名鉄名古屋から近鉄名古屋は連絡改札1本で完結|1番線ルートとIC・きっぷの通し方

名鉄名古屋から近鉄名古屋は連絡改札1本で完結|1番線ルートとIC・きっぷの通し方のアイキャッチ画像

名古屋駅の地下で「名鉄名古屋から近鉄名古屋って、どうやって行くんだろう」と立ち止まってしまう人は少なくありません。看板は多いのに、JR・地下鉄・あおなみ線の案内まで一度に目に入るせいで、肝心の近鉄がどこにあるのか分からなくなるのです。

結論から言えば、この乗り換えは名鉄名古屋駅1番線の脇にある「近鉄線のりかえ口」を通るだけで完結します。地上に出る必要も、いったん改札を出て切符を買い直す必要もありません。近鉄の公式案内でも、ホームから名鉄連絡改札口までの所要時間は5分と示されています。

この記事では、名鉄のどのホームに降りたかで変わる歩き方、ICカードと紙のきっぷで異なる改札の通し方、2026年3月の名鉄百貨店本店閉店で変わった地下動線、そして乗り換えた先の行き先と運賃までを、公式資料の数字だけを使って整理します。初めて名古屋駅で乗り換える人が、迷わずホームにたどり着けるところまでご案内します。

📌 この記事でわかること

・名鉄名古屋から近鉄名古屋への最短ルートと目印
・降りたホーム別(1番線・降車ホーム・特別車)の歩き方
・ICカード・磁気きっぷ別の連絡改札の正しい通し方
・2026年3月の地下動線変更で何が変わったか
・近鉄・名鉄それぞれの主要な行き先と公式運賃

目次

名鉄名古屋から近鉄名古屋への乗り換えは「1番線の連絡改札」で完結する

名鉄名古屋から近鉄名古屋への乗り換えは「1番線の連絡改札」で完結するの解説画像

2つの駅は地下でホームが隣り合っている

名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅は、別会社の別の駅でありながら、地下で背中合わせに並んでいます。名鉄名古屋駅は上下線を相対式ホーム上下各1面と島式ホーム1面で挟み込む3面2線という特殊な配置、近鉄名古屋駅は頭端式ホーム4面5線の地下駅です。この2つのホームの西端どうしが接しているため、地上に出ずに移動できます。

具体的には、名鉄名古屋駅の1番線(名鉄岐阜・津島・犬山方面の下りホーム)と、近鉄名古屋駅の1番線(普通列車のりば)の付け根に、両社をまたぐ連絡改札が設けられています。ここを通れば、名鉄の改札内から近鉄の改札内へ、外に出ることなく移動できる仕組みです。

よくある間違いは、「いったんJR名古屋駅の広い通路に出てから近鉄を探す」というルート取りです。遠回りになるうえ、きっぷを2回買うことになり運賃も無駄になります。地下鉄やあおなみ線に乗り換えるときは改札を出る必要がありますが、名鉄から近鉄への移動に限っては、改札の外に出る理由はほとんどありません。

ちなみに近鉄名古屋駅は1938年6月26日の開業で、名鉄名古屋駅より歴史の古い駅です。今の「地下でつながった名古屋駅」の姿は、戦後に少しずつ増築を重ねてできあがったもので、通路が入り組んで見えるのはその名残でもあります。

探すべき看板は「近鉄線のりかえ口」ただ1つ

名鉄名古屋駅の構内で探すべき表示は、「近鉄線のりかえ口」という一語だけです。名鉄側ではこの名称で案内され、近鉄側では同じ改札が「名鉄連絡改札口(名鉄構内連絡口)」と呼ばれます。呼び名が2つあるので混乱しやすいのですが、指しているのは同じ1か所です。

この改札の手前には近鉄の自動券売機が置かれており、係員は近鉄と名鉄の職員が交代で配置されています。つまり、きっぷを持っていない状態でここまで来ても、その場で近鉄のきっぷを買って通り抜けられます。なお係員による出札窓口は2017年10月31日で終了し、翌11月1日からサポートつき指定席券売機に切り替わっています。

注意したいのは、名鉄名古屋駅には中央改札口・北改札口・南改札口・西改札口・東改札口と複数の改札があり、そのどれもが「近鉄線のりかえ口」ではないという点です。改札名の看板だけを追いかけていると、うっかり外に出てしまいます。追うべきは改札名ではなく「1番線」と「近鉄線のりかえ口」の2語です。

補足すると、名鉄名古屋駅は1日平均乗降人員が名鉄全駅で最多という混雑駅です。人の流れに押されて歩いてしまうと目的の改札を通り過ぎるので、ホームに降りたら一度立ち止まり、頭上の案内を確認してから歩き出すほうが結果的に早く着きます。

