1F |
| 電話番号 | 080-6993-9528 |
| 営業時間 | 月〜土 8:00〜21:30(LO21:00)/日・祝 8:00〜20:30(LO20:00) |
| 朝ラーメン | 8:00〜10:00(2026年7月2日開始) |
| 席数 | 30席 |
| 公式サイト | スガキコシステムズ 朝ラーメンのお知らせ |
大須店|昭和レトロの「昔のスガキヤ」で朝ラーメンを
大須商店街の中・上前津駅と大須観音駅の間にある路面店
3店舗目の大須店は、2026年7月16日に朝ラーメンをスタートしました。住所は愛知県名古屋市中区大須3-45-2 よ志だやビル1F。地下街ではなく、大須商店街のアーケード内にある路面店です。地下鉄名城線・鶴舞線の上前津駅と、鶴舞線の大須観音駅のほぼ中間に位置し、どちらの駅からも徒歩5分ほどで着きます。
大須店の営業時間は8時〜20時(ラストオーダー19時30分)で、席数は32席と3店舗の中では最も多い席数です。3店舗の中で唯一の路面店なので、天気の良い日はアーケードを歩きながら店に向かう楽しみもあります。
大須商店街には「大須赤門店」「大須万松寺通店」という別のスガキヤもあるため、店名の取り違えに注意が必要です。朝ラーメンをやっているのは「大須店」だけです。Googleマップで検索する際は「スガキヤ 大須店」と店名まで入れて確認しましょう。
大須は古着屋や電気街、大須観音といった観光要素が多く、商店街の多くの店は10時〜11時に開店します。朝ラーメンを8時台に食べれば、商店街が開き始める時間にちょうど街歩きを始められるスケジュールになります。
2024年に「昭和レトロ風」へリニューアルした特別店舗
大須店は2024年6月27日に「昔のスガキヤ」をテーマにリニューアルオープンした店舗です。スガキヤの創業は1946(昭和21)年で、戦後の名古屋で甘党の店として始まったのがルーツ。大須店では昔の看板を再現したデザインや、カラフルな食品サンプルが並ぶショーケース、大須店限定の復刻メニューなど、創業期の雰囲気を取り入れた内装になっています。
朝ラーメンの3号店にこの店が選ばれたのは、観光客が多い大須エリアで「昭和レトロ×朝ラーメン」という組み合わせが話題になりやすい、という判断があったと考えられます。実際、大須店はSNSでの発信力が強い店舗で、限定メニューが登場するたびに名古屋の情報メディアで取り上げられています。
エスカ店やセントラルパーク店が「通勤・出張の合間にサッと食べる」場所だとすれば、大須店は「わざわざ足を運んでレトロな空間を楽しむ」場所です。同じ500円のセットでも、店の雰囲気がまったく違うので、3店舗を比べてみると朝ラーメンの楽しみ方が広がります。
公式サイトの大須店メニューページには「季節商品はスガキヤ全店メニューと同様」と記載されており、季節限定のラーメンやデザートも通常店と同じように楽しめます。
大須店の店舗情報と周辺の朝の過ごし方
大須店の電話番号は080-6993-9305です。営業時間は8時〜20時で、3店舗の中では閉店が最も早い点に注意してください。夜に行くならラストオーダーの19時30分までに入店しましょう。
朝ラーメンを食べた後の過ごし方として、徒歩圏内の大須観音(真福寺)は早朝から参拝できます。毎月18日・28日には骨董市が開かれ、朝から多くの人でにぎわいます。骨董市の日に朝ラーメンを組み合わせると、大須らしい朝の過ごし方になります。
また大須は名古屋の中でも「食べ歩き」の街として知られており、10時以降になれば台湾唐揚げやたこ焼き、ケバブなど多国籍の屋台グルメが開き始めます。朝ラーメンで軽めに済ませて、昼に食べ歩きを楽しむというプランも組みやすい立地です。
