「アジア大会が終わったと思ったら、今度はアジアパラ競技大会?」「名古屋のどこでやるの、チケットはまだ買えるの?」——そんな疑問を持って検索してきた方に向けて、この記事をまとめました。
結論から言うと、第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)は2026年10月18日(日)から10月24日(土)までの7日間、名古屋市を中心に開かれます。開会式と閉会式の舞台は名古屋市瑞穂公園陸上競技場。市内だけで10会場が使われ、チケットは競技セッションなら一般1,000円から、子供料金は500円からという価格帯です。しかも一部の競技は開会式より前、10月16日(金)から始まります。
この記事では、大会の全体像から市内10会場の最寄り駅、7日間の日程の読み方、チケットの買い方と席種、開閉会式で必須になる事前登録、無料で楽しめる聖火やファンゾーン、そして観客用駐車場がない会場へのアクセスとバリアフリー情報までを、大会組織委員会・日本パラリンピック委員会(JPC)・愛知県・名古屋市の公式資料をもとに整理します。「名古屋で暮らしている人が、週末にふらっと見に行ける大会」として読んでいただける内容です。
・第5回アジアパラ競技大会の会期・競技数・参加規模の基本情報
・名古屋市内10会場と市外9会場の場所、最寄り駅からの歩き方
・7日間の競技日程の読み方と、決勝が集中する日
・チケットの買い方、席種別の価格、子供・障害者・車いす席の仕組み
・無料で楽しめる企画とバリアフリー、観戦前に知っておきたい注意点
アジアパラ競技大会とは?名古屋で開かれる第5回大会の全体像
18競技502種目、アジア44〜45の国と地域が集まる7日間
アジアパラ競技大会は、アジアパラリンピック委員会(APC)が主催する、アジア最大級の障害者スポーツの総合大会です。今回の正式名称は「第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)」、英語名は Aichi-Nagoya 2026 Asian Para Games で、通称は「愛知・名古屋アジアパラ」。運営は、APCと愛知・名古屋2026アジア・アジアパラ競技大会組織委員会(AINAGOC)が担います。
規模は、JPCの概要資料で18競技502種目(2026年7月現在)、参加は44か国・地域で選手約2,700名。組織委のチケッティングガイドでは「アジア45の国と地域」と表記されており、資料によって数え方に幅があります。この記事では公式資料の表記に合わせ、44〜45の国と地域、選手約2,700名と書いています。
注意したいのは、前回大会で実施されていた競技のうち、チェス・囲碁・カヌー・ローンボウルズ・ローイングが今大会では実施されない点です。「前回見た競技があるはず」と思って会場を探しても見つからないことがあります。逆に、パラテコンドーやパラフェンシングのように、日本国内ではなかなか生で見る機会のない競技がまとまって見られるのが今大会の特徴です。
会期は10月18日〜24日、でも競技は10月16日から始まっている
会期は2026年10月18日(日)から10月24日(土)までの7日間。開会式が10月18日、閉会式が10月24日です。ただし、ここが最初の落とし穴で、一部の競技は開会式より前から始まります。
公式スケジュールでは、パラバドミントン・パラ卓球・車いすバスケットボール・ブラインドフットボールが10月16日(金)から、ボッチャとゴールボールが10月17日(土)から競技を開始します。つまり「開会式の翌日から見に行こう」と考えていると、すでに予選が進んでいる競技があるということです。とくに車いすバスケットボールは10月16日の時点でIGアリーナで朝から夜まで試合が組まれています。
一方で、10月18日(日)は公式スケジュール上で競技が組まれていない日です。この日は開会式に集中する日程になっているため、「日曜日に競技を見に行こう」と思っている方は、開会式のチケットを検討するか、別の日を選ぶことになります。平日の月曜から金曜に競技が集中する大会なので、仕事帰りに夜のセッションを狙うという見方も現実的です。
会期は10月18日〜24日ですが、競技の初日は10月16日(金)です。「開会式=競技のスタート」ではないので、見たい競技がある方はセッション単位で日付を確認してください。
アジア競技大会との違いは「2週間後の、同じ舞台」
名古屋にお住まいの方が混同しやすいのが、第20回アジア競技大会との関係です。アジア競技大会は2026年9月19日から10月4日まで、アジアパラ競技大会はその閉幕から2週間後の10月18日から。主催団体も参加選手も別の大会ですが、開閉会式の会場は名古屋市瑞穂公園陸上競技場で共通しています。
会場の顔ぶれは重なる部分と重ならない部分があります。IGアリーナや名古屋市総合体育館は両大会で使われますが、ポートメッセなごや・瑞穂公園ラグビー場・Aichi Sky Expoはアジアパラ競技大会では使いません。アジア競技大会のときに覚えた会場マップをそのまま持ち込むと、目的地を間違える可能性があります。
チケットの窓口も共通で、栄にある「Aichi-Nagoya 2026 Ticket Center」では両大会の全競技を扱っています。アジア競技大会の観戦で応援IDを登録済みの方は、その同じIDでアジアパラ競技大会のチケットも購入できます。

「アジア大会って名古屋で何が見られるの?」「チケットはまだ買える?」——2026年9月19日、第20回アジア競技大会(愛知・名古屋2026)がいよいよ開幕します…