項目 内容
名鉄側の呼び名 近鉄線のりかえ口
近鉄側の呼び名 名鉄連絡改札口(名鉄構内連絡口)
設置位置 名鉄名古屋駅1番線と近鉄名古屋駅1番線の付け根
所要時間の目安 近鉄ホームから名鉄連絡改札口まで5分(近鉄公式)
改札手前の設備 近鉄の自動券売機、サポートつき指定席券売機

公式が示す所要時間は5分、実際はもっと短いことも多い

近鉄が公式サイトの構内図ページで公表している乗換所要時間では、近鉄名古屋駅のホームから名鉄連絡改札口まで5分となっています。これは近鉄のどののりばからでも間に合うように設定された余裕のある数字で、1番線側に降りた場合は体感でもっと短く感じられます。

同じページには他社線への所要時間も並んでおり、JR在来線の連絡改札口まで5分(地下改札口経由なら7分)、JR新幹線の改札まで9分(地下改札口経由12分)、地下鉄東山線まで8分、地下鉄桜通線まで10分、あおなみ線まで17分と示されています。名鉄への5分は、名古屋駅の乗り換えの中でもJR在来線と並ぶ最短クラスだとわかります。

注意点は、この5分が「ホームから改札まで」の時間だという点です。改札を通ってから乗る列車のホームまで歩く時間、きっぷを買う時間は含まれていません。乗り継ぎの計画を立てるときは、5分に自分の準備時間を足して考えてください。

豆知識として、名鉄名古屋駅も近鉄名古屋駅も改札内外とも終日禁煙です。乗り継ぎの合間に一服、という使い方はできないので、時間に余裕がある場合は改札を出て地上の喫煙可能な場所を探すことになります。

エレベーターを使いたいときの動き方

ベビーカーや大きなスーツケースを持っている場合、階段やエスカレーターより先にエレベーターの位置を押さえておくと移動が楽になります。名鉄名古屋駅には車いす対応エレベータ、エスカレータ、車いす対応トイレ、オストメイト対応トイレ、ベビーシート対応トイレ、誘導ブロック、点字券売機が備わっていると公式サイトに明記されています。

近鉄側も同様に、段差なく乗り換えられるルートについて、乗換先ごとに専用のPDFが用意されています。名鉄線への段差なしルートも個別に用意されているので、事前にスマートフォンで開いておくと構内で迷いません。

よくある失敗は、混雑時にエスカレーターの列に並んでしまい、結果的にエレベーターより時間がかかるパターンです。とくに朝夕は1番線へ上がるエスカレーターに人が集中します。荷物が重い日は、遠回りに見えてもエレベーターのほうが確実です。

介助が必要な場合、名鉄は車いす利用時の乗降支援を電話窓口で受け付けています。当日その場で頼むより、出発前に連絡しておくほうがスムーズに案内してもらえます。

📍 名鉄名古屋駅
住所 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目2番1号
営業時間 初列車~終列車
定休日 年中無休
アクセス JR名古屋駅の地下1階から連絡通路で直結
公式サイト 公式サイト

降りたホームで難易度が変わる|3つのパターン別の歩き方

岐阜・犬山・津島方面から来た人がいちばん早い

名鉄名古屋駅の1番線は、名鉄岐阜・津島・犬山方面(下り)ののりばです。ただし名鉄名古屋駅は下り列車が1番線と2番線の両方に面する特殊構造のため、上り方向から来て1番線側に降りることもあります。いずれにせよ、1番線に立てている時点で近鉄線のりかえ口はほぼ目の前です。

この場合の動き方はシンプルで、ホームを岐阜方(西端)に向かって歩き、突き当たりの「近鉄線のりかえ口」を通るだけです。階段の上り下りが発生しないので、乗り換え時間はほとんどホームを歩く時間そのものになります。

注意したいのは、1番線は乗車位置が方面ごとに色分けされている点です。青が一宮・岐阜方面、黄が須ヶ口・国府宮方面、緑が犬山・可児方面、紫が津島・弥富方面。降りたあとに「自分がどのあたりに立っているか」を色で把握しておくと、次に名鉄へ戻るときの目印にもなります。

補足として、名鉄名古屋駅の営業時間は初列車から終列車までです。連絡改札も列車の運行時間帯に合わせて機能しているため、終電間際でも通り抜け自体は問題なくできます。

豊橋・空港方面から来たら中央の降車ホームに降りる

東岡崎・豊橋・碧南・豊田市・西尾・中部国際空港・河和・内海方面(上り)から来た列車は、4番線側の線路に到着します。このとき降車専用として使われるのが中央の島式ホームで、多くの乗客はここに降ろされます。近鉄線のりかえ口は反対側の1番線寄りにあるため、ひと手間かかります。