| 住所 | 愛知県名古屋市中区大須3-45-2 よ志だやビル1F |
| 電話番号 | 080-6993-9305 |
| 営業時間 | 8:00〜20:00(LO19:30) |
| 朝ラーメン | 8:00〜10:00(2026年7月16日開始) |
| 席数 | 32席 |
| 公式サイト | スガキコシステムズ 朝ラーメンのお知らせ |
500円セットは本当にお得?通常メニューと比べてわかること
全店共通のラーメン430円+五目ごはん280円=710円と比較すると
スガキヤの全店共通メニュー表では、ラーメンが430円、五目ごはんが280円(いずれも税込)です。単純に足すと710円で、朝ラーメンセットの500円と比べると210円の差があります。ただし、セットに付く五目ごはんは「ミニ」サイズなので、量の違いを考慮すると「五目ごはん半分程度が実質70円ほどで付いてくる」と見るのが実態に近いでしょう。
ここで押さえておきたいのが、エスカ店とセントラルパーク店は「通常のスガキヤと一部価格・メニューが異なる」店舗だという点です。東海テレビの報道では、エスカ店の通常ラーメンが490円で、朝ラーメンセットの500円との差はわずか10円と紹介されました。つまり駅ナカ・地下街店舗では「ラーメン単品とほぼ同じ値段でミニ五目ごはんが付く」計算になり、お得感が際立ちます。
大須店は路面店で、一般的な価格帯に近い可能性がありますが、店舗ごとの正確な価格は公式サイトの店舗別メニューページか店頭でご確認ください。いずれの店舗でも、ワンコインでラーメンとごはんが揃うという点は共通しています。
比較として、名古屋の喫茶店モーニングは「コーヒー代だけでトースト・ゆで卵が付く」のが基本で、400〜600円程度が相場です。朝ラーメンの500円はこの相場のちょうど中間にあり、「喫茶モーニングと同じ感覚でラーメンが食べられる」価格設定だといえます。
| メニュー | 価格(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 朝ラーメンセット | 500円 | ラーメン(肉2枚)+ミニ五目ごはん。3店舗・10時まで |
| ラーメン(全店共通) | 430円 | エスカ店・セントラルパーク店は一部価格が異なる(報道では490円) |
| 肉入ラーメン | 580円 | 肉多め |
| 特製ラーメン | 680円 | 肉・メンマ・卵などの全部のせ |
| 五目ごはん(通常) | 280円 | 朝セットはミニサイズ |
| ソフトクリーム | 190円 | 朝の時間帯も注文可 |
※名古屋暮らしガイド調べ(2026年8月・スガキコシステムズ公式メニューページ)。店舗により一部価格が異なります。
朝ラーメンのスープは「和風とんこつ」だから朝でも重くない
「朝からラーメンは重いのでは」という心配に対して、スガキヤの担当者は東海テレビの取材で「和風とんこつ味ですが、豚骨だけでなく和風だしも入れています。お味噌汁みたいな要素もあるので、朝でも軽く食べていただけます」と説明しています。スガキヤのラーメンはもともと、豚骨に魚介系の和風だしを合わせた独自のスープが特徴で、こってり系の豚骨ラーメンとは方向性が異なります。
スープの油分が控えめで、麺も細めのストレート麺なので、朝食として食べても胃に残りにくいという声が多いようです。「朝ラー」という言葉自体は静岡県の藤枝市などで先に広まった文化ですが、名古屋では「軽いスープのスガキヤだからこそ朝に合う」という受け止め方が多く、朝ラーメンが定着した理由のひとつになっています。
ミニ五目ごはんは、しいたけやにんじんなどが入った醤油ベースの炊き込みごはんで、ラーメンのスープをかけて食べる「スープごはん」のような楽しみ方をする方もいます。朝の短い時間で、麺とごはんを両方味わえる構成です。