先に行われるアジア競技大会の開会式(9月19日)の当日スケジュールや入場規制の実例は、アジアパラの開閉会式に行く人にもそのまま参考になります。

スローガンは「Imagine one Heart」、マスコットは名古屋生まれのウズミン
大会のスローガンは「Imagine one Heart」、日本語では「こころを、ひとつに。」です。大会公式マスコットのウズミン(UZUMIN)は2024年10月12日にお披露目されました。愛知を支える「水」が、守り神のシャチホコと一つになって誕生したというストーリーを持ち、名前は「渦(うず)」と「泉(いずみ)」を組み合わせたもの。名古屋のシンボルである金シャチの流れをくむデザインなので、地元の方にはなじみやすいはずです。
エンブレムは、アジア競技大会のエンブレムの構成要素を使って両大会の連携を図りつつ、パラアスリートの燃え盛る熱いこころを温かみのある色彩で表現したもの。会場装飾に使われるコアグラフィックスは、エンブレムから導き出した円弧「グローリーブリッジ」と、愛知・名古屋らしいアイコンの組み合わせで構成されています。会場に行くと、この円弧のモチーフがサインや装飾のあちこちに使われているのがわかります。
なお、聖火リレーのコンセプトはアジア競技大会が「想いをつなぐ、ひとつに。」であるのに対し、アジアパラ競技大会は「想いを集め、ひとつに。」。似ているようで、言葉が一つずつ違います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名称 | 第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋) |
| 会期 | 2026年10月18日(日)〜10月24日(土)の7日間(一部競技は10月16日から) |
| 競技数 | 18競技502種目(2026年7月現在) |
| 参加規模 | 44〜45の国と地域、選手約2,700名 |
| 会場数 | 愛知県内16会場+静岡県伊豆市2会場の計19会場(うち名古屋市内10会場) |
| 開閉会式会場 | 名古屋市瑞穂公園陸上競技場 |
| 位置づけ | アジアパラ競技大会としては日本で初めての開催(スポーツ庁) |
名古屋市内の会場は10か所|駅からの歩き方で覚えると迷わない
メイン会場・瑞穂は「東」と「西」で歩く距離が変わる
名古屋市瑞穂公園陸上競技場は、開会式・閉会式とパラ陸上競技(約150種目)が行われるメイン会場です。大会のレガシーを踏まえて改築整備され、公園と一体となったスタジアムとして2026年4月にオープンしました。名古屋市のネーミングライツによる愛称は「パロマ瑞穂スタジアム」ですが、大会の公式資料では正式名称の「名古屋市瑞穂公園陸上競技場」が使われています。
アクセスは、地下鉄名城線「瑞穂運動場東」駅から徒歩約5〜10分、桜通線「瑞穂運動場西」駅から徒歩約10〜15分、桜通線・名城線「新瑞橋」駅から徒歩約10〜15分。駅名に「東」「西」と付いているとおり、どちらから向かうかで歩く距離が変わります。開閉会式のときは競技時と入場ゲートの場所が異なるので、チケットに記載されたゲートを必ず確認してから駅を選んでください。
パラ陸上競技のセッションは、公式スケジュール(2026年6月26日時点)で朝9:00〜13:30と夜15:30〜21:00の2部制が基本です。夜のセッションは21:00まで組まれている日があり、終了後の駅は混み合います。
| 住所 | 〒467-0062 愛知県名古屋市瑞穂区山下通5丁目1 |
| 営業時間 | 大会期間中はセッション時間に準ずる(開会式10/18 18:00、閉会式10/24 18:00、パラ陸上は朝9:00〜と夜15:00/15:30〜の2セッション) |
| 定休日 | 大会期間外の一般利用は施設公式サイトで要確認 |
| アクセス | 地下鉄名城線「瑞穂運動場東」駅から徒歩約5〜10分、桜通線「瑞穂運動場西」駅から徒歩約10〜15分、桜通線・名城線「新瑞橋」駅から徒歩約10〜15分。開閉会式は競技時と入場ゲートの場所が異なる |
| 駐車場 | 観客用の駐車場・駐輪場なし。周辺はすべて駐車禁止で違法駐車の取り締まりが厳しい地域。公共交通機関で |
| 公式サイト | 公式サイト |

試合当日、スマホの乗換案内には「瑞穂運動場東」と「瑞穂運動場西」という似た名前の駅がふたつ並びます。どちらで降りればいいのか、車で行くなら駐車場は間に合うのか—…
IGアリーナは名城公園駅4番出口から徒歩約0分、ただし終電に注意
車いすバスケットボールの舞台となるのが、愛知国際アリーナ(IGアリーナ)です。地下鉄名城線「名城公園」駅4番出口から徒歩約0分という立地で、名古屋市内のアジアパラ会場のなかでも群を抜いてアクセスが良い会場です。雨の日でも駅からの移動でほとんど濡れません。
気をつけたいのは終了時刻です。公式スケジュール(2026年6月26日時点)では、10月16日・17日が9:30-21:45、10月19日が10:00-22:15、10月20日・21日が9:30-21:45と、夜まで試合が続くセッションが並びます。愛知県の会場アクセスページにも「競技終了時間が遅い場合は、各交通機関の終電時刻にご注意ください」と明記されています。名城線から乗り継いで郊外へ帰る場合は、帰りの時刻を先に調べておくと安心です。
チケットは予選セッションがA席2,500円・B席1,500円・子供800円・障害者1,200円・車いす1,500円、決勝セッションがA席3,500円・B席2,000円・子供1,000円・障害者1,700円・車いす2,000円。決勝は10月23日(金)です。