動き方は、降車ホームの階段またはエスカレーター、エレベーターで改札内コンコースへ上がり、コンコースを横切って1番線側へ下りるという流れです。構内には「1番線」の案内と並んで「近鉄線のりかえ口」の表示が出ているので、それを追えば迷いません。

📋 降車ホームからの手順
1

中央の降車ホームに降りたら、その場で頭上の案内表示を確認する

2

階段・エスカレーター・エレベーターのいずれかで改札内コンコースへ上がる

3

「1番線」「近鉄線のりかえ口」の表示に従ってコンコースを横切る

4

1番線側へ下り、突き当たりの連絡改札を通って近鉄名古屋駅の改札内へ入る

この動線でつまずきやすいのは、コンコースに上がった瞬間に人の流れが四方に分かれる点です。JR方面・地下鉄方面・地上出口へ向かう流れが交差するので、案内表示を見ずに人についていくと、まったく違う方向へ運ばれてしまいます。

あわせて読みたい
名古屋駅で新幹線から名鉄への乗り換えは何分?最短ルートと号車選びのコツ
「名古屋駅で新幹線から名鉄に乗り換えたいけど、何分かかるの?」「迷わずに行けるルートは?」——名古屋駅は新幹線・JR在来線・名鉄・近鉄・地下鉄・あおなみ線が集ま…

ミュースカイや特急の特別車で着いたとき

名鉄名古屋駅の2番線と3番線は特別車のりばです。ミュースカイ(2000系・全車特別車)や、特急の一部特別車(2200系の1号車・2号車)を利用した場合、この特別車のりばに関わる位置に停まります。中部国際空港から到着した人がこのパターンにあたります。

特別車から降りたあとの動き方は、基本的に降車ホームからのルートと同じです。コンコースへ上がって1番線側へ移動し、近鉄線のりかえ口へ向かいます。ホームの端から端まで歩くことになるので、降車ホームからのケースより少し時間を見ておくと安心です。

間違えやすいのは、空港からの列車がすべて特別車だと思い込むことです。ミュースカイは全車特別車ですが、特急は一部特別車で、一般車に乗っていれば別の位置に降りることになります。自分がどの車両に乗っていたかで降車位置が変わる点は覚えておいてください。

補足として、名鉄名古屋駅から中部国際空港へ向かう際は「河和行き」「内海行き」は空港に行かないと公式サイトが注意喚起しています。近鉄から名鉄に乗り継いで空港へ向かう人は、行き先表示を必ず確認してください。

失敗パターン①:中央改札から出てしまう

この乗り換えで最も多い失敗が、近鉄線のりかえ口ではなく中央改札口から外に出てしまうケースです。原因は単純で、コンコースで最初に目に入る大きな改札が中央改札口だからです。人の流れも中央改札に向かうものが太いため、初めての人ほど吸い込まれます。

対策は、コンコースに上がる前に「自分が向かうのは改札の外ではない」と決めておくことです。近鉄線のりかえ口は改札内から改札内へ移る通路であり、外に出る改札とは意味が違います。「外に出る改札は全部無視する」と決めておけば、看板が多くても迷いにくくなります。

万一出てしまった場合でも、致命的ではありません。名鉄中央改札口と近鉄正面改札口は階段通路で結ばれており、この経路は現在も利用できます。ただし名鉄と近鉄それぞれのきっぷが必要になり、ICカードで通していた場合は名鉄分の運賃がその場で精算されます。

もう1つの注意は、外に出ると近鉄の入口も複数あることです。近鉄名古屋駅の改札は正面改札口と地下改札口があり、正面改札口は名駅通沿いの近鉄ビル内、地下改札口はJR名古屋駅広小路口のほぼ真下にあります。どちらから入ってもホームには行けますが、いったん出た時点で連絡改札より確実に時間はかかります。

⚠️ 注意

近鉄線のりかえ口は「改札内から改札内へ」通る改札です。中央改札口・北改札口・南改札口・西改札口・東改札口はいずれも駅の外に出る改札なので、乗り換え目的では使いません。看板に「出口」「JR」「地下鉄」と書かれていたら、それは自分の行き先ではないと判断してください。

ICカードと紙のきっぷで手順が違う|連絡改札の正しい通し方

ICカードと紙のきっぷで手順が違う|連絡改札の正しい通し方の解説画像

ICカード1枚ならタッチ1回で済む

近鉄と名鉄を1枚のICカードで乗り継ぐ場合、連絡改札ではカードをタッチするだけで通過できます。近鉄が案内している「フェアシステムK」という仕組みで、タッチした瞬間に一方の路線の出場と、もう一方の路線の入場が同時に記録されます。

manaca、ICOCA、Suicaなど全国相互利用の交通系ICカードを持っている人にとっては、これがいちばん手間の少ない方法です。券売機に並ぶ必要も、乗り換え用のきっぷを買う必要もありません。残高だけ確認しておけば、実質的に立ち止まらずに通り抜けられます。