注意点として、スガキヤ名物の「ラーメンフォーク」(スプーンとフォークが一体になった専用カトラリー)は朝の時間帯も使えます。初めての方は使い方に戸惑うかもしれませんが、割り箸も用意されているので、無理に使う必要はありません。
失敗パターン①:10時を過ぎてから行って「もう終わりました」
朝ラーメンでいちばん多い失敗が、提供終了の10時を過ぎてから来店してしまうケースです。「モーニング」という言葉から、喫茶店のように11時頃まで続くと思い込んでしまう方が少なくありません。スガキヤの朝ラーメンは「開店〜午前10時」で明確に区切られており、10時を1分でも過ぎるとセットは注文できません。
とくに危ないのが「新幹線の出発前に食べよう」と考えて、10時発の新幹線に合わせて9時50分頃に店に着くパターンです。行列があれば席に着く前に10時を回ってしまいます。朝ラーメンを確実に食べるなら、遅くとも9時30分までに店の前に到着するスケジュールを組みましょう。
対策として、10時を過ぎてしまった場合でも通常メニューは注文できます。ラーメン単品と五目ごはん(通常サイズ)を頼めば内容はほぼ同じで、価格差は200円前後です。「セットで食べたかった」というこだわりがなければ、時間を気にしすぎる必要はありません。
また、エスカ店なら7時30分から食べられるので、「朝早い新幹線」の方はむしろ有利です。8時前後に行くと出勤客のピークにぶつかるため、7時30分の開店直後か、9時〜9時30分の落ち着いた時間帯が狙い目です。
行列を避けて食べるには?時間帯と曜日の狙い目
平日は「開店直後」か「9時以降」・8時台は避ける
3店舗とも、平日の混雑ピークは8時〜8時45分頃です。この時間帯は通勤客が出勤前に立ち寄るため、席が埋まりやすくなります。反対に、開店直後(エスカ店なら7時30分、他2店なら8時ちょうど)は、開店待ちの列さえクリアすれば1回転目で席に着けます。そして9時を過ぎると出勤客が引き、10時までの残り1時間は比較的空いています。
つまり平日は「開店ダッシュ」か「9時以降」の二択が並ばないコツです。とくに9時〜9時30分は、席に余裕があり、かつ10時の締め切りまで時間もある、いちばん落ち着いて食べられる時間帯といえます。
ただしエスカ店については、名古屋駅という立地上、9時台でも新幹線で到着した観光客が流れ込んでくることがあります。連休や大型イベントの開催日は平日でも観光客が増えるので、その場合はセントラルパーク店や大須店に切り替えるという手もあります。
行列の長さの目安として、30席前後の店舗で10人待ちなら10〜15分程度、20人待ちなら20〜30分程度が一般的です。朝ラーメンは食べる時間が短い(10〜15分)ため、回転は昼食時より早めです。
土日祝は観光客が中心・大須店は商店街が開く前が空いている
土日祝は通勤客がいないぶん、8時台は平日より落ち着いています。その代わり、9時以降に観光客や家族連れが増える傾向があります。とくに名古屋駅エスカ店は、土日の9時〜10時が観光客のピークになりやすい時間帯です。
大須店は土日祝でも商店街が開くのは10時〜11時なので、朝ラーメンの時間帯(8時〜10時)はまだ人通りが少なく、3店舗の中では比較的入りやすい店舗です。「土日に確実に朝ラーメンを食べたい」なら、大須店の8時台が有力な選択肢になります。
セントラルパーク店は、土日祝に久屋大通公園でイベントが開かれる日は要注意です。公園のイベントが朝から始まる場合、地下街の人出も増え、8時台から混み合うことがあります。栄のイベント情報を事前にチェックしておくと安心です。
なお、3店舗とも予約はできません。並ぶしかないので、時間に余裕を持って行くか、混雑を避けて店舗・時間帯を選ぶのが現実的な対策です。