| 住所 | 〒462-0846 愛知県名古屋市北区名城1丁目2-22 |
| 営業時間 | 車いすバスケットボールのセッション: 10/16・17 9:30-21:45、10/19 10:00-22:15、10/20・21 9:30-21:45、10/22 9:30-16:00・19:00-21:30、10/23 10:00-15:30・18:30-21:00(2026年6月26日時点のスケジュール) |
| 定休日 | 大会期間外は施設公式サイトで要確認 |
| アクセス | 地下鉄名城線「名城公園」駅4番出口から徒歩約0分。競技終了が遅いセッションは終電時刻に注意 |
| 駐車場 | 観客用の駐車場・駐輪場なし。公共交通機関で |
| 公式サイト | 公式サイト |

チケットは取れた、日付も決まった。あとは当日どうやって会場までたどり着くか——IGアリーナに初めて行く人がいちばん不安に感じるのが、この「行き方」の部分ではない…
笠寺の総合体育館は、市内で唯一2競技を同じ敷地で見られる
名古屋市総合体育館は、レインボーホールでボッチャ、レインボープールでパラ水泳が行われます。名古屋市内で2競技が同じ敷地内に集まる会場はここだけで、「午前にボッチャ、夕方にパラ水泳」という回り方ができるのが強みです。
アクセスはJR東海道本線「笠寺」駅からレインボーホールが徒歩約5分、レインボープールが徒歩約7分。名古屋駅からJRで向かえるので、地下鉄中心の他会場とは動線が違います。セッションは、ボッチャが9:30〜と15:35〜の2部制の日があり、パラ水泳は9:00〜と17:00〜が基本です(2026年6月26日時点)。
この会場には、市内会場としては例外的に障害者向けの駐車場があります。第一駐車場の一部20台分が車いすを利用する方や障害のある方向けの駐車場(要予約・無料)として設けられています。一般の観客用駐車場ではないので、予約なしで停められるわけではない点にご注意ください。
| 住所 | 〒457-0833 愛知県名古屋市南区東又兵ヱ町5丁目1-16(レインボーホール)/5丁目1-5(レインボープール) |
| 営業時間 | ボッチャ(レインボーホール): 10/17・19〜24、朝9:30〜と午後14:30/15:20/15:35〜の2セッション。パラ水泳(レインボープール): 10/19〜23、9:00〜と17:00〜(2026年6月26日時点) |
| 定休日 | 大会期間外は施設公式サイトで要確認 |
| アクセス | JR東海道本線「笠寺」駅から徒歩約5分(レインボーホール)・約7分(レインボープール) |
| 駐車場 | 観客用駐車場・駐輪場なし。第一駐車場の一部20台分を車いす利用者・障害のある方向け駐車場(要予約・無料)として設置 |
| 公式サイト | 公式サイト |
JR笠寺駅からの歩き方、名鉄本笠寺駅との取り違え、2026年4月に「クロコくんホール」へ変わった名称の注意点は、次の記事で詳しく整理しています。

残る6会場と、名古屋暮らしガイド調べのアクセス早見表
上記のほかにも、名古屋市内には会場があります。ブラインドフットボールは名古屋市鶴舞公園多目的グラウンド(テラスポ鶴舞)で、JR中央線「鶴舞」駅公園口または地下鉄鶴舞線「鶴舞」駅4番出口から徒歩約5分。パラ柔道は愛知県武道館であおなみ線「港北」駅から徒歩約15分、パラパワーリフティングは名古屋市中小企業振興会館で桜通線「吹上」駅5番出口から徒歩約10分です。
パラテコンドーは名古屋市瑞穂公園体育館で、メイン会場と同じ瑞穂公園内にあり「瑞穂運動場東」駅から徒歩約10〜15分。パラフェンシングは名古屋市稲永スポーツセンターであおなみ線「野跡」駅から徒歩約15分、車いすテニスは名古屋市東山公園テニスセンターで名城線「八事日赤」駅2番出口から徒歩約15分です。
意外と知られていないのですが、アジア競技大会で使われるポートメッセなごややAichi Sky Expoは、アジアパラ競技大会では会場になりません。「先月行ったあの会場」という記憶で向かうと空振りします。会場は競技ごとに固定なので、チケットの競技名から会場を引くのが確実です。
| 会場(名古屋市内) | 競技 | 最寄り駅 | 徒歩の目安 |
|---|---|---|---|
| 名古屋市瑞穂公園陸上競技場 | 開閉会式・パラ陸上 | 瑞穂運動場東(名城線) | 約5〜10分 |
| 愛知国際アリーナ | 車いすバスケットボール | 名城公園(名城線)4番出口 | 約0分 |
| 名古屋市総合体育館(レインボーホール) | ボッチャ | 笠寺(JR東海道本線) | 約5分 |
| 名古屋市総合体育館(レインボープール) | パラ水泳 | 笠寺(JR東海道本線) | 約7分 |
| テラスポ鶴舞 | ブラインドフットボール | 鶴舞(JR中央線・鶴舞線) | 約5分 |
| 愛知県武道館 | パラ柔道 | 港北(あおなみ線) | 約15分 |
| 名古屋市中小企業振興会館 | パラパワーリフティング | 吹上(桜通線)5番出口 | 約10分 |
| 名古屋市瑞穂公園体育館 | パラテコンドー | 瑞穂運動場東(名城線) | 約10〜15分 |
| 名古屋市稲永スポーツセンター | パラフェンシング | 野跡(あおなみ線) | 約15分 |
| 名古屋市東山公園テニスセンター | 車いすテニス | 八事日赤(名城線)2番出口 | 約15分 |