注意点は、残高不足で改札が閉まると流れが止まることです。連絡改札は幅が広くないため、後ろに人が並んでいる時間帯に止まると気まずい思いをします。乗り換える前のホームでチャージを済ませておくのが確実です。

補足として、ICで乗り継いだ場合の運賃は近鉄区間と名鉄区間がそれぞれ計算されます。連絡改札を通ったからといって通し運賃で安くなるわけではないので、金額の見積もりは各社の運賃を足して考えてください。

磁気きっぷ2枚は「重ねて投入」が正解

紙のきっぷで乗り継ぐ場合は、近鉄線の磁気券と名鉄線の磁気券を重ねて自動改札機に入れるのが正しい手順です。1枚ずつ順番に入れる方式ではありません。2枚同時に投入すると、機械が到着側のきっぷを回収し、これから乗る側のきっぷを返してくれます。

乗り換え先のきっぷをまだ持っていない場合は、連絡改札の手前にある近鉄の自動券売機で買ってから改札に向かいます。改札の直前で立ち止まって買うことになるので、混雑時は数分の余裕を見ておくと安心です。

間違えやすいのは、特急券を一緒に入れるかどうかです。近鉄特急に乗るなら乗車券と特急券が必要になりますが、連絡改札で必要になるのは乗車券にあたる磁気券です。券種が複数あるときは、券売機や係員に確認してから通したほうが確実です。

豆知識として、この連絡改札には近鉄と名鉄の職員が交代で配置されています。券種の組み合わせで迷ったら、その場で聞けば解決します。どちらの会社の職員がいても、両社の乗り継ぎについて案内してもらえます。

✅ OK
  • ICカード1枚 → タッチするだけ
  • 磁気券2枚 → 重ねて投入
  • 磁気券+IC → 先に磁気券、次にIC
  • きっぷ未購入 → 改札手前の券売機で購入
❌ NG
  • 磁気券を1枚ずつ順番に入れる
  • ICを先にタッチしてから磁気券を入れる
  • 種類の違うICカード2枚で通ろうとする
  • 残高を確認せずに改札へ突入する

失敗パターン②:ICと磁気きっぷの順番を間違える

片方はICカード、もう片方は紙のきっぷという組み合わせは意外と多く、ここで順番を間違える人が後を絶ちません。正解は必ず先に磁気券を自動改札機に入れ、その後にICカードをタッチするという順番です。近鉄が公式に明記しています。

逆に先にICカードをタッチしてしまうと、係員による取消処理が必要になります。その場で改札が閉まり、インターホンや窓口でのやり取りが発生するため、急いでいるときほど時間を失います。数十秒の手違いが、次の列車を1本逃す結果につながることもあります。

対策はシンプルで、「紙が先、カードが後」と覚えておくことです。近鉄の特急券を紙で持っていて、名鉄はmanacaで乗るといったケースは名古屋駅では珍しくありません。改札に着く前に、手元の券をどの順番で処理するか決めておいてください。

補足として、取消処理が必要になった場合は自分で操作せず、係員を待つのが正解です。無理に別の改札を試すと、入場記録が二重になってさらに面倒になります。

違うICカード2枚では連絡改札を通れない

意外と知られていませんが、近鉄と名鉄を異なるICカード2枚で乗り継ぐことはできません。たとえばmanacaとPiTaPaを組み合わせるようなケースです。この場合、乗り継ぎ用の自動改札機は使用できず、いったん改札を出て再入場する必要があります。

「家族それぞれのカードで乗ってきたから、まとめて通そう」というのも同じ理屈で通りません。連絡改札は1人1枚のカード、または1人分の券の組み合わせで処理される仕組みだからです。人数分それぞれが自分の券で通ることになります。

注意点として、定期券と併用する場合も区間の確認が必要です。定期区間を外れる部分は別途運賃がかかるため、思っていた金額と違うということが起こります。心配なら改札手前の券売機で精算しておくと安全です。

豆知識ですが、この「異なるICカードは不可」というルールは、近鉄名古屋駅のJR乗りかえ用改札機でも同様です。名古屋駅の連絡改札全般に共通する考え方だと理解しておくと応用が効きます。

Q. きっぷを持たずに近鉄線のりかえ口まで来てしまったら?
A. 改札の手前に近鉄の自動券売機が設置されているので、その場で購入できます。指定席が必要な場合はサポートつき指定席券売機も使えます。いったん改札の外に出る必要はありません。

近鉄側から名鉄へ戻るときも同じ改札でいいのか

近鉄の案内表示は「名鉄連絡改札口」

逆方向、つまり近鉄名古屋から名鉄名古屋へ向かう場合も、通るのは同じ1か所の連絡改札です。ただし近鉄の構内では「名鉄連絡改札口」と表示されるため、「近鉄線のりかえ口」を探しても見つかりません。行き先の会社名が書かれた改札を探す、と覚えておくと混乱しません。