- 平日の開店直後(エスカ店7:30・他店8:00)
- 平日9:00〜9:30
- 土日祝の大須店8時台
- 雨の日の朝(観光客が減る)
- 平日8:00〜8:45(通勤客のピーク)
- 土日祝のエスカ店9:00〜10:00
- 連休・イベント開催日の名古屋駅
- 9:50以降(10時終了に間に合わない恐れ)
失敗パターン②:別のスガキヤに行ってしまった
もうひとつよくある失敗が、「スガキヤならどこでも朝ラーメンがある」と思い込んで、近所のショッピングセンター内の店舗に行ってしまうケースです。スガキヤは名古屋市内だけでも数十店舗あり、その多くはイオンやアピタなどのフードコートや飲食フロアに入っています。これらの店舗は施設の開館時間に合わせて10時〜11時開店なので、朝ラーメンどころか朝の営業自体をしていません。
大須エリアでも、「大須赤門店」「大須万松寺通店」と朝ラーメンをやっている「大須店」が近距離に並んでいるため、店名を確認せずに向かうと空振りになります。Googleマップで「スガキヤ」と検索すると複数の店舗が表示されるので、店舗名まで確認してから向かいましょう。
対策はシンプルで、この記事の店舗情報カードに載せた住所をタップしてマップを開けば、朝ラーメンを実施している店舗に正確にたどり着けます。3店舗以外で朝ラーメンをやっている名古屋市内の店舗は、2026年8月時点では公式に発表されていません。
今後、朝ラーメンの実施店舗が増える可能性はあります。最新の実施店舗はスガキコシステムズ公式サイトの「お知らせ」ページで確認できるので、出かける前に一度チェックしておくと確実です。
なぜ名古屋で朝ラーメンが流行るのか|モーニング文化との関係
「朝の飲食はお値打ち」という名古屋の下地があった
名古屋で朝ラーメンが受け入れられた背景には、喫茶店の「モーニングサービス」文化があります。名古屋や一宮などの尾張地方では、朝の時間帯にコーヒーを注文するとトーストやゆで卵が無料で付いてくるモーニングが昭和の時代から根付いており、「朝の外食はお値打ちに済ませるもの」という感覚が地元の人に共有されています。
スガキヤの朝ラーメンは、この「モーニング=お値打ち」の感覚をラーメンに置き換えたものといえます。「コーヒーにトーストが付く」の代わりに「ラーメンにミニ五目ごはんが付く」、価格はワンコインの500円。名古屋の人が朝に求めている「安くて、ちょっとおまけが付いていて、サッと食べられる」という条件をそのまま満たしています。
実は、スガキヤ自身も「名古屋地方では喫茶店のモーニングサービスが文化として根付いており、朝の飲食はお値打ちという食文化がある」ことを朝ラーメン導入の背景として説明しています。単なる新メニューではなく、名古屋の食文化を意識して設計されたサービスなのです。
名古屋のモーニング文化そのものを体験したい方は、朝7時から営業している地下街の喫茶店も合わせてチェックしてみてください。コーヒー代だけでトーストが付く老舗喫茶の詳細は、こちらの記事で紹介しています。

売上10%アップ・「朝の時間帯」が新しい市場になった
朝ラーメンは話題づくりにとどまらず、経営面でも成果を出しています。東海テレビの報道によると、エスカ店では朝ラーメン開始後に店の売上が10%アップしたとのことです。これまで客がほとんどいなかった7時30分〜10時の時間帯に新たな売上が生まれたことになります。
飲食店にとって朝の時間帯は、家賃や人件費がかかる一方で売上が立ちにくい「空白の時間」でした。とくに地下街の店舗は、駅の通勤客が目の前を通っているのに取り込めていない状況が長く続いていました。500円のセットで通勤客の足を止められたことは、名古屋の他の飲食店にとっても参考になる事例といえるでしょう。