※名古屋暮らしガイド調べ(愛知県の会場別アクセスページ・大会公式会場ページをもとに作成)。徒歩時間は公式表記の目安です。
市外の会場は無料シャトルが頼り|一宮・豊橋・岡崎・豊田・刈谷・伊豆
名鉄・JRの駅から無料シャトルバスで向かう4会場
アジアパラ競技大会は名古屋市内だけで完結しません。市外の会場は、最寄り駅から無料シャトルバスでアクセスする形が基本です。パラアーチェリーと座位バレーボールの会場となる岡崎中央総合公園(多目的広場・総合体育館)へは、名鉄「東岡崎」駅から無料シャトルバスで約15分。名古屋駅から名鉄名古屋本線で東岡崎へ向かえば、乗り換えは1回で済みます。
パラバドミントンの一宮市総合体育館へは、名鉄一宮駅(JR尾張一宮駅)北の稲荷公園から無料シャトルバスで約35分。駅から会場までがやや長いので、セッション開始時刻から逆算せず、シャトルの運行間隔に余裕を持って向かうのが安全です。ゴールボールの豊橋市総合体育館へは豊橋駅西口付近から約20分、車いすラグビーのウィングアリーナ刈谷へはJR・名鉄「刈谷」駅から約15分です。
いずれも大会期間中の臨時運行で、通常の路線バスとは乗り場が異なります。当日は誘導スタッフの案内に従ってください。
豊田は2会場、射撃場は名古屋から片道1時間超の覚悟で
豊田市には2つの会場があります。パラ卓球のスカイホール豊田は、名鉄「豊田市」駅東口から徒歩約15分、愛知環状鉄道「新豊田」駅東口から徒歩約20分。こちらはシャトルバスを使わず歩いて行ける会場です。
一方、パラ射撃の愛知県総合射撃場は、愛知環状鉄道・リニモ「八草」駅から無料シャトルバスで約60分。名古屋駅から八草駅までの移動を加えると、片道でかなりの時間がかかります。射撃は静けさを保つ競技特性があり、この会場は再入場ができません。一度会場に入ったら、セッションが終わるまで中で過ごす前提で、飲み物や上着を準備しておくと安心です。
市外会場は「行きは余裕があっても、帰りのシャトルが集中して待つ」というパターンが起こりがちです。とくに決勝日は退場が一斉になります。
パラ自転車競技だけは静岡県・伊豆で開催される
19会場のうち2会場は愛知県外です。パラ自転車競技のトラック種目は伊豆ベロドローム、ロード種目はサイクルスポーツセンター5キロサーキットで、どちらも静岡県伊豆市。名古屋から日帰りで往復するにはかなり遠く、宿泊前提で計画する会場です。
日程面でも、パラ自転車のロードは10月21日(水)から23日(金)に組まれています(2026年6月26日時点の公式スケジュール)。名古屋の会場とはしごするのは現実的ではないので、自転車競技を見るなら「伊豆に行く日」として独立させるのがおすすめです。
なお、名古屋市内で公道を使って行う無料観戦種目(マラソンのようなもの)は、公式スケジュール上ありません。パラ自転車のロードも有料セッションとして設定されています。「沿道で無料観戦」を期待している方は、後述の聖火リレーやファンゾーンに目を向けるのが正解です。
| 会場(市外・県外) | 競技とアクセス |
|---|---|
| 岡崎中央総合公園(多目的広場/総合体育館) | パラアーチェリー/座位バレーボール。名鉄「東岡崎」から無料シャトルバス約15分 |
| 一宮市総合体育館 | パラバドミントン。名鉄一宮駅(JR尾張一宮駅)北の稲荷公園から無料シャトルバス約35分 |
| 豊橋市総合体育館 | ゴールボール。豊橋駅西口付近から無料シャトルバス約20分 |
| 愛知県総合射撃場 | パラ射撃。愛環・リニモ「八草」から無料シャトルバス約60分。再入場不可 |
| スカイホール豊田 | パラ卓球。名鉄「豊田市」東口徒歩約15分、愛環「新豊田」東口徒歩約20分 |
| ウィングアリーナ刈谷 | 車いすラグビー。JR・名鉄「刈谷」から無料シャトルバス約15分 |
| 伊豆ベロドローム/サイクルスポーツセンター5キロサーキット | パラ自転車競技(トラック/ロード)。静岡県伊豆市 |
いつ行けば何が見られる?7日間の日程の読み方
10月16日・17日は「先行開催」の4競技+2競技を狙える
公式スケジュール(2026年6月26日時点)では、10月16日(金)にパラバドミントン(一宮)、パラ卓球(豊田)、車いすバスケットボール(IGアリーナ、9:30-21:45)、ブラインドフットボール(テラスポ鶴舞、10:00/12:30/15:00)が動き出します。翌10月17日(土)にはボッチャ(レインボーホール、9:30-14:05/15:35-20:10)とゴールボール(豊橋)が加わります。
この2日間は、大会全体としてはまだ静かな時期で、メディアの注目も開会式に向かっている頃です。会場によっては落ち着いた雰囲気で観戦できる可能性があります。とくに10月17日は土曜日なので、平日に休みを取りづらい方が競技を見られる貴重な日です。
ブラインドフットボールは、選手が音を頼りにプレーするため観客に静粛が求められる場面があります。声援のタイミングは会場アナウンスの案内に従ってください。初めて見る方ほど、この競技は現地で見る価値を実感しやすい種目です。
10月19日から22日は、ほぼ全競技が並行して動く
開会式翌日の10月19日(月)からは、名古屋市内の会場が一斉に稼働します。パラ陸上競技(瑞穂、この日は夜セッション15:00-21:00)、パラ水泳(レインボープール、9:00/17:00)、パラ柔道(愛知県武道館、10:00-13:00/16:00-18:00)、パラパワーリフティング(10:15-13:15/14:45-19:15)、パラテコンドー、パラフェンシング、車いすテニス(東山、11:00〜)などが同時に進行します。