近鉄公式の乗換案内では、ホームから名鉄連絡改札口までの所要時間は5分と示されています。近鉄名古屋駅は頭端式ホームなので、どののりばに着いても列車の先頭方向へ歩けば自然に改札に近づく構造です。行き止まり側に向かって歩けばよい、という点で近鉄側からのほうが分かりやすいという声もあります。

間違えやすいのは、近鉄名古屋駅にはJR線連絡改札口もあり、名鉄連絡改札口と近い場所に並んでいることです。急いでいると読み違えて別の会社の改札に入ってしまいます。改札機の上の社名表示を必ず確認してください。

補足として、近鉄名古屋駅も改札内外とも終日禁煙です。また地下改札口はJR名古屋駅広小路口のほぼ真下という位置関係にあり、この立地を覚えておくと構内の方角がつかみやすくなります。

着いたのりばで歩く距離が変わる

近鉄名古屋駅は1番線が普通(4両対応)、2番線が準急(5両対応)、3番線が急行(6両対応)、4番線と5番線が特急(8両対応)という割り当てです。名鉄連絡改札口は1番線側にあるため、普通列車で着いた人がいちばん近く、特急で着いた人は少し歩くことになります。

とくに5番線はひのとりやアーバンライナーが発着する大阪難波方面の特急ホームで、8両対応の長いホームです。後方の車両に乗っていた場合、ホームを歩く距離がそのまま乗り換え時間になります。名鉄への乗り継ぎが決まっているなら、前寄りの車両を選んでおくと移動が短くなります。

注意点は、特急から降りた乗客が一斉に同じ方向へ歩くため、階段や通路で滞留が起きやすいことです。公式の5分という目安は、この混雑も織り込んだ数字と考えたほうが実態に近くなります。

豆知識として、近鉄名古屋駅の駅番号はE01です。名古屋線の起点を示す番号で、路線図でこの表記を見つければ確実に近鉄名古屋駅を指しています。

💡 豆知識

近鉄名古屋駅は1938年6月26日の開業で、名古屋駅周辺の地下鉄より古い歴史を持ちます。頭端式ホーム4面5線という「行き止まり式」の構造は、名古屋が近鉄名古屋線の終点であることの表れです。だからこそホームの端に改札が集まり、乗り換えの動線が分かりやすくなっています。

JRや地下鉄に乗り換えるなら別の改札を使う

近鉄から名鉄以外へ乗り継ぐ場合は、使う改札が変わります。近鉄公式の乗換案内によれば、JR在来線の連絡改札口まで5分、地下改札口経由なら7分。JR新幹線の改札までは9分、地下改札口経由で12分です。地下鉄東山線は8分、地下鉄桜通線は10分、あおなみ線は17分と案内されています。

この数字を見比べると、名鉄への5分がいかに近いかがよく分かります。名古屋駅で最も手軽な乗り換えの1つと言ってよく、逆に言えばあおなみ線への17分は駅の反対側まで歩くのに近い距離感です。

注意点は、JR連絡改札口を通る場合も券種のルールが同じだということです。ICと磁気券が混在するときは磁気券が先、異なるICカード2枚は不可という原則は、名鉄向けでもJR向けでも共通です。

補足として、荷物が多い日は改札の位置よりロッカーの位置を先に決めておくと動きやすくなります。近鉄名古屋駅は改札内外の複数箇所にコインロッカーが設置されており、乗り継ぎ待ちの時間を身軽に過ごせます。

あわせて読みたい
近鉄名古屋駅からJR名古屋駅は連絡改札で約5分|在来線・新幹線別の最短ルート完全ガイド
近鉄名古屋駅のホームに降り立って、「JR名古屋駅ってどっちだろう」と足が止まった経験はないでしょうか。名古屋駅はJR・近鉄・名鉄・地下鉄・あおなみ線が1か所に集…
📍 近鉄名古屋駅
住所 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目2番2号
定休日 年中無休
アクセス 名鉄名古屋駅の近鉄線のりかえ口と地下で直結
公式サイト 公式サイト

名鉄名古屋から近鉄名古屋の乗り換え時間は何分見ておけばいいか

公式の目安時間を横並びで比較する

乗り継ぎの計画を立てるうえで役立つのが、近鉄が公表している乗換所要時間の一覧です。名古屋暮らしガイドで公式サイトの数値を整理したものが下の表です。名鉄への乗り換えが、名古屋駅の他社線乗り換えの中でどの位置にあるかが一目で分かります。