また、朝ラーメンをきっかけにスガキヤを初めて知る若い世代や県外客が増えた点も見逃せません。スガキヤは1946年創業の老舗ですが、「名古屋のソウルフード」としての知名度は地元中心でした。テレビやSNSで朝ラーメンが取り上げられたことで、名古屋観光の「朝の目的地」として認知が広がっています。
ちなみに5月にエスカ店で始まってから、7月のセントラルパーク店・大須店まで、わずか2か月で3店舗に拡大しています。「ご好評につき」という公式の説明通り、反応を見ながら段階的に広げている様子がうかがえます。
逆張り視点:名古屋の朝ラーメンは「駅ナカ」だから成立している
朝ラーメンが好調だと聞くと「どの店でもやればいいのに」と思うかもしれませんが、実は3店舗が選ばれた理由は立地にあります。3店舗はいずれも早朝から人の流れがある「駅ナカ・地下街・商店街」で、しかも自社の判断で開店時間を早められる店舗です。ショッピングセンター内の店舗は施設の開館時間に縛られるため、朝7時30分や8時の開店ができません。
つまり、朝ラーメンは「スガキヤならどこでもできる」施策ではなく、「早朝に人通りがある独立店舗」という条件が揃って初めて成り立つビジネスです。名古屋市内で今後拡大するとしても、対象になるのは金山駅や名古屋駅周辺など、同じ条件を持つ一部の店舗に限られると考えられます。
この視点で見ると、朝ラーメンは「名古屋の朝ラーメン文化」というより「名古屋の駅ナカ朝食市場」を切り開いた施策だといえます。喫茶店のモーニングが住宅街の店で発展したのに対し、朝ラーメンは駅と地下街で発展している——同じ「お値打ちな朝食」でも、支えている場所が違うのです。
だからこそ、旅行や出張で名古屋を訪れる方にとって朝ラーメンは使いやすい選択肢になっています。新幹線を降りてすぐ、または乗る直前に、迷わず立ち寄れる場所にあるのが強みです。
スガキヤは1946(昭和21)年、名古屋・栄で甘党の店「甘党の店 寿がきや」として創業したのがルーツです。ラーメンとソフトクリーム・クリームぜんざいを同じ店で出すスタイルは、この「甘党の店」時代の名残とされています。朝ラーメンの後にソフトクリーム(190円)を頼むのも、スガキヤらしい楽しみ方のひとつです。
2026年10月、約20年ぶりに関東へ出店・本厚木で朝ラーメンも導入予定
2026年8月17日、スガキコシステムズは関東エリアへの新規出店を発表しました。神奈川県横浜市の「カエデウォーク長津田店」が10月15日、厚木市の「本厚木ミロードイースト店」が10月29日にオープン予定で、関東への出店は約20年ぶりです。
注目すべきは、本厚木ミロードイースト店で名古屋の3店舗と同じ「朝ラーメンセット」(ラーメン+ミニ五目ごはん・500円)の導入が予定されている点です。名古屋で生まれた朝ラーメンが、名古屋以外の地域で初めて提供される店舗になります。カエデウォーク長津田店はフードコート内の店舗のため、朝ラーメンの対象にはなっていません。
スガキヤは「3年間で関東に50店舗」という目標を掲げており、朝ラーメンは関東進出の目玉施策のひとつと位置づけられています。名古屋の朝ラーメンがそのまま「スガキヤの看板商品」になりつつある流れです。
関東在住の方にとっては、「名古屋まで行かなくても朝ラーメンが食べられる」ようになります。ただし、名古屋の3店舗とは価格やメニュー構成が一部異なる可能性があるため、詳細はオープン時の公式発表をご確認ください。
名古屋市内の実施店舗は今後増える?現時点でわかっていること
2026年8月時点で、名古屋市内の朝ラーメン実施店舗は3店舗のままで、4店舗目についての公式発表はありません。ただ、5月〜7月にかけて2週間ごとに1店舗ずつ増えてきた経緯と、関東新店にも導入される流れを見ると、今後名古屋市内でも条件の合う店舗に広がる可能性はあります。