10月20日(火)から23日(金)はさらに密度が上がり、パラ陸上は朝9:00-13:30と夜15:30-21:00の2セッション体制に。パラ柔道は10月21日(水)で終了、パラテコンドーは10月19日〜21日、パラ射撃は10月19日・20日・22日・23日というように、競技ごとに実施日が違います。「その競技を見られる日が数日しかない」というケースが多いので、見たい競技が決まっている方は日付を先に押さえてください。
平日が中心の日程なので、名古屋在住の方は「夜のセッションだけ見に行く」という選択がしやすい大会でもあります。パラ陸上の夜セッションやIGアリーナの夜の試合は、仕事の後でも間に合う時間帯に組まれています。
10月23日は決勝ラッシュ、10月24日は閉会式で締めくくる
10月23日(金)は、決勝が集中する日です。車いすバスケットボール決勝、車いすテニス決勝、ブラインドフットボール決勝、ゴールボール決勝、車いすラグビー決勝に加え、パラ水泳・パラ卓球・パラバドミントンが最終日を迎えます。1日で複数競技のクライマックスが重なるため、チケットの争奪も激しくなりやすい日です。
最終日の10月24日(土)は、ボッチャ(混合ペア決勝まで)、パラパワーリフティングの団体、パラフェンシング、パラアーチェリー決勝、そしてJPCのスケジュールではパラ陸上競技が9:00-13:00に組まれています。夜18:00からは瑞穂で閉会式。土曜日なので、昼に競技を見て夜に閉会式という一日の組み立ても可能です。
なお、パラ陸上のチケットは2026年6月30日に「セッションスケジュールに調整が生じたため」として一度販売が見合わせられ、その後追加販売されています。チケッティングガイド(6月1日時点)とJPCのスケジュール(6月26日時点)で掲載セッションが異なるため、購入前に公式チケットサイトで最新のセッション一覧を確認してください。
失敗パターン①:日程表だけ見て買ったら、その試合が消えていた
実際に起きた変更が、車いすラグビーです。2026年9月11日の組織委発表によると、参加チームが4チームから3チームに減ったことで、10月19日の試合はすべてキャンセル、10月20日から22日は各日の予選3試合のうち1試合がキャンセル、10月23日は3位決定戦がキャンセルとなりました。該当するチケットは払戻しの対象となり、登録メールアドレスに案内が届く形です。
原因は、大会直前まで出場国・チーム数が確定しない国際大会特有の事情にあります。対策はシンプルで、チケット購入時に登録したメールアドレスを大会期間まで確実に受信できる状態にしておくこと、そして観戦予定日の直前に公式サイトのニュース欄を見る習慣をつけることです。
公式スケジュールにも「競技団体等の調整により、今後、予告なく変更される可能性があります」と明記されています。宿や新幹線を先に押さえる場合は、変更の可能性を織り込んだ予約方法を選んでおくと安心です。
この記事の日程は公式スケジュール(2026年6月26日時点)に基づく目安です。試合のキャンセルや時間変更は大会直前にも発表されます。観戦日が近づいたら、公式サイトのニュースと購入時の登録メールを必ず確認してください。
| 日付 | その日の主な動き |
|---|---|
| 10月16日(金) | パラバドミントン・パラ卓球・車いすバスケットボール・ブラインドフットボールが先行開始 |
| 10月17日(土) | ボッチャ・ゴールボールが加わる(土曜に見られる貴重な日) |
| 10月18日(日) | 開会式18:00(瑞穂)。公式スケジュール上、競技はなし |
| 10月19日(月) | パラ陸上・パラ水泳・パラ柔道・パラパワーリフティングなどが一斉にスタート |
| 10月20日(火)〜22日(木) | ほぼ全競技が並行。パラ柔道は21日まで、パラ自転車ロードは21日から |
| 10月23日(金) | 車いすバスケ・車いすテニス・ブラインドフットボール・ゴールボールなどの決勝が集中 |
| 10月24日(土) | ボッチャ混合ペア決勝・パラアーチェリー決勝など。閉会式18:00(瑞穂) |
チケットは1,000円から|買い方と席種の選び方
販売は先着順、抽選はない|買える場所は4ルート+栄の窓口
アジアパラ競技大会のチケットは、2026年6月30日(火)午後5時から各セッションの実施日まで販売されています。対象者を限定しない一般販売で、海外からの購入も可能。そして重要なのが「チケットはすべて先着順での販売です(抽選販売はありません)」という点です。人気セッションは早い者勝ちになります。
購入ルートは、大会公式チケット販売サイト(無料の「応援ID」登録が必要)のほか、チケットぴあ、TBSチケット、CBCチケットセンター。プレイガイドはサイトごとに販売している競技が異なるため、「公式サイトで売り切れでもプレイガイドに残っている」「その逆」という状況が起こります。
ネットが苦手な方向けには、栄に「Aichi-Nagoya 2026 Ticket Center」という対面販売所があります。2026年9月9日(水)から10月4日(日)、および10月15日(木)から10月24日(土)の各日10時から17時まで営業し、アジア競技大会・アジアパラ競技大会の全競技を扱います(在庫がなくなり次第終了する場合あり)。
無料の「応援ID」を登録する(アジア競技大会で登録済みならそのまま使える)
競技・日付・セッションを選ぶ(同じ競技でも予選と決勝で価格が変わる)
席種を選ぶ。子供・障害者・車いす・ハートフルの各料金は最下位席種のみの設定