乗換先 近鉄ホームからの所要時間 経由する改札 改札を出る必要
名鉄線 5分 名鉄連絡改札口 なし
JR在来線 5分(地下改札口経由7分) JR連絡改札口 なし
JR新幹線 9分(地下改札口経由12分) JR連絡改札口 なし
地下鉄東山線 8分 地下改札口 あり
地下鉄桜通線 10分 地下改札口 あり
あおなみ線 17分 地下改札口 あり

※近鉄公式サイトの構内図ページに掲載された乗換案内時間をもとに名古屋暮らしガイドが作成しました。

この表から読み取れるのは、名鉄とJR在来線だけが「改札を出ずに5分」で行き来できるという事実です。地下鉄やあおなみ線は改札を出る必要があり、時間も長くなります。名古屋駅での乗り継ぎ計画は、この差を前提に組むと失敗しにくくなります。

ラッシュ時に足しておきたい時間

名鉄名古屋駅は1日平均乗降人員が名鉄全駅で最も多い駅です。朝夕の通勤時間帯は、ホームもコンコースも人でいっぱいになります。公式の5分という目安に対して、混雑時は自分の歩く速度が落ちることを前提に、もう少し余裕を持たせておくのが現実的です。

とくに時間がかかるのが、降車ホームからコンコースへ上がる階段とエスカレーターです。列車が到着した直後は一斉に人が動くため、階段の手前で滞留が発生します。急いでいるときほど、降りたらすぐ動き出すか、逆に一呼吸置いて流れが切れてから動くかのどちらかを選ぶと結果的に早くなります。

注意点は、乗り継ぐ列車が特急や指定席の場合、遅れると座席そのものを失うことです。自由席のある一般車と違い、指定を取っている場合は次の列車まで待つことになります。時間に余裕がないなら、1本前の列車で名古屋駅に着いておくほうが安全です。

補足として、名鉄名古屋駅のサービスセンターは平日10:00~19:00、土休日9:00~18:00の営業です。券のトラブルで相談したい場合は、この時間内かどうかを確認してから向かってください。

特急券を買うなら余分に時間を見る

近鉄特急に乗る場合、乗車券のほかに特急券が必要です。連絡改札の手前には近鉄の自動券売機とサポートつき指定席券売機がありますが、直前に買おうとすると希望の列車が満席ということもあります。とくに大阪難波方面のひのとりは人気があります。

名鉄側で特別車に乗る場合も同様で、ミューチケットが必要です。ミューチケットは1乗車450円で、年齢にかかわらず同額です。土休日の終日および平日9:00から16:59の間に乗車駅を発車する場合はオフピークweb割引が適用され300円になりますが、中部国際空港駅が発駅または着駅となる場合は対象外です。

注意点は、ミューチケットは乗車前に購入する必要があり、車内では発売されないことです。発売は乗車予定日の1箇月前の営業開始時間から始まります。確実に座りたい日は、前もって特別車チケットレスサービスで押さえておくのが安心です。

豆知識として、名鉄内で特別車を2回乗り継ぐ場合は乗継ミューチケットという商品があり、2乗車2枚1組で450円です。ただし乗継時間は4分以上60分以内という条件があるため、乗り継ぎ計画とセットで考える必要があります。

📌 ポイント

乗り継ぎ時間の組み立ては「公式の5分+券の手配時間+混雑分」で考えるのが実用的です。ICカードだけで完結するなら5分でも足りますが、特急券やミューチケットを現地で買うなら、その分をあらかじめ加えておきましょう。

2026年3月に変わったこと・変わらなかったこと

名鉄百貨店本店と近鉄パッセの閉店で地下動線が変更された

名鉄名古屋駅周辺は2026年に大きな節目を迎えました。名鉄百貨店本店が2026年2月28日をもって閉店し、隣接する近鉄パッセも同日で営業を終了。これに伴い、名鉄は2026年2月18日付でリリースを出し、2026年3月1日(日)から駅周辺の地下動線が変更されることを告知しました。

具体的に閉鎖されたのは、近鉄パッセから名鉄百貨店本店メンズ館地下へ抜ける通路です。これまで買い物のついでに通り抜けていた人にとっては、慣れたルートが使えなくなりました。閉店後の商業区画については、一定期間の閉鎖を経て地下および低層階部分の商業営業の準備を進めているとされています。

注意したいのは、この変更が「駅周辺の通路」の話であって、駅そのものの構造が変わったわけではないという点です。ニュースの見出しだけを見て「乗り換えができなくなった」と誤解する人がいますが、そうではありません。