候補として考えられるのは、朝の人通りが多く、独立して開店時間を決められる駅周辺の店舗です。逆に、フードコート内やショッピングセンター内の店舗は施設の営業時間の制約があるため、朝ラーメンの導入は難しいと考えられます。
新しい実施店舗が出る場合は、スガキコシステムズ公式サイトの「お知らせ」ページに「【スガキヤ ○○店】○月○日(○)より『朝ラーメン』スタート!」という形で告知されています。これまでの3店舗もすべてこの形式で発表されているので、定期的にチェックすると見逃しません。
スガキヤ全体のメニューの選び方や、知っておくと得するポイントについては、こちらの記事で詳しく整理しています。朝ラーメンと合わせて読むと、スガキヤをより楽しめます。

朝ラーメンのシーン別おすすめ店舗
最後に、状況別にどの店舗を選ぶとよいかを整理します。出張・旅行で新幹線を使う方は、迷わず名古屋駅エスカ店です。新幹線口から徒歩3分で、7時30分から食べられるため、早朝の便でも到着後すぐに、あるいは出発前に立ち寄れます。荷物が多くても地下街の中なので移動が楽です。
栄周辺のホテルに泊まっている方や、栄観光を予定している方は、セントラルパーク店が便利です。8時に食べて、9時〜10時に開く商業施設やテレビ塔の展望台へ向かうと、時間を無駄なく使えます。
「せっかくなら雰囲気も楽しみたい」という方や、大須観音・商店街を歩く予定の方は、大須店がおすすめです。昭和レトロな内装で朝ラーメンを食べ、10時過ぎから商店街の食べ歩きに移る流れが組めます。土日祝の混雑を避けたい方にも大須店が向いています。
名古屋在住で「近所で気軽に」と考えている方は、残念ながら3店舗以外では食べられないため、通勤経路に名古屋駅・栄・大須が入っている日を狙うのが現実的です。出勤前に8時台を避けて、開店直後か9時以降を選びましょう。
最新の情報は以下の公式サイトでご確認ください。
・スガキコシステムズ お知らせ一覧
・名古屋駅エスカ店 朝ラーメンのお知らせ
・セントラルパーク店 朝ラーメンのお知らせ
・大須店 朝ラーメンのお知らせ
・スガキヤ メニュー一覧
まとめ|スガキヤの朝ラーメンは3店舗・10時まで・500円で名古屋の朝を楽しめる
スガキヤの朝ラーメンは、2026年5月に名古屋駅エスカ店で始まり、7月にセントラルパーク店と大須店へ広がった、名古屋の新しい朝の楽しみです。ラーメンにミニ五目ごはんが付いて500円という価格は、名古屋のモーニング文化に照らしても納得感があり、和風とんこつの軽いスープは朝でも重く感じにくいと評判です。エスカ店では開始後に売上が10%伸び、10月には関東の新店にも導入されるなど、名古屋発の朝食文化として定着しつつあります。
食べに行くときは、「3店舗限定」「10時で終了」「店によって開店時間が違う」の3点を押さえておけば失敗しません。混雑を避けるなら平日の開店直後か9時以降、土日祝なら大須店の8時台が狙い目です。3店舗以外のスガキヤでは朝ラーメンをやっていないので、店舗名を確認してから向かいましょう。
まずは名古屋駅に着いたら、太閤通口(新幹線口)から地下街エスカへ降りてみてください。朝7時30分、シャッターの閉まった地下街にひとつだけ明かりがついているラーメン店——それが名古屋の朝ラーメンの原点です。
※本記事の情報は2026年8月時点のものです。価格・提供時間・実施店舗は変更される場合がありますので、最新情報はスガキコシステムズ公式サイトでご確認ください。

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