決済後、電子チケット(画面表示またはPDF印刷)を受け取る。プレイガイド購入分はコンビニ店頭で紙チケットを発券
公式サイトで買うときに必要な「応援ID」の登録手順、電子チケットと紙チケットの違い、公式リセールの使い方は、アジア競技大会のチケット記事と共通です。

席種はAA〜D席、競技セッションは一般1,000円〜3,500円
席種は競技の特性と会場規模に応じて、AA席・A席・B席・C席・D席が設定されます。最下位の席種は原則として自由席です。競技セッションの価格帯は、一般の最上位席で1,000円から3,500円の範囲。総合大会としては手に取りやすい設定です。
具体的には、パラ陸上競技がA席2,500円・B席1,500円・C席1,000円。車いすバスケットボールは予選がA席2,500円・B席1,500円で、決勝はA席3,500円・B席2,000円。車いすテニスは2,000円から3,500円、ボッチャとパラ水泳、パラ柔道、ブラインドフットボールは1,500円から2,000円、パラパワーリフティングは2,000円、パラテコンドーは1,000円から1,500円、パラフェンシングは1,500円です。
2026年9月7日の組織委発表では「アジアパラ競技大会でも、開会式や車いすテニスの販売が好調」とされています。人気が偏っているので、残席の有無はセッションごとに大きく違うと考えてください。
| 競技 | 一般 | 子供(15歳未満) | 車いすチケット |
|---|---|---|---|
| パラ陸上競技 | A2,500円/B1,500円/C1,000円 | 500円 | 1,000円 |
| 車いすバスケットボール(予選) | A2,500円/B1,500円 | 800円 | 1,500円 |
| 車いすバスケットボール(決勝) | A3,500円/B2,000円 | 1,000円 | 2,000円 |
| ボッチャ | 1,500円〜2,000円 | 500円〜800円 | 1,000円〜1,500円 |
| パラ水泳 | 1,500円〜2,000円 | 800円〜1,000円 | 1,500円〜2,000円 |
| 車いすテニス | 2,000円〜3,500円 | 公式チケットサイトで確認 | 全セッションで用意 |
| パラテコンドー | 1,000円〜1,500円 | 公式チケットサイトで確認 | 全セッションで用意 |
| パラフェンシング | 1,500円 | 公式チケットサイトで確認 | 全セッションで用意 |
メイン会場のパロマ瑞穂スタジアムでは、AA席からD席がスタンドのどの位置にあたるのか、屋根や西日の影響はどうかを座席表の記事で確認できます。

子供・障害者・車いす・ハートフル|4つの割引カテゴリーを使い分ける
この大会のチケットは、料金カテゴリーが手厚いのが特徴です。子供料金チケットは、セッション開催日時点で15歳未満が対象。パラ陸上なら500円、車いすバスケの決勝でも1,000円で、各競技の最下位席種に設定されています。3歳未満は保護者の膝上での観戦に限り無料です。
障害者料金チケットは、障害者手帳を持っている方とその同伴者が対象で、競技セッションでは700円から1,700円。ここで見落としやすいのが、障害者料金の座席では車いすを利用できないという点です。車いすのまま観戦する場合は、別に用意されている「車いすチケット」を選びます。車いすチケットは全セッションで設定があり、本人のチケット料金のみで同伴者1名は無料、同伴者席は車いす席に隣接する座席になります。
さらに、65歳以上または障害者手帳を持つ方を1名以上含む2〜4名のグループには「ハートフルチケット」があり、1名あたり子供料金と同額(最下位席種)。午後4時から入場できる一部セッションを割安にした「アフター4チケット」(リセール出品不可)、1回20枚以上の団体チケットも用意されています。
タイプ別・最初の1枚の選び方と、失敗パターン②
初めてパラスポーツを見る方には、ルールが直感的にわかるボッチャ(1,500円〜2,000円)や、スピード感で引き込まれる車いすバスケットボールの予選(B席1,500円)が入りやすい選択です。子連れなら、子供料金500円のパラ陸上を昼のセッションで。車いすユーザーの方は、必ず「車いすチケット」を選べば同伴者1名が無料になります。仕事帰りに立ち寄りたい方は、IGアリーナの夜のセッションやパラ陸上の夜セッションが時間帯的に合います。
ここで失敗パターン②です。フリマアプリや転売サイトでチケットを手に入れ、当日に入場を断られるケース。公式には「非公式購入のチケットでは入場できません」と明記されています。原因は「公式サイトで売り切れ=もう手に入らない」という思い込みです。
対策は2つ。1つは、公式リセールを使うこと。ただし公式リセールの対象はチケットぴあで購入した分のみなので、リセールを見越すなら購入経路の選択が重要になります。もう1つは、プレイガイドごとに取扱競技が違う点を利用して、複数サイトを横断して探すことです。なお、アジア競技大会では当日券の販売が発表されていますが、アジアパラ競技大会の当日券の運用は執筆時点で公式発表がありません。当日券をあてにした計画は避けてください。
車いすバスケットボールの会場になるIGアリーナは、アリーナ席とスタンド席で見え方が大きく変わります。階層ごとの特徴は次の記事で確認してください。

開会式・閉会式は事前登録が必須|価格と当日の注意点
10月18日と10月24日、どちらも18:00開始