補足すると、名鉄バスセンターは営業を継続しています。バスと電車を乗り継ぐ人の動線は維持されているので、この点も混同しないようにしてください。

あわせて読みたい
ナナちゃん人形の行き方はJR広小路口から徒歩5分|2026年の地下ルート変更に注意
「ナナちゃんの前で待ち合わせね」と言われたものの、名古屋駅のどこにいるのか分からず、地下街をぐるぐる回ってしまった——。名古屋駅は1日の乗降客数が国内有数の巨大…

新南改札口は閉鎖された

今回の変更で実際に使えなくなった改札が1つあります。名鉄百貨店メンズ館に直結していた新南改札口です。入場専用の改札で、百貨店の営業終了とともに閉鎖されました。百貨店の食料品売り場から直接ホームに入れる便利な入口だったため、常連には影響の大きい変更です。

ただし新南改札口以外の改札は引き続き利用できます。中央改札口・北改札口・南改札口・西改札口・東改札口、そして近鉄線のりかえ口はいずれも従来どおりです。乗り換えに使う改札は無事だった、と考えて差し支えありません。

間違えやすいのは、古い記事やSNSの情報を見て新南改札口を目指してしまうことです。閉鎖前の情報がそのまま残っているため、現地で「あるはずの改札がない」と焦る事態が起こります。名古屋駅周辺は再開発が進行中で、案内情報の鮮度がとくに重要なエリアです。

補足として、サンロード地下街から名鉄名古屋駅中央改札口への通路、サンロードから近鉄乗り場への通路はいずれも通行できます。地下街経由で駅にアクセスする動線は基本的に維持されています。

名鉄と近鉄の乗り換えそのものには影響がなかった

肝心の点をはっきりさせておくと、名鉄公式のリリースには「名鉄線から地下鉄線、JR線、近鉄線、あおなみ線とのお乗り換えは、地下通路の閉鎖区間を除き、今までどおりご通行いただけます」と明記されています。つまり名鉄名古屋から近鉄名古屋への乗り換えは従来どおりです。

実は、駅周辺の商業施設が閉店しても鉄道の乗り換え動線が守られるのは、鉄道会社が乗り換え通路を独立した施設として確保しているからです。百貨店の中を通り抜けるショートカットは失われても、駅と駅をつなぐ本来の通路は残ります。この違いを理解しておくと、今後の再開発のニュースにも過剰に反応せずに済みます。

注意点は、百貨店内を通っていた雨に濡れないルートの一部が使えなくなったことです。地上を経由していた人は、地下通路経由に切り替える必要があります。

補足として、名鉄名古屋駅の再整備は2040年代前半までかかる長期計画で、線路を2線から4線に増やす構想も示されています。今後も段階的に案内が変わる可能性があるため、大きな荷物を持って移動する日は事前に公式の最新情報を見ておくと安心です。

車で送迎する人はスカイパーキングの扱いに注意

駅まで車で送迎する人にとって関係するのが名鉄スカイパーキングです。名鉄のリリースによれば、2026年2月28日(土)をもって営業を停止し、6月1日(月)より営業再開予定とされていました。閉店の時期に「いつも使っていた駐車場が閉まっている」という事態が起きたわけです。

駅周辺の駐車場は再開発の進行に合わせて状況が変わりやすいため、車で向かう日は当日の営業状況を確認してから出発するのが確実です。特に週末は満車になりやすく、代替の駐車場を探して駅周辺をぐるぐる回ることになりかねません。

注意点は、送迎で駅前に停車できる場所が限られていることです。名古屋駅周辺は交通量が多く、路上での乗降は危険を伴います。地下鉄やバスで駅まで来てもらうほうが、結果的に待ち合わせがスムーズになる場面も多くあります。

補足として、名鉄グランドホテルを利用する場合の駐車の扱いはホテル側の案内に従うことになります。宿泊とセットで車を使うなら、ホテルの公式情報を先に確認してください。

乗り換えた先には何がある?近鉄・名鉄それぞれの行き先と運賃

近鉄で向かえる主な行き先と公式運賃

近鉄名古屋駅から伸びるのは近鉄名古屋線で、三重県内を南下して大阪・伊勢志摩へつながっています。近鉄が公開している運賃特急料金表から、名古屋発の主要区間を抜き出したのが下の表です。運賃と特急料金は別建てなので、特急に乗るなら両方を合計します。

行き先 運賃 特急料金 主な目的
桑名 530円 520円 通勤・レジャー
近鉄四日市 760円 520円 出張・通勤
1,210円 920円 県庁所在地への移動
伊勢市 1,740円 1,340円 伊勢神宮参拝
賢島 2,370円 1,640円 志摩観光
大阪難波 2,860円 1,930円 名阪間の移動

大阪難波方面は近鉄名古屋駅5番線からひのとりやアーバンライナーが発着します。所要時間はひのとりで2時間8分、アーバンライナーで2時間22分とされています。大阪難波駅・近鉄名古屋駅の毎時0分発の名阪特急はすべてひのとりで運転されています。