開会式は2026年10月18日(日)18:00開始、閉会式は10月24日(土)18:00開始。会場はどちらも名古屋市瑞穂公園陸上競技場です。式典のコンセプトは「HEART BEAT Aichi-Nagoya」で、アジアで暮らす誰もが尊重され、共に輝ける共生社会の未来を発信する内容が掲げられています。
開会式では、10月6日から各地で採火され、リレーでつながれた聖火がメイン会場の聖火台に届けられます。点火の演出そのものは公式に発表されていませんが、日本で初めて開かれるアジアパラ競技大会の象徴的な場面になります。
10月18日は公式スケジュール上で競技のない日なので、この日は開会式に集中できます。逆に10月24日は、昼に競技を見てから夜の閉会式へ、という一日の使い方も可能です。
チケット価格は開会式5,500円から、閉会式3,500円から
開会式のチケットはAA席30,000円、A席15,000円、B席8,500円、C席5,500円、子供3,000円、障害者5,200円、車いす5,500円。閉会式はAA席20,000円、A席10,000円、B席5,500円、C席3,500円、子供2,000円、障害者3,200円、車いす3,500円です。いずれも全席指定で、競技セッションより価格帯が上がります。
名古屋市は市内在住者向けに、開会式のD席5,500円を200枚程度、最大2名まで申し込めるという抽選販売を実施しました。申込期間は2026年8月24日10時から9月4日23時59分まで、当選通知は9月9日頃とされており、この枠はすでに受付を終えています。この市民枠には車いす席の設定がありませんでした。
組織委の2026年9月7日の発表では開会式の販売が好調とされています。残席の状況は変動するので、公式チケットサイトで直接確認するのが確実です。
| 席種 | 開会式(10月18日18:00) | 閉会式(10月24日18:00) |
|---|---|---|
| AA席 | 30,000円 | 20,000円 |
| A席 | 15,000円 | 10,000円 |
| B席 | 8,500円 | 5,500円 |
| C席 | 5,500円 | 3,500円 |
| 子供(15歳未満) | 3,000円 | 2,000円 |
| 障害者 | 5,200円 | 3,200円 |
| 車いす | 5,500円 | 3,500円 |
来場者情報の事前登録と本人確認、そして再入場不可
開閉会式で最も注意したいのが、来場者情報の事前登録です。公式には「開閉会式にご来場いただく際は、事前に来場者情報の登録が必要です。入場時には登録していただいた来場者情報に基づき本人確認を実施いたします」とされています。同行者の情報も登録の対象です。
入場時には顔写真付きの公的身分証(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、障害者手帳、学生証、在留カードなど)が必要になります。家族で行く場合、子供の身分証をどうするかを含めて事前に確認しておきましょう。登録を忘れたまま当日を迎えると、入場そのものが難しくなります。
もうひとつ、開会式・閉会式(瑞穂)とパラ射撃(愛知県総合射撃場)は再入場ができません。他の会場は、有効なチケットと退場時に渡されるリストバンドがあれば再入場できますが、式典会場では一度出たら戻れないという前提で、飲み物や上着、常備薬などの準備をしてから入場してください。また、式典時は競技時と入場ゲートの場所が異なるうえ、入場規制も行われます。
無料で楽しめる企画と観戦前の準備|聖火・ファンゾーン・バリアフリー
聖火は10月15日から3日連続で名古屋市内の公園をめぐる
チケットがなくても大会の空気に触れられるのが聖火まわりの企画です。採火式は2026年10月6日(火)から10月14日(水)にかけて、名古屋市16区を含む31市町村がそれぞれ独自の方法で行います。続く10月12日(月)から14日(水)には、名古屋市・岡崎市・一宮市・知立市の4自治体で聖火の展示が予定されています。
聖火リレーは10月10日(土)から10月17日(土)まで。岡崎市・刈谷市・豊田市・犬山市・知立市・東浦町で10月10日から14日にかけて実施され、名古屋市内は10月15日(木)に鶴舞公園、10月16日(金)に白川公園、10月17日(土)に名城公園という3日連続の日程です。いずれも名古屋の中心部にある公園なので、仕事や買い物のついでに立ち寄れる場所です。
各日の時間は執筆時点で公式ページに掲載されていません。また聖火ランナーの募集は2026年2月2日で締め切られています。聖火リレーや開閉会式の日は一時的な交通規制が行われ、自動車の利用自粛が呼びかけられています。
ONE HEART WORLDは久屋大通公園で入場無料
大会公式のセレブレーション・ファンゾーンが「ONE HEART WORLD」です。会場は久屋大通公園(Hisaya-odori Park ZONE4[ミズベヒロバ])、実施期間は2026年10月23日(金)から10月25日(日)までの計3日間(仮)で、時間は午前11時から午後8時。入場無料で、アスリートセレブレーションや競技体験エリアなどが予定されています。観覧エリアでは手荷物検査があり、入場制限が設けられる場合もあります。
ここで混同しやすいのが「ONE ASIA WORLD」との違いです。久屋大通公園・オアシス21・サカエヒロバスで展開されるONE ASIA WORLDと、オアシス21のライブサイト(パブリックビューイング)はアジア競技大会向けの企画で、会期は9月19日から10月4日まで。アジアパラ競技大会の期間中にオアシス21でパブリックビューイングが行われるかは、執筆時点で公式発表がありません。
このほか、名古屋市総合体育館に隣接するスポーツ振興会館では、両大会の企画展示とボッチャなどの体験コーナーが入場無料で実施されます。笠寺で競技を見る日に組み合わせやすい立ち寄り先です。なお、名古屋港ガーデンふ頭ふじの広場で10月15日から17日に行われる選手団歓迎式典は一般観覧ができません。
観客用駐車場は「ない」が基本|バリアフリーの調べ方
名古屋市内のアジアパラ会場について、愛知県の案内には「会場には観客用の駐車場・駐輪場はございません」と明記されています。組織委も「ご来場の際は、公共交通機関の利用を基本としてご案内しています」という方針です。メイン会場の瑞穂周辺については「周辺はすべて駐車禁止で、警察の違法駐車の取り締まりが厳しい地域」とまで書かれています。
これが失敗パターンにつながります。「近くのコインパーキングに停めればいい」「商業施設の駐車場を使おう」と考えて向かい、満車や取り締まりで動けなくなるケースです。公式の案内でも、周辺の生活道路への進入を控えること、近隣商業施設の駐車場の無断利用や路上駐車をしないことが明記されています。地下鉄とJRを組み合わせて向かう前提で計画してください。
移動に配慮が必要な方向けには支援があります。名古屋市東山公園テニスセンターでは、八事日赤駅から徒歩での来場に不安のある方(障害のある方やご高齢の方など)を対象に無料シャトルバスが運行され、さらにユニバーサルデザインタクシー等を使った予約制の「アクセシブルシャトル」が無料で利用できます。市外の一宮・豊橋・岡崎・刈谷・射撃場・スカイホール豊田でも、無料シャトルまたはアクセシブルシャトルが用意されています。
地下鉄は2026年9月3日からクレジットカードのタッチ決済でそのまま改札を通れるようになっています。切符やマナカを持たずに移動する方法は次の記事にまとめています。

持ち物・再入場・会場Wi-Fi、当日までに確認しておきたいこと
観戦当日に効いてくる細かいルールも押さえておきましょう。再入場は、開会式・閉会式とパラ射撃を除き、有効なチケットと退場時に渡されるリストバンドがあれば可能です。逆に言えば、リストバンドを受け取らずに出てしまうと戻れません。
会場のWi-Fiにも注意が必要です。競技用の無線機器に影響しないよう、一部会場では施設のフリーWi-Fiが大会期間中に停止・制限される場合があります。電子チケットを画面表示で使う予定の方は、会場に着いてから読み込もうとせず、事前にPDFを保存するか印刷しておくと安心です。
バリアフリー情報については、名古屋市が会場最寄り駅から市内競技会場までのアクセスルート周辺の情報を「バリアフリー&おもてなしマップ」としてPDFで会場別に公開しています。読み上げに対応した版も別ページに用意されています。地下鉄については、名古屋市交通局が各駅の駅構内図でエレベーター経由のバリアフリールートを案内しているので、乗り換え駅の構内図を事前に見ておくとスムーズです。
テレビ放送や配信については、執筆時点でアジアパラ競技大会の国内放送事業者の発表が確認できていません。第20回アジア競技大会については2025年12月5日に株式会社TBSテレビが国内放送事業者として決定したと発表されていますが、アジアパラ競技大会は別扱いで、公式に同社の放送が告知されているわけではありません。放送・配信は公式発表を待つ形になります。
最新の情報は以下の公式サイトでご確認ください。
・第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)公式サイト
・大会公式チケット販売サイト
・日本パラリンピック委員会(JPC)大会特設ページ
・愛知県|アジアパラ競技大会 会場へのアクセス
・名古屋市|アジア・アジアパラ競技大会ポータル
・聖火リレー公式ページ
名古屋市内のアジアパラ会場に観客用の駐車場・駐輪場はありません。車での来場は避け、地下鉄・JR・あおなみ線を使うルートで計画してください。移動に不安がある方は、会場ごとに用意された無料シャトルバスやアクセシブルシャトル(予約制)の案内を事前に確認しましょう。
まとめ|名古屋で日本初のアジアパラ競技大会を楽しむために
第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)は、アジアパラ競技大会としては日本で初めての開催です。18競技502種目に44〜45の国と地域から約2,700名の選手が集まり、その多くが名古屋市内の10会場で競い合います。日本代表選手団は2026年8月21日時点で選手267名を含む計428名の規模となり、団長には三阪洋行さん、副団長には谷本歩実さんと滝澤幸孝さんが就任。結団式は9月29日にロイヤルパークホテルで13:30〜14:30に行われ、記者会見が14:45〜15:20に予定されています。旗手はこの記者会見で発表される見込みです。まずは公式チケットサイトで「見たい競技」と「行ける日」の2軸からセッションを探し、応援IDを登録するところから始めてみてください。地下鉄一本で世界レベルのパラスポーツに会える機会は、名古屋で暮らす人にとってそう多くありません。
※本記事の内容は2026年9月13日時点の公式発表に基づいています。競技スケジュール・チケットの販売状況・イベントの日程は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
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