特別車を利用する場合は別途料金がかかります。ひのとりの特別車両料金はレギュラー車両で200円程度、プレミアム車両で900円程度とされ、運賃・特急料金と合わせるとレギュラー車両で4,990円程度、プレミアム車両で5,690円程度になります。アーバンライナーの一般車両なら4,790円程度です。金額は変動する場合があるため、購入時に確認してください。

名鉄で向かえる主な行き先と運賃

逆に名鉄名古屋駅からは、1番線が名鉄岐阜・津島・犬山方面(下り)、4番線が東岡崎・豊橋・碧南・豊田市・西尾・中部国際空港・河和・内海方面(上り)に分かれます。近鉄から乗り継いで最も多いのは、中部国際空港へ向かうパターンでしょう。

名鉄名古屋駅から中部国際空港までの運賃は980円です。全車特別車のミュースカイを利用する場合はミューチケット450円が加わり、合計1,430円になります。ミュースカイでの所要時間は33分ほどです。名鉄岐阜方面へ向かう場合の運賃は630円程度とされています。

注意点は、空港へ行くつもりで「河和行き」「内海行き」に乗ってしまう間違いです。名鉄公式も注意喚起しているとおり、これらの列車は中部国際空港には行きません。4番線で待つときは、ホーム向かい側の上部に点灯する乗車位置の色分けを確認してください。緑色が河和・中部国際空港方面です。

補足として、名鉄の一般車であればミューチケットは不要で、乗車券だけで乗れます。急がない移動なら特別車を使わない選択も十分現実的です。

特急券・ミューチケットはどこで買うか

近鉄の特急券は、連絡改札手前の券売機やサポートつき指定席券売機で購入できます。近鉄特急チケットレスサービスを使えば事前に押さえられるので、繁忙期はこちらが確実です。

ミューチケットの購入場所は幅広く、名鉄出札係員配置駅(弥富駅・赤池駅を除く)、名鉄名古屋駅サービスセンター、特別車停車駅のタッチパネル式自動券売機、特別車チケットレスサービス、名鉄観光サービスおよび主要旅行代理店で扱っています。名鉄名古屋駅サービスセンターは駅構内にあり、平日10:00~19:00、土休日9:00~18:00の営業です。

間違えやすいのは、ミューチケットを車内で買おうとすることです。車内および1乗車目乗車後は発売されないため、乗る前に必ず用意する必要があります。乗継ミューチケットも同じく乗車前購入が条件です。

豆知識として、オフピークweb割引の300円が適用されるのは土休日の終日と平日9:00から16:59に乗車駅を発車する場合です。観光目的で昼間に移動する人は、この時間帯を狙うと特別車を割安に使えます。

💡 シーン別の使い分け

出張で三重方面へ:ICカード1枚で連絡改札を通り、特急券は事前にチケットレスで確保
空港へ乗り継ぐ:近鉄からの到着時刻に合わせてミュースカイを予約し、4番線の緑色の乗車位置へ
家族旅行で伊勢志摩へ:荷物が多いのでエレベーター経路を優先し、時間に余裕を持たせる
名阪間の移動:毎時0分発のひのとりを基準に、名鉄からの到着時刻を逆算する

まとめ

🏯 この記事の結論

名鉄名古屋から近鉄名古屋へは、1番線脇の「近鉄線のりかえ口」を通れば改札を出ずに移動できます。降りたホームと券種だけ先に確認しておきましょう。

✅ 要点チェック
  • 目印:探すのは「近鉄線のりかえ口」だけ
  • 時間:公式の目安はホームから5分
  • 券種:紙が先、ICカードが後の順番
  • 禁止:違うICカード2枚では通れない
  • 2026年:新南改札口は閉鎖、乗り換えは従来どおり

名鉄名古屋駅から近鉄名古屋駅への乗り換えは、名古屋駅の数ある乗り継ぎの中でも構造としては単純な部類に入ります。難しく感じるのは、周囲にJR・地下鉄・あおなみ線・地下街の案内が同時に並んでいるからで、追う言葉を「1番線」と「近鉄線のりかえ口」の2つに絞れば、初めてでもたどり着けます。最初の一歩として、名鉄のホームに降りたらすぐ歩き出さず、頭上の案内でこの2語を探すところから始めてみてください。

※運賃・料金・営業時間・構内の案内は変更される場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

名古屋在住歴15年。地元で暮らすからこそわかるリアルな情報を、住む人にも遊びに来る人にも役立つ形でお届けしています。新しくオープンした商業施設や再開発情報、名古屋めしの名店まで、街の「今」を追いかけています。

コメント

コメントする

